【2021年最新版】【WordPress】予約システム構築に使えるおすすめのプラグイン7選を徹底紹介|簡単に埋め込める既成フォーム、スクール向けなども
知る・学ぶ


INDEX
- 1 WordPressとは
- 2 プラグインとは
- 3 WordPressで予約システムを構築するメリット
- 4 WordPressで予約システムを構築する注意点やデメリット
- 5 WordPressプラグインとGoogleカレンダーの比較
- 6 予約システム向けWordPressプラグインの選び方
- 7 簡単設置のおすすめWordPressプラグイン7選! 予約システム構築に最適
- 7.1 日単位と時間単位の両方に対応「Pinpoint Booking System」
- 7.2 直感的な操作で簡単に設置できる「Booking Package」
- 7.3 予約と同時にスタッフの管理もできる「WordPress Appointment Booking and Online Scheduling Plugin by Appointy」
- 7.4 フォーム検証など悪質なユーザー防止に有効な機能が充実「Appointment Hour Booking」
- 7.5 予約カレンダー表示や自動メールもついた「MTS Simple Booking」
- 7.6 イベント予約ならこれ! 複数のイベント予約にも対応できる「Events Manager」
- 7.7 塾や学校などのスクール、レッスン予約向けの「Online Lesson Booking」
- 8 自社サービスに合ったWordPressプラグインの予約システムを構築しよう
宿泊施設や飲食店・イベント運営企業などで、ユーザーがオンライン予約を簡単にできる仕組みが予約システムです。自社サイトをWordPressで作成している場合、既成の“プラグイン”を使って予約システムを埋め込むことができます。これから予約システムを構築したい人のために、目的別のプラグインの選び方やおすすめのプラグインを紹介します。自社の商品やサービスに合った予約システム構築にぜひ役立ててください。
目次
- 1 WordPressとは
- 2 プラグインとは
- 3 WordPressで予約システムを構築するメリット
- 4 WordPressで予約システムを構築する注意点やデメリット
- 5 WordPressプラグインとGoogleカレンダーの比較
- 6 予約システム向けWordPressプラグインの選び方
- 7 簡単設置のおすすめWordPressプラグイン7選! 予約システム構築に最適
- 7.1 日単位と時間単位の両方に対応「Pinpoint Booking System」
- 7.2 直感的な操作で簡単に設置できる「Booking Package」
- 7.3 予約と同時にスタッフの管理もできる「WordPress Appointment Booking and Online Scheduling Plugin by Appointy」
- 7.4 フォーム検証など悪質なユーザー防止に有効な機能が充実「Appointment Hour Booking」
- 7.5 予約カレンダー表示や自動メールもついた「MTS Simple Booking」
- 7.6 イベント予約ならこれ! 複数のイベント予約にも対応できる「Events Manager」
- 7.7 塾や学校などのスクール、レッスン予約向けの「Online Lesson Booking」
- 8 自社サービスに合ったWordPressプラグインの予約システムを構築しよう
WordPressとは
プラグインとは
WordPressにも多種多様なプラグインが提供されていて、WordPressで制作したサイトに「予約システム」を埋め込むことができるプラグインもあります。
WordPressで予約システムを構築するメリット
WordPressで予約システムを構築することで、多くのメリットが得られます。WordPressで予約システムを構築するメリットを解説します。
設置が簡単にできる
自社サイトをWordPressで構築している場合、プラグインは管理画面からダウンロード、インストールするだけで簡単に設置可能です。複雑な操作や用意も必要なく設置できるため、いろいろな予約システムのプラグインを試してみたいときにも向いています。業態やサービス内容に応じて、予約システムのプラグインを変更したいときにも簡単です。
無料で利用できるものもある
WordPressプラグインには、有料のものもあれば無料のものもあります。無料のものを選べば、初期の開発、設置や運用コストがかからずに予約システムを構築できるのも魅力です。ただし、無料のプラグインには一部カスタマイズ不可などの利用規約が設けられているものもあるので、利用前に確認しておきましょう。
顧客管理に必要な情報を取得できる
WordPressプラグインを使って予約システムを構築すると、顧客管理をデータでできるようになります。予約を電話で受け付けしている場合は口頭で情報を得るため、顧客情報のデータ化のためには、あらためて情報を入力し直さなければいけません。WordPressプラグインは、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど顧客が入力した情報をデータとして管理できます。
顧客満足度の向上につながる
WordPressプラグインを使うことで、webサイトを通じて24時間予約が可能になります。顧客が都合のよい時間や予定に合わせた予約ができるようになるのも、WordPressプラグインの予約システムのメリットです。また取得した顧客情報を分析すれば、よく利用する時間帯や曜日などが把握できます。割引キャンペーンの設定などの、新規予約増や集客のためのマーケティングにも活用できます。
WordPressで予約システムを構築する注意点やデメリット
WordPressプラグインを利用すると、さまざまな予約システムの構築ができます。一方、WordPressプラグインで予約システムを構築する場合にはデメリットもあるため注意が必要です。導入前に知っておきたい注意点やデメリットを解説します。
WordPressやプラグインの知識が必要
WordPressで予約システムを構築するには、当然WordPressを問題なく使うことができるスキルが必要です。自社サイトをWordPressで構築しているなどWordPressを取り扱った経験がないと、予約システムを構築するのは難しいでしょう。WordPressやプラグインの使い方、埋め込み方法、構築方法などが分からない場合は一から勉強しなければいけません。
WordPressやプラグインを使い慣れていない場合、すぐに予約システムを構築、導入したいときなどには向いていません。
人的なリソースが必要になる
WordPressで予約システムを構築する場合、予約システムとして使うプラグインの選定が必要です。プラグインによって特徴、テンプレートデザイン、カスタムの幅などが異なります。自社の業務内容やサービス、用途に応じたプラグインを比較して、選定しなければいけません。
プラグインを選定した後は、WordPressで実際に予約システムを構築する作業に入ります。さらにWordPressで予約システムを構築、導入した後にも予約システムを正常かつ適切に運用していくためのメンテナンスが必要です。プラグインの選定から構築、そしてメンテナンスのためには人的なリソースが必要になります。
予約方法が複数あるとダブルブッキングの可能性がある
電話予約やメール予約など、ほかの予約方法を取り入れている場合にWordPressプラグインの予約システムを導入した場合、ダブルブッキングが発生する可能性があります。予約方法が複数ある場合には、ひとつの予約方法に絞るのがダブルブッキングを防ぐ有効な対策方法です。
WordPressプラグインと併用するなら、顧客管理機能が付属しているクラウド型予約システムを取り入れるのも選択肢のひとつになります。予約を一括で管理できるため、ダブルブッキングを防げるだけでなく、より効率よく予約業務が進められるようになります。
WordPressプラグインとGoogleカレンダーの比較
予約システムを構築するには、WordPressプラグインほか、Googleカレンダーを使用する方法もあります。WordPressプラグインとGoogleカレンダーで予約システムを構築する場合を比較しました。
スクール予約などに便利なGoogleカレンダー
Googleカレンダーとは、無料で公開されているカレンダーツールです。個人の予定が管理できるツールとして個人的に利用している人も多いでしょう。個人のスケジュール管理はもちろん、Googleカレンダーは予約システムとしても利用できます。
あらかじめ日付ごとの項目を書き込んだGoogleカレンダーは、公開スケジュールなら第三者に公開可能です。さらに、Googleカレンダーは自社サイトへの埋め込みが簡単にできます。サイトのトップページなどに埋め込めば、予定と日付が一目で分かる予約システムとして活用できるので、内容が日付ごとに決まっている、スクールや講習、イベント予約などに向いています。
Googleマップとも連携
Googleカレンダーのウィンドウ右側のサイドメニューには、Googleマップを表示できる機能が付属しています。Googleカレンダーを通じて予約をした場合、予約先の店舗や施設、スクールの場所の確認もできるので便利です。カレンダーの日付をクリックして予定登録のウィンドウを表示後、「場所を追加」に場所を入力すると、該当する店舗名や場所などが一覧として表示されるため、マップの場所検索も難しくありません。
手動作業があるためタイムラグが発生する場合がある
Googleカレンダーは、日付ごとの内容と空席状況が一目で確認できるのがメリットです。一方、予約を受け付ける側の手間が少しかかってしまうデメリットがあります。たとえば予約が入ったら、Googleカレンダーの空枠情報は手動で更新する必要があります。ブログやサイト、SNSなどほかに予約状況を公開しているフォームやシステムがある場合、こちらも合わせて手動で更新しなければいけません。
Googleカレンダーで予約を受け付けた場合も、予約をした顧客へ向けて予約完了のメールが自動で送信されるわけではありません。予約を受け付けた側が、あらためて予約確認のメールや電話連絡をする必要があります。そのため、予約の受け付けは24時間できても、顧客が予約を実際に確認できるまでにタイムラグが発生します。
アカウント登録が必要
Googleカレンダーを利用するには、予約する側もGoogleアカウントの登録およびログインをしてもらう必要があります。予約する店舗などの会員登録ではないものの、予約する側が顧客にアカウントの登録をすすめなければいけないのもデメリットと言えるでしょう。
▼Googleカレンダーとその他サービスの比較についてはこちらの記事もどうぞ
https://yoyakulab.net/knowhow/google-calendar-lesson/
予約システム向けWordPressプラグインの選び方
日をまたぐ予約なら「日単位の予約システム」
日単位で予約できるシステムは、レンタカーやホテル、Wi-Fiルーターの貸出など日をまたいで利用する商品やサービスの予約に向いています。カレンダー形式で満室や空室が一目で確認できて、任意の日付をクリックまたはタップすれば選べるものや、直接予約したい日付を入力するものなどがあります。
定められた時間の予約なら「時間単位の予約システム」
歯医者やネイルサロン、エステサロン、美容室や美容院、レストランをはじめとした飲食店、映画館など、予め定められた時間枠からお客様が利用する枠を指定して予約するようなサービスの場合、時間単位の予約システムを選びましょう。
スタッフのシフトと連動させることによって、予約時に時間帯だけではなく担当者を指定できるようなシステムを実現できるものもあります。
特定の日時に開催されるイベントの予約なら「イベント予約に特化したシステム」
コンサートや舞台、子供の長期休暇中の学習塾や講習、季節のイベントなど特定の日時や場所に実行・開催されるサービスにはイベント予約に特化したシステムが向いています。同じイベント内容で日時と開催場所が異なる場合にも有効です。オンライン決済と電子チケットを同時に導入しておけば、ユーザー側が予約から支払い、チケット発券までスムーズに進められます。
無料か有料か必要な機能で選ぶ
WordPressプラグインは無料で利用できるものと、有料のものがあります。無料のものはランニングコストがかからないことや、気軽に試せることがメリットです。一方、利用できる機能に制限があるものや、広告が入るものもあります。有料のものは豊富な機能が使える一方、ランニングコストがかかります。最初は無料版を使い、必要に応じて有料版に移行することも可能です。
初心者なら日本語に対応しているタイプを選ぶ
WordPressを使い慣れていない、プラグインをはじめてインストールする、など予約システムの構築に対して初心者の場合は、日本語に対応しているものを選びましょう。サポートなども日本語で受けられることがあるため、機能がうまく動かないなど万が一のトラブルがあった場合にも安心です。英語のみに対応しているものでも、操作がシンプルなタイプであれば導入しやすいでしょう。
カスタマイズ性が高ければ複数店舗の予約受付にも便利
予約ページのレイアウトやデザインを任意のものに変更できる、細かくカスタマイズ可能なWordPressプラグインもあります。オリジナリティのあるデザインにしたり、ユーザーに分かりやすいレイアウトにしたりすることが可能です。
ヘッダーデザインやバナー画像などを入れ替えれば、同じ商品やサービスを提供する複数店舗の予約システムの構築もかんたんにできます。カスタマイズ可能な場合は、操作性についても確認しておきましょう。
自社サービスの予約システムとして過不足がないか
最後に、自社サービスに必要な機能があるか、逆に無駄な機能がついていないかどうかを確認しましょう。基本的な予約受付のほか、決済方法、予約の変更やキャンセル、キャンセル待ちユーザーへの対応、外部サービスとの連携など、具体的な機能をチェックします。また、プラグインには利用規約が定められています。一部のものには商用利用などが禁止されている場合もありますので、マニュアルや説明をきちんと確認するようにしましょう。
簡単設置のおすすめWordPressプラグイン7選! 予約システム構築に最適
日単位と時間単位の両方に対応「Pinpoint Booking System」
日単位、時間単位の両方に対応しているため、宿泊やレンタルサービスの予約システムに向いているプラグインです。予約時利用料金以外に手数料などの提示、WooCommerceを利用したオンライン決済、空室やレンタル状況の確認、クーポンの利用設定もできます。
基本的な機能は無料で利用可能です。
▼チェックポイント
日本語対応:無し
料金:無料プランあり
Personal 年/1サイト/$70
Business 年/5サイト/$140
Developer 年/25サイト/$280
直感的な操作で簡単に設置できる「Booking Package」
日単位や時間単位での予約ができるプラグインです。操作は直感的で簡単、日本語に対応しているためWordPress初心者でもスムーズに予約システムを設置できます。予約時間は1分単位まで設定できるため、病院やマッサージなどの時間を指定しての予約のほか、会議室やセミナー、学校やレッスンの予約システムとしても構築可能です。
有料プランを導入すれば、訪問者のユーザー登録が可能になります。ユーザー登録すると次回利用時に個人情報入力が省略できるので、リピーターの多い予約にも向いています。ユーザー登録メンバーアカウントは、管理者がダッシュボードで管理できます。
▼チェックポイント
日本語対応:有り
料金:無料プランあり
Standard 初期費用 $4
月/$4
予約と同時にスタッフの管理もできる「WordPress Appointment Booking and Online Scheduling Plugin by Appointy」
お客様から多くの予約を受ければ、対応するためのスタッフのリソース確保やスケジューリングが必要になります。予約システムとして使えるだけでなく、スタッフ管理機能もついているのがこちらのプラグインです。
無料プランではスタッフ1人、予約数100までの対応となります。有料プランで管理できるスタッフ人数や予約数を拡張可能です。臨機応変にスタッフ人数を調整したいようなケースでも、予約状況に合わせた店舗のオペレーション管理を行うということが可能になります。
▼チェックポイント
日本語対応:無し
料金:無料プランあり
GROWTH 月/$19.99
PROFESSIONAL 月/$49.99
ENTERPRISE 月/$79.99
フォーム検証など悪質なユーザー防止に有効な機能が充実「Appointment Hour Booking」
カレンダー式でユーザー側が直感的な操作で予約できるプラグインです。フォームの検証機能やcaptcha(コンピュータと人間を区別するような仕組み)によるスパム投稿防止など、ダブルブッキング(二重予約)や悪質なユーザーによる投稿を極力防ぐための機能が搭載されています。メールによる予約の自動通知も可能です。
セキュリティに関する機能が充実している一方、設定する項目が多く日本語にも対応していないため、設置難易度はやや高くなっています。有料プランは、WooCommerceやPayPal、Stripeによるオンライン決済に対応するため、より利便性が上がります。
▼チェックポイント
日本語対応:無し
料金:無料プランあり
Professional 月/€5 .99
Developer 月/€ 11 .99
Platinum 月/€ 17 .99
予約カレンダー表示や自動メールもついた「MTS Simple Booking」
ショートコードを埋め込むことで、WordPressのページに予約カレンダーを表示できるプラグインです。カレンダー上で予約ができることに加えて、人数に達すると自動的に予約を締め切る機能も搭載されています。予約が完了すると、ユーザーへ自動メールを配信します。
予約に必要なシンプルな機能のみが搭載されています。予約上限の設定が可能なため、限定商品の販売など数に限りのある予約にも利用できます。有料プランでは問い合わせフォームの設置やユーザー登録機能の利用が可能です。
▼チェックポイント
日本語対応:有り
料金:無料プランあり
有償ダウンロード版は別途見積もり
イベント予約ならこれ! 複数のイベント予約にも対応できる「Events Manager」
特定の場所、日時に開催されるイベントや行事の予約に適した機能を搭載したプラグインです。複数の日時、空席数、締め切り時間など予約に関する設定もこまかくできるため、コンサート、セミナーなどの予約に向いています。
データのインポートやエクスポートも可能なため、イベント内容に応じて内容も簡単に変更できます。サポート対応は英語のみですが、管理画面は日本語に対応しています。有料プランではフォームのカスタマイズやオンライン決済など、よりイベント予約に便利な機能が利用できます。
▼チェックポイント
日本語対応:有り(管理画面のみ)
料金:無料プランあり
Events Manager Pro
1サイト/年/$75
5サイト/年/$150
塾や学校などのスクール、レッスン予約向けの「Online Lesson Booking」
レッスンや授業などにおいて、生徒が講師を予約するというシステムを構築するのに最適なプラグインです。講師やスケジュールの登録も簡単にでき、生徒側はコマ単位での予約ができます。予約が完了すると、生徒側、講師側両方に自動メールが送信されます。対面での授業やレッスンはもちろんのこと、オンラインのスクールやレッスンの予約システムとしても利用できます。
有料プランでは予約上限の設定やオンライン決済も可能です。
▼チェックポイント
日本語対応:有り
料金:無料プランあり
有料プランは機能(モジュール)ごとに課金
自社サービスに合ったWordPressプラグインの予約システムを構築しよう
自社サイトやページをWordPressで作っている場合、プラグインを利用すればかんたんに予約システムを導入できます。各プラグインは予約の方法、設定する内容、機能などがそれぞれ異なります。自社サービスや利用するユーザーに合ったものを選ぶことが重要です。
数あるWordPressプラグインのなかには、機能が豊富な一方で設置が難しい、日本語に対応していないなど、初心者が予約システムを構築するには少々難しいものもあります。選ぶ際には、価格のほか設置の難易度なども確認しつつ、少し敷居が高いと感じたらクラウド型の予約システムサービスなど、よりかんたんな手段も検討してみましょう。