予約システムの作り方や仕組みの理解は無料で十分できる!

予約というメカニズムは2つの要素で決まる

予約台帳とペン

予約システムを必要とされる事業者さんには、そのニーズに様々な違いがあります。

しかし、いずれも共通しているのは、対象となる【リソース】を【時間】によって管理提供するということです。

例えば、対象となるサービスが、飲食店だとしましょう。

そうすると、【リソース】は 席・スタッフ・提供品 などになります。

一方、【時間】は 営業時間・開始時間・所要時間・終了時間 などとなり、これを予約システムで管理提供する場合、以下のような確保のしかたになります。

【リソース】:(店内座席数のうち) 2席・スタッフ1名・コースメニュー
【時間】:(営業時間内の)19時から21時までの120分間

予約のメカニズムがわかれば他の用途や業態でも置き換えられる

先述の【リソース】は、業態によって、会場・部屋・講師・トレーナー などにも置き換えられます。

また【時間】は、どの業態においても、ほぼ共通の要素ではありますが、開始時間・所要時間・終了時間を予約者である利用者(お客様)が指定する場合と、サービス提供者(事業者)が決める場合とがあります。

前者は「明日の◯◯時に予約したいんですけど…」というように、サービス利用者側が任意で希望する枠を提示して予約することになり、後者は、「明日の第二部のセミナーを受講したいんですけど…」というように、サービス提供者側によって定められた枠を利用者側が選択して予約するという具合です。

補足:更に、その予約をその場で受け付けられるか否か?で別れる!?

例えば、一口に予約といっても、仮予約・抽選予約・ネット予約・店頭予約・予約注文・予約取り置きなどなど、すぐに成立するものと、予約成立に確認を要するものがあり複雑です。

予約の対象を選択するという迷宮

予約までの道のりは長い問題?

先ほど予約の仕組みを理解する上で必要な【リソース】のお話しをしました。

では、問題です。

あなたのお店のサービスを利用するのに、利用者は何を選択&指定する必要があるでしょうか?

実は、この答えは、予約する対象を利用者(予約者)がどれだけ知っているか?認知されているか?によって異なります。

これも具体的に例えると、店舗を複数展開するようなチェーン店であれば、どの店舗を利用したいのかを予約者側に指定してもらう必要がありますが、1店舗しかないのであれば、店舗選択の項目を用意する必要はありません。

ということで、利用者が選択・指定すべき項目としては以下のようなものが挙げられます。

【対象となる場所(分類)】※
【場所(店名など)】
【対象となるサービス(分類)】※
【サービス名称】
【サービス利用種別(分類)】※
【サービス利用者】
【開始時間(分類)】※
【開始時間】

しかし、店舗の複数展開がない場合などは、対象となる場所といった項目は必要ないため、もっとシンプルにできるということになります。

予約までの道のりは長い問題?(解説)

上記の利用者が選択・指定する項目において、※印の「分類」というのは、具体的に例えると以下のようなものになります。

【対象となる場所(分類)】関東エリア ※
【場所(店名など)】六本木店
【対象となるサービス(分類)】ディナープラン※
【サービス名称】コースA(120分)
【サービス利用種別(分類)】団体(複数人)※
【サービス利用者】2人
【開始時間(分類)】ディナータイム※
【開始時間】19:00

補足ですが、本来は

【所要時間(分類)】コース利用※
【所要時間】120分

といった項目も必要となりますが、この例ではサービスを選択することで、同時に所要時間を選択しているので割愛しています。

要するに「予約の対象を選択する仕組み」を作ることは、確認すべき項目が多数あり、ある意味【迷宮】のようなものだといえるのかもしれません。

予約サイトのキャプチャ画面

仕組みを理解していなくても予約はシステム化できる

長々と解説した予約の仕組みですが、自社に合った仕組みだけ実現できればいいのですから、複雑な予約システムを作る必要はありません。

では、自社に合った予約の仕組みや予約システムをどう決めれば良いのでしょうか?

世の中には、無料の予約システムもありますが、予約ラボがおすすめしたいのは「まず、自社に合った予約の仕組みが実現できるかを試す」ということです。

予算をかけることが難しい場合は、無料のシステムや無料のツールなどを利用することになりますが、できるだけ理想的な予約管理の仕組みを作りたい場合には「イメージに合うか」を試してみることです。

ということで以下に、予約システムを検討するにあたって仕組みを理解するため、無料のツールやページをいくつかご紹介しておきます。

興味を持たれた方は、ぜひお試しください。

予約システム構築シミュレーション

予約システム構築シミュレーションのキャプチャ

オンラインで予約を受け付けるためのネット予約画面を無料でシミュレーションできます。
自社のサービスに予約システムを導入する際、どのような準備や設定をすれば実際の予約受付画面が出来上がるのかを体験できます。
かんたん2ステップで、あなたにおすすめの予約受付画面を作成できます。

予約システム構築シミュレーション
無料で試してみる

予約台帳・予約表作成ツール

予約台帳作成画面のキャプチャ

出典:紙の予約台帳・予約表作成ツールをつくってみた!ご利用は無料です。 予約ラボ

「エクセルでつくるのは、印刷の範囲を指定したり、セルの大きさを調整するのも大変だ。」「そもそも予約管理する上で考えなくてはいけないことは何?」という課題に対して、予約ラボでは、予約受け表を無料で作成できます。

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※予約ラボとは、リザーブリンクが運営する日本で唯一の予約研究機関です。

ネット予約で売上を上げるために知っておきたい、予約のマーケティング効果と5つの活用事例

予約ラボでは予約システム「ChoiceRESERVE」の5つの活用事例をもとに、予約のマーケティング効果と予約のパターン分類、予約システムの選び方をご紹介しています。

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まとめ

予約システムは、「予約業務を効率化したい」「予約機会の損失を防ぎたい」など、予約管理にまつわる課題の解決に役立つシステムです。

サービス内容や利用目的に応じた多彩なシステムが提供されており、さまざまな業界・業種で導入されています。

以下の記事に予約システムに関する機能や、メリット・デメリットをご紹介していますので、ぜひご参考ください。

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