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スマートホテルとは?メリットや導入事例、トラベルテックなどを紹介

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2020.05.11 2022.12.22
スマートホテルとは?
予約ラボ編集部

予約一筋15年のリザーブリンクが運営する『予約ラボ』の編集部です。注目のサービスや、予約から始まるサービス体験、予約管理にまつわるビジネスノウハウまで、「予約」に関するあらゆる情報をお届けします!共同研究のご相談や、予約ラボに関わってみたい!という方、お気軽にお問合せください。

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  • スマートホテルってどんなホテル?
  • スマートホテルのメリットは?
  • 既存のホテルを「スマートホテル化」することはできるのか?

本記事はこのような方のための記事です。
現在、最新IT技術によって、モノやサービスをより便利にすることが可能となりました。
ホテル経営においては最新IT技術により、どのように変化する可能性があるのでしょうか。
本記事では「IT化したホテル=スマートホテル」について、メリットや事例、サービスについて解説します。

スマートホテルとは

「スマートホテル」は造語で「スマート+ホテル」、つまり「スマート化されたホテル」です。「スマート化」とは、「情報処理技術を組み込んでいる」という意味です。

たとえば「スマートフォン」は通話機能にプラスして、ネット検索やメール受信もできる電話のこと。「スマート家電」といえば「ルンバ」のようなロボット掃除機や、スマートフォンを使って外から家じゅうの家電の電源をオンオフできるような仕組みもあります。

このようにIT技術を使って便利にしていくのが「スマート化」といえます。

同様に「スマートホテル」もIT技術を駆使し、

  • チェックイン、チェックアウトの自動化
  • スマートフォンのルームキー化
  • AI機能を取り入れたコンシェルジュサービス

など、サービスの提供をしています。

スマートホテルのメリット

「ホテルのスマート化」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは大きく3つのメリットについて解説します。

メリット1. コスト削減と人材不足解消

ホテル経営において、必要不可欠であり占める割合も大きい人件費。ホテルのスマート化により人件費を減らすことが可能です。

たとえばチェックイン・チェックアウト時に、ルームキーの授受や清算をお客様ご自身のスマートフォンでできれば、チェックイン・チェックアウト時フロントでお客様の対応するスタッフを減らせます。

またコンシェルジュサービスも多言語対応するとなれば、マルチリンガルのスタッフの配置、または言語ごとのスタッフの配置が必要となります。それを多言語対応のデバイスを用意することでカバーできるのではないでしょうか。

そして少ない人数で運営できれば、ホテル業界の課題である人材不足の解消、さらには人材募集コストの削減にもつながります。

メリット2. エコロジカルなホテル運営

「ホテルのスマート化」の大きな可能性の1つがホテル経営を「数字で可視化できる」こと。その結果、経営のムダを省き、環境にも優しい経営が可能になります。

たとえば照明や空調のデータを集めることで課題の洗いだしをしたり、不必要な照明を一括で消したりすることができるのです。

メリット3. データ収集によるお客様それぞれに合わせたサービスの提供

スマート化により収集できたデータがお客様それぞれに合わせたサービスの提供にもつながります。「お客様がホテル滞在時にどのような検索をしたか」を分析することで、これからくるお客様の属性に合わせて、観光施設の情報の提供等変えられるのです。

たとえばアメリカ人の20代の個人客向け、日本人のファミリー向け、など、属性によって提供するサービスを変え、お客様の満足度向上につなげられます。

またお客様の行動分析により、ホテル独自のサービスも作るチャンスをあるのではないでしょうか。

スマートホテルの導入事例

ここでは「スマートホテル」として特徴のある4つのホテルをあげています。

事例1. MUSUBI HOTEL(ムスビホテル)

MUSUBI HOTEL(ムスビホテル)MUSUBI HOTELは株式会社TABICTが運営する「スマートホテル」です。株式会社TABICTが提供しているサービス「TRIP PHONE(旅行者向けIoTデバイス)」「bnb kit」などにより、利用者の利便性を大幅に向上させます。多言語対応のデバイスを全客室に完備し、施設情報だけでなく、京都観光に必要な情報を提供します。

「訪れた人たちと、京都の文化を結ぶ」をコンセプトに、近隣の大学や地元のアーティストのコラボイベントなどを通じ、宿泊者は地域の文化を体験できます。

【参考】MUSUBI HOTEL

事例2. &AND HOSTEL

&AND HOSTELは、福岡、なんば、浅草など全国10か所(2020年4月現在)で運営されている「スマートホステル」です。宿泊者同士の出会いや集いも楽しめる「世界とつながるスマートホステル」がコンセプトに近未来な宿泊体験ができます。鍵をあける、照明をつける、エアコンをつける、などのさまざまなサービスを1つのアプリで管理が可能。

宿泊者は、チェックイン時に専用のスマートフォンを渡され、快適なホステルステイを楽しめます。

【参考】&AND HOSTEL

事例3. シンクレアホテル

シンクレアホテルシンクレアホテル(THE SINCLAIR, AUTOGRAPH COLLECTION)はアメリカテキサス州にあるマリオット系列のホテルです。半導体メーカーのインテルとホテルが提携。インテルのもつ技術により、お客様の滞在をサポートします。

客室内のタッチパット、スマートミラーで室内の家電の調整、ルームサービスなどが提供されます。ホテルの従業員も施設内のどこからでも予約および物件管理ソフトウェアに接続可能。

さらにレストラン内のシンクに設置されたシステムにより、水温の調整や洗剤・消毒液の残量の確認などもできます。

【参考】インテル、シンクレアホテルと提携しIoT 技術を駆使した「完全デジタルスマートホテル」を手掛ける

事例4. 変なホテル

変なホテル「変なホテル」はHISホテルグループが運営するスマートホテルです。チェックイン時に恐竜ロボットがお出迎えしてくれることで話題になりました。

実は、変なホテルの「変」は「変わった」という意味ではなく、「変わり続けることを約束するホテル」の「変」なのだそうです。

見た目の面白さで話題になりますが、「お客様が快適に過ごすためにはどうしたらよいか」を考え、既成概念にとらわれず最先端のテクノロジーを採用しています。

【参考】変なホテル

スマートホテル化に役立つサービス5選

上記の事例は、はじめから「スマートホテル」のコンセプトをもって運営されているものです。

一方で、既存のホテルのサービスや設備の一部を「スマート化」することも進んでいます。そこで「ホテルのスマート化」に役立つサービスを5つご紹介します。

サービス1. スマートホテルキー(株式会社 エスキュービズム・テクノロジー)

スマートホテルキー(株式会社 エスキュービズム・テクノロジー)株式会社 エスキュービズム・テクノロジーが提供する「スマートホテルキー」は、お客様のスマートフォンをホテルのルームキーとして使うことのできるシステムです。

専用アプリを使用することにより、客室の開錠だけでなく、オンラインのチェックイン・チェックアウト、施設情報のインフォメーションも可能です。このアプリは多言語対応であるため、インバウンド需要に対応したサービスを効率よく提供できます。

ホテルにとってはフロント業務の人件費の削減やルームキーの発行コストの削減が可能。お客様にとってはチェックイン・チェックアウトで待たされない、等のメリットがあります。

【参考】株式会社エスキュービズム・テクノロジー

サービス2. スマートミラー(株式会社Sanko IB)

スマートミラー(株式会社Sanko IB)株式会社Sanko IBが提供する「スマートミラー」は、旅行時に必要な情報を表示したり、客室のさまざまな家電をコントロールできるIT化された鏡です。

時計やアラーム機能、天気などの現地情報の収集や、客室照明の調整やカーテンの開閉、フロントとのやり取り、などが「スマートミラー」のタッチパネルで可能。

お客様からすると客室に入ったときに「ベッドサイドの照明の電源はどこだろう」「施設設備の情報はどこに書かれているのだろう」というような些細なストレスがなくなることは、うれしいことではないでしょうか。

「スマートミラー」を見た目は鏡ですから客室のイメージを損なわず、「スマート」にサービスを提供できます。

【参考】 株式会社Sanko IB

サービス3. RemoteLOCK(株式会社構造計画研究所)

RemoteLOCK(株式会社構造計画研究所)RemoteLOCKは株式会社構造計画研究所が提供する「スマートロック」システムです。
「スマートホテルキー」との違いは、お客様が専用アプリの利用が不要であることです。

お客様に客室開錠のための暗証番号をお知らせし、お客様がドアについたテンキーを操作することで客室に入室可能。暗証番号は都度変更可能、クラウド上で遠隔地も複数拠点のドアの開閉を一括コントロールします。お客様の鍵の紛失防止にもつながります。

【参考】株式会社構造計画研究所

サービス4. tripla チャットボット(tripla株式会社)

tripla チャットボット(tripla株式会社)「tripla チャットボット」はtripla株式会社が提供する多言語対応チャットオペレーターシステムです。外国のお客様が日本のホテルを予約する際、ホームページであればGoogle翻訳等で情報を得ることは可能です。

しかしそれ以外の情報を得たいとき、質問を日本語でできないがために、お客様がホテル予約をあきらめるという機会ロスもあるのではないでしょうか。

「tripla チャットボット」はホテル側からのFAQと、日々追加されるお客様からのお問い合わせを学習し、AIが即時回答します。

【参考】tripla株式会社

サービス5. TABICT(株式会社TABICT 旧:株式会社TATERU bnb)

TABICT(株式会社TABICT 旧:株式会社TATERU bnb)最後にご紹介する「TABICT」は、「新しい旅を作る」をコンセプトにさまざまなサービスを提供しています。ホテルのスマート化については以下のサービスがあります。

bnb kit(スマートロックやチェックインタブレットなど、デバイスの提供)
bnb BOOK(予約管理から清掃確認まで行うクラウド型ホテル管理システム)
bnb CLEANING(ホテルの清掃依頼から完了報告までを一括管理するツール)
TRIP PHONE(コンシェルジュサービスを提供するデバイスの提供)

【参考】株式会社TABICT

【まとめ】スマートホテルとは

本記事のポイントは下記の通りです。

ホテルのスマート化によりコスト削減と人材不足の解消が可能
ホテル運営を可視化することによりムダを省き、環境に優しい経営が可能
スマート化による情報収集でお客様個別のサービスの提供が可能
既存のホテルもシステムを取り入れることでスマート化可能

今後の東京オリンピックの開催やインバウンド需要の回復により、ホテルのニーズはさらに高まっていくと思われます。その中で「ホテルのスマート化」はホテルの差別化の1つになりうるのではないでしょうか。

予約ラボ編集部

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