鈴廣 かまぼこの里にある「かまぼこ博物館」で「かまぼこ・ちくわ手づくり体験」を予約してみた!
体験
「予約」あるところに「予約ラボ研究員」あり!今回は「鈴廣かまぼこ」が運営する「かまぼこ博物館」にある「かまぼこ・ちくわ手づくり体験」を予約してみました!!休日は早くから予約で埋まるという人気の体験。日本の伝統食品でありながら、意外に知らない「かまぼこ」の世界を体験してきました~!
- 予約ラボ的おすすめポイント!
- 作って楽しい、食べてうれしい、かまぼこ・ちくわ手づくり体験で アツアツできたてちくわも実食!
伝統の職人技に目が離せない!かまぼこ職人って実は国家資格!!意外にしらないかまぼこアレコレ
まさに市場?!かまぼこはもちろん、干物・ビール・ジュースも揃うおみやげショップ「鈴なり市場」
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かまぼこの里とは
神奈川県風祭駅直結。「かまぼこ」を通じて、お買い物やお食事、歴史・伝統、見学・体験などを楽しめる「かまぼこの里」は、2015年に創業150年を迎える「鈴廣かまぼこ」が運営する施設。
お買い物やイートインができる「鈴なり市場」や体験型ミュージアム「かまぼこ博物館」、古民家を移築した4つのお食事処「千世倭楼」、小田原箱根の食材を楽しんでいただけるバイキングレストラン「えれんな ごっそ」など、様々な施設でかまぼこの魅力をゆっくりと楽しむことができます。
まずは予約してみよう!
サイトの予約画面では1ヶ月分の空き状況が一目で分かるから、本当に便利ですね~♪ん?1ヶ月前でも土日は結構、予約が埋まっているようです。土日や長期休暇の体験予約は1ヶ月以上前には予約した方がよさそうですね。また、水曜日は「ちくわ体験」なので、「かまぼこ・ちくわ体験」をされたい場合は、水曜日以外を予約すればいいんですね。お!「かまぼこ蒸し上がり時間」も記載されている!体験終了から、かまぼこの引き渡しまでは70分の時間があるんですね~。70分あれば、おみやげもゆっくり見ることができそう!
14:20
いよいよ当日!
いよいよ体験当日!今回は残念ながらお天気には恵まれず…、しか~し、そこは安心。なんと「鈴廣 かまぼこの里」はなんと駅直結!!改札から建物まで徒歩10秒ほど!車の場合も国道1号線沿い、箱根ICのすぐ近く。箱根方面への行き帰りに立ち寄るのにも便利ですね~♪(無料駐車場300台!)
駅直結の鈴なり市場を出て、1分ほど歩くと「かまぼこ博物館」に到着です。
まずは博物館内を見学、そもそもかまぼこって?
館内に入ると、磯の香りがしますねー!「かまぼこ博物館」は大きく「つくる」「見る」「遊ぶ」の3つに分けられ、手づくり体験や歴史、職人技の見学を通して、楽しみながらかまぼこについて知ることができます。
かまぼこが初めて文献に出てきたのは1115年の平安時代。↑これが、当時のかまぼこを再現したレプリカです。なんだかちくわみたいですね~。笑
かまぼこの始まりは、千年以上も昔!すりつぶした魚肉を鉾(ほこ)の先につけて焼いて食べていたものだそうです。また、その形が植物の蒲の穂に似ていたことから、蒲(がま)と鉾(ほこ)がくっついて「がまほこ」→「かまぼこ」になったそうです。なるほどー。
ちなみにかまぼこが文献に初めて出た1115にちなんで、11月15日は「かまぼこの日」なんですって。
かまぼこが小田原の名産なのはなぜ?
かまぼこづくりに大切なことは「魚」と「水」。魚は分かりますが、なぜ水?! それはかまぼこの原料である魚を丁寧に洗うことで、しなやかで弾力のあるおいしいかまぼこができるそうです。小田原は山に磨かれた地下水に恵まれているんでかまぼこ作りに最適なんですね!なるほど!さっきから「なるほど!」が止まらない…。
さて、かまぼこのメイン材料「お魚」。昔、小田原では相模湾から新鮮な魚が獲れていたことで、かまぼこ作りが盛んになったそうです。他にも仙台では「笹かまぼこ」、静岡では「黒はんぺん」など、地方によってかまぼこは名前や姿を変えて盛んに作られています。かまぼこって、海にかこまれた日本ならではの食材なんだな~と、実感しちゃいますよね。
かまぼこ職人は「国家資格」!!!
いよいよ職人さんの技を拝見…。と、ここで工場の前になにやら名札が…。えーーーー?!国家資格?!かまぼこづくりに国家資格が必要なの??!!全く知らなかったです。。。。
聞くとかまぼこづくりには「水産練り製品製造技能士」という国家資格が必要で、その階級も1級・2級と別れているそうです。なんと、かまぼこ作り職人として一人前にになるまでには20年かかるとのこと。 まさに、日本の伝統食品!!ここまで聞くと、目の前でかまぼこをつくる職人さんの手つきも全く違って見えてきてしまいます…。とはいえ、すり身を板にのせるぐらいは、簡単にできるんじゃないかな~?
14:50
ついに、かまぼこ・ちくわ手づくり体験!!果たして…
職人さんの技をバッチリ見学したところで、いよいよ手づくり体験!国家資格レベルの技を身につけるぞ!笑 さてさて、博物館の中にある、体験ブースに集合です。到着時に受付でもらったチケットに書かれた番号が自分の席になります。おお!平日なのに結構混んでます。これは予約しておいて、ホントに良かった~♪
エプロン装着~!机に並べられたセットは、かまぼこ板・竹(ちくわ用)・包丁・さかなのすり身。ちなみに包丁は刃がないかまぼこ専用包丁。さすが本格的!!
おっと、ここで職人さん、登場ーーーー!!どんなコツを教えてくれるんでしょうか?!
おもむろにすり身を乗せていく職人さん。
ものすごいスピードでかまぼこが出来ていくーーーーー!
ん?説明がないんですが、ひょっとして「目で見て技を盗め!」パターンですか?! 途中から、職人技に見とれるだけの予約ラボ研究員。これを見ただけでは作れる自信はありません!笑
半ば、かまぼこづくりをあきらめていると、ちゃんと職人さんの説明が始まりました。
あ、さっきのはデモンストレーションだったんですね^^; ほっと一安心。
いよいよ実戦!!まずは、すり身を3回ぐらい伸ばしながらこねます。なるほど、これで空気を抜くのか…。
結構、弾力があってむずかしい…。こねるだけで精いっぱい、空気のことなんて、考えられない…。
伸ばしたすり身を板にのせる…。文字にすればこんなにカンタンなのに、キレイな半円にするのは至難の業。
のせても、ならしても全く半円にならない!!それでも最後まで諦めずに完成!!
いや~見るのは簡単、やるのは大変とは、まさにこのこと!
職人さんの手さばきを間近に見た時点で、すでに自信喪失でしたが、なんとか「かまぼこらしき形」に収まりました^^; ちなみにこのかまぼこのサイズでお魚約5匹分です。できたかまぼこは、その場で蒸し器に入れてもらいます。あとはおいしく蒸し上がるのを祈るばかり。
かまぼこの次はちくわです。はがき大に広げたすり身を竹に巻きつけていくだけですが…。
一番始め、竹にすり身の端を付けるのが、実は至難の業(Part2)!!
良く見ておいてください…、のちに大きな差になります。
包丁を添えて巻いていきます…
くるくる
くるくる
出来た!
じゃーん!完成・・・出来栄えの差が激しい笑
いや~ちくわは難しい!!!初めに竹にすり身がちゃんとつかないと、こうなります…。
ちくわはこのサイズでお魚が約2~3匹分。焼き上がりが楽しみです!!!
ちなみに、この体験、子供にもとても人気らしく、春休み・夏休みはたくさんの子供たちが体験するそうです。
15:50
ちくわの焼き上がりまで「小さな美術館」を鑑賞
さて、ちくわが焼き上がるまで、2階のギャラリーへ…。かまぼこ板にもう一度命を吹き込むというコンセプトで開催される「かまぼこ板絵国際コンクール 小さな美術展」。かまぼこ板絵ギャラリーでは、かまぼこ板をキャンバス(2枚まで使用可)に自由な発想で作られた応募作品が展示されています。
かまぼこ板2枚という小さな世界に無限の創造性が!!!と、個人的には思ってしまうぐらい、同じかまぼこ板から作られたとは思えない、作品の数々。有名人の作品もたくさん展示されていて見応えあります!ちなみにこのコンクール、2年に一度開催されるそう。タイミング良く来月(2015年4月1日)から応募開始なので、今回作ったかまぼこの板で挑戦してみようかな♪
16:10
できたてアツアツのちくわを実食!!
ギャラリーを見ている間にちくわが焼き上がりました!見てください!ちくわになってます!
焼く前はかなり不安でしたが、ちゃんとちくわに見えます!
さて、いよいよちくわを実食!!・・・・・・うまーーーーーーーーい!!!
味はまさに焼き魚!!すり身と塩(と少量の砂糖とみりん)のみで出来たちくわって、こんなにおいしいのかーーーー!
焼き加減やすり身の厚みによって、変わる食感もまた特別!!竹にまかれたままのちくわを食べるって、今までにない体験だなー!
普段食べるちくわって、おでんや炒め物などメインではなかったり、冷蔵庫から出して調理するから冷たいイメージだったのですが…。やきたてのちくわは、アツアツぷりぷり、完全にメインとしていけます!
いや~これは、感激です!
16:20
かまぼこが蒸しあがるまでおみやげ探索
かまぼこが蒸しあがるまで、少し時間があるので、再びお隣の「鈴なり市場」へ。
見てください!めちゃくちゃ広い!!おみやげショップというより、確かに市場みたいな雰囲気です。ではでは、さっそくのぞいてみましょー。
やっぱりここは、かまぼこかなー?と、のぞいてみると…かまぼこ以外にもいろいろある!!
小田原で作った干物(これは納得)!それに…ジュースにビールにおはぎに、それに肥料?!
聞くと、小田原は気候的にフルーツづくりにも適しているそう。鈴廣ではかまぼこを作る際にでた魚の骨や皮を「魚肥」にして地元の農家に使用してもらい、フルーツ栽培もされているそうです。かまぼこ作りを通して、ここまでいろいろな「実り」ができるんですねー!
これだけあると、やっぱり聞きたくなるのは恒例、おみやげランキング!
おみやげ売れ筋ベスト3!
1位「板付きかまぼこ」
鈴廣の代名詞ともいえる板かまぼこ。職人さんの手作りから、オリジナルメッセージやイラストを焼印できるかまぼこなど、バリエーション豊かな品揃え!
2位「あげかま」
市場内では、かるくあぶってあるものを試食できちゃう「あげかま」。山海の風味を程よく加えた5種の揚げ物が10枚入った、人気のひと品です。
3位「焼きぼこ」
冷やしてもよし、あぶってもよしの「焼きぼこ」が個装されたこちらのセット。くし付き個装だから、旅のお供にもオススメです。
鈴廣のかまぼこは、どれも保存料・化学調味料無添加の「天然素材」。やっぱり不動の人気ですねー。
ほんの軽く眺めるつもりが、ついつい買い物が止まらない予約ラボ研究員。今回も本気で買い物しちゃいました。笑
16:40
利き「かまぼこ」に挑戦!!!
鈴なり市場の一角にある「かまぼこバー」。ここでは職人さん手作りの「超特選蒲鉾 古今(ここん)」や、素材厳選のかまぼこ等、3種類を500円で食べ比べができます。しかもドリンク付き!!かなりお得な感じです♪
ドリンクはビール、日本酒、足柄茶などを選べるんですね。なんと、ビールや日本酒はかまぼこに合うようにオリジナルで作られているそうです。
ここは迷わず日本酒を選択!早くもほろ酔いモード突入ーーーーー!笑
食べ比べてみると…、確かに違う!弾力や甘み、お魚感など、それぞれに個性があるのが分かります。
種類豊富な板かまぼこから、自分の好みに合う一品を見つけたい方にもオススメですね。
16:50
手づくりかまぼこにご対面~!
おっと!かまぼこバーでまったりしている間に、かまぼこが蒸し上がったようです。再びかまぼこ博物館へ戻り、ついに「手づくりかまぼこ」とご対面~!箱がまたかわいい(*^^*)
待ちきれず、その場で箱を開けてみると…。おおー!みごとに「かまぼこ」!!
早く家に帰って食べてみたい~~~!!!
と、いうわけで寄り道をしないで、お家へ直行。
食べた感想は………もう、かまぼこの概念が変わりました 笑
職人さんが作ったかまぼこのような弾力はさすがにありませんが、柔らかく素朴な味わい、味はまさに「お魚」!中にできた空気の穴が、また手作り感満載でイイ。(親ばか)
あっという間に完食(涙)。
ちくわでお魚3匹分、かまぼこでお魚5匹分、これだけのおいしい体験ができて1,620円なんて、本当にいいんですか?!「かまぼこ・ちくわ手づくり体験」、人気の理由が良くわかる体験になりました。お魚さん、本当にありがとうございます!!
GOAL
まとめ&取材ここだけのはなし
「かまぼこ」といえば、お正月に「おせち」で食べるだけだった予約ラボ研究員。
しかーし!!知れば知るほど奥の深い「かまぼこ」の世界。低脂肪・高タンパクのかまぼこを普段食べないなんて、ホントにもったいない!!!と、感じる体験になりました。
かまぼこは「すり身」であるがゆえ、お魚であることをついつい忘れがち。かまぼこ博物館であらためて「お魚の命をいただいているんだな~」と、あらためて実感。「鈴廣かまぼこ」の「食するとは、命をいただき、生命をうつしかえること」という言葉が、じんわりと染み込んできます。子供にも大人にも食育となる博物館でした。
ちなみに「かまぼこ博物館」がある「鈴廣 かまぼこの里」は、この他にも地場食材のバイキングが楽しめる「えれんなごっそ」や古民家で板前の技をたのしめる「千世倭楼」など、お食事処も併設されています。こちらもとても人気の施設なので、休日、訪れる際はご予約がオススメだそうですよ。
今回のおさらい
鈴廣 かまぼこの里
「鈴廣かまぼこ」が運営する「鈴廣 かまぼこの里」は、「見る」「食べる」「遊ぶ」を通して、かまぼこを楽しめます。かまぼこ博物館では、手づくりをコンセプトに、かまぼこの歴史や不思議、素材や栄養などを楽しみながら学べます。博物館内では、職人といっしょにかまぼこ・ちくわ作り体験ができます。
「かまぼこ・ちくわ手作り体験教室」情報
[時間]50分間
[料金]1,620円(博物館入館は無料)
[予約]要予約 インターネットもしくは電話
[場所]神奈川県小田原市風祭245
※水曜日のみちくわ手づくり体験になります。
※ちくわのお渡しは、体験時間終了後15分程度。
焼き上がり次第お渡しできますので、熱々をお召し上がりいただけます。
※かまぼこお渡し時刻は、体験終了後約70分以降です。
※4~11月の第一・第三月曜日は営業いたします。
周辺地図とアクセス
●公共の交通機関をご利用の方
JR東海道新幹線・小田急線「小田原駅」よりタクシー利用 所要時間 約10分
箱根登山鉄道 「風祭駅」 直結
箱根登山バス・伊豆箱根バス 「風祭停留所」下車すぐ
●車をご利用の方
[東京方面からお越しの場合]東名高速道路 厚木IC経由 箱根口IC降りてすぐ、国道1号線沿い
[箱根方面からお越しの場合]箱根新道から西湘バイパスと国道1号線との分岐の先
駐車場(無料) 大型バス30台、自家用車300台(無料)
EVステーション 電気自動車の充電ができます
予約について
ご希望の1日前(前日23:59)までにご予約お申し込みいただきますようお願いいたします。
尚、当日のご予約につきましてはインターネット予約でのご予約はできません。お電話にてご予約の確認をお願いいたします。
受付は館内の受付で料金をお支払いいただき、チケットをお渡しいたします。お支払は現金となります。
開始15分前になると集合のアナウンスがはじまります。
<当日について>
e-mailまたはお電話でお申し込みをされたお客様は、当日教室開始20分前には受付にお越しください。
御来店にてご予約のお客様は、その際に参加料を頂戴いたします。開始10分前には教室にお越しください。
<注意事項>
お作りになったかまぼこは、蒸して冷却し、出来上がるまで約70分程の時間を要します。
宅急便もお取扱いしておりますので、ご利用になられるお客様は受付の際、係の者にお申し付けください。
小学生未満のお子様は保護者同伴でご参加ください。(参加費は実際お作りになる方の分のみ)
かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室で使用するすり身には、「卵」「えび」の特定原材料を使用しています。詳細は、かまぼこ博物館受付にてご確認ください。
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