予約は予約でも「宇宙旅行」を「予約」した実在する日本人サラリーマン!
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サラリーマンとしては世界初!?宇宙旅行へカウントダウン
宇宙旅行。なんとロマンのある言葉でしょう!子供の頃に憧れた経験を持つ方も多いのではないでしょうか? 海外のニュースを調べてみると、「アメリカの大富豪・2100万ドルかけて宇宙旅行へ・・・」 「世界的なソプラノ歌手、2015年に宇宙へ・・」といった情報を見つけることができます。
21世紀を迎えてから10年以上の時が流れたとはいえ、庶民の我々には遠い遠い夢の様な話・・・・・かと思いきや、 なんと宇宙旅行を「予約」してしまった日本人サラリーマンがいることをご存知でしょうか?
彼の名前は稲波紀明さん。現在36才。資産家でも大富豪でもない、日本人のサラリーマンです。 稲波さんは、初の日本人民間宇宙旅行者として、ヴァージン・ギャラクティック社主催の宇宙旅行に参加を予定しています。
そもそも応募したきっかけは?
稲波さんが宇宙旅行に申し込んだのは2005年のこと。
たまたま目に入ったインターネットのニュースサイトに宇宙旅行者募集の記事を見つけ、すぐに応募。 募集されていた内容は「弾道飛行」と呼ばれる宇宙旅行のコースで、高度100キロの高さまで上昇、無重力状態を約5分間体験できるものだそうです。
ダメ元での応募でしたが、なんと抽選枠100名のうちの1人に見事に当選!
もちろん「選ばれた」とは言っても宇宙旅行の費用は自費。 気になるお値段は・・「1人20万ドル、日本円で約2000万円」だそうです・・・。
気軽に申し込むには、まだまだハードルが高いようですね。
身近になりつつある「宇宙旅行」
「宇宙は誰にでも当たり前に行ける場所になるー」
堀江貴文:TEDxSapporo – astropreneur.jp
2013年のカンファレンスイベント「TEDxSapporo」で、そう語ったのは元ライブドアCEOの堀江貴文氏。宇宙旅行事業に意欲的な堀江氏は、ロケット打ち上げをローコストで実現するためのアイデア、 宇宙旅行に対する情熱的な思いをカンファレンスで語りました。
また、アメリカの新興企業「ワールド・ビュー」社は、「気球で行く宇宙旅行」を2016年から開始すると発表しています。
「宇宙旅行」という言葉が身近になりつつあることを実感できますね。
高額な旅行を「予約」することの「価値」とは?
とはいえ、まだまだ高額な宇宙旅行。 そんな大金を注ぎ込んでまでして行く価値があるのだろうか?などと、超庶民派の私は感じてしまいます。
そんな愚問に諭すように、冒頭にご紹介した稲波さんは、とあるインタビューでこう語ります。
「宇宙旅行は、私にとって単に25分間宇宙に行くことではありません。旅立つまでの4年間を通して世界中の人々と交流ができ、 普段の生活では絶対に出会えない人たちとの人脈ができていく。そうして、自分の世界が広がっていくことに価値があると考えます」
ただ旅行を体験することに価値があるのではなく、そこから始まる新しい未来の創造にこそ、「予約」の本当の価値があるのかもしれません。