2021/04/16

オンライン相談に必須の相談ツール、Google MeetとZoomを比較

これまでは、小売店などには予約することなく店舗に立ち寄り、そのまま店員の接客を受けたり商品を購入したりするのは一般的なことでした。しかし新型コロナウイルスの流行により、お店にフラッと立ち寄って接客を受け、買い物をする機会は激減しています。

その反対に、オンラインで店員に相談したり、接客を受けたりといった機会が増えました。そして多くの場合、オンライン接客を受ける際には予約が必須です。また、オンライン接客を行うためのツールが必要となります。

今回は、オンライン接客に必要なツールの代表的な存在である、Google MeetとZoomを取り上げます。それぞれの特徴やメリット、できること・できないことなどを比較し、それぞれをどんな時に使うとよいのかなどを探ります。

Google Meetの特徴

Google Meetは、Zoomとは対照的にGoogleが提供する数多くのサービスの1つという位置付けです。こちらのサービスはGoogleアカウントを持っていればすぐに利用できます。

シンプルで使いやすいサービスでありながら、Gmailの画面から会議を新規作成・参加できる、Jamボードやキャストなど会議を行う際に便利な機能が付属しているなど、Googleならではの多彩な機能や利便性を体験できるサービスです。

Zoomの特徴

Zoomビデオコミュニケーションズが提供するZoomは、オンラインでのコミュニケーションに特化したサービスです。単にビデオや音声で通話ができるだけでなく、アカウントを持っていなくても利用できる、100人までの同時接続や画面の共有が可能、アンケートやブレークなどの便利な機能が利用できるなどの特徴があります。

使いやすいインターフェースや、オンライン会議や接客などの用途に特化したシンプルなサービスであることから、日本でも2010年代後半から徐々に知名度を高めていました。そして、2020年以降の新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインでの会議や接客のニーズが急速に高まるのに伴って急速に普及し、オンラインコミュニケーションの代表的なサービスとしての地位を確立しました。

ここでは、ZoomとGoogle Meetそれぞれでできること・できないこと、オンライン接客にあると嬉しい機能の有無などをを以下の表にまとめ、比較します。

Google Meet Zoom
専用アプリの必要性 ブラウザで利用可能 専用アプリが必要
アカウント作成の必要性 主催者:Googleアカウントが必要
参加者:不要
主催者:Zoomアカウントが必要
参加者:不要
有料プラン Googleアカウント:無料
有料プラン(Google Workspace)
Business Starter:680円
Business Standard:1,360円
Business Plus:2,040円
Enterprise:要問い合わせ
(すべて月額、1ユーザー当たり)
基本は無料
有料プラン
プロ:20,100円
ビジネス:26,900円
ZOOM UNITED ビジネス:47,040円(すべて年額、1ライセンスあたり)
同時接続可能人数 Googleアカウント:100人
有料プラン(Google Workspace)
Business Starter:100人
Business Standard:150人
Business Plus:250人
Enterprise:250人
無料版:100人
プロ:100人
ビジネス:300人
ZOOM UNITED ビジネス:500人
レコーディング Googleアカウント:不可
有料プラン(Google Workspace)
Business Starter:不可
Business Standard:可能
Business Plus:可能
Enterprise:可能
(Googleドライブに保存できる)
無料:ローカルに保存可能
有料:ローカルまたはクラウドに保存可能
接続時間 Googleアカウント:60分
有料プラン(Google Workspace)
Business Starter:24時間
Business Standard:24時間
Business Plus:24時間
Enterprise:24時間
無料:40分
有料:24時間
画面共有 可能 可能
スマートフォンでの利用 可能(専用アプリが必要) 可能(専用アプリが必要)
参加者とのテキストコミュニケーション Googleアカウント:チャットが可能
有料プラン:すべてのプランでチャット、Q&A、アンケートが可能
無料:テキストチャット、反応機能が利用可能
有料:テキストチャット、反応、Q&A、投票が可能
ブレークアウト(参加者を複数のグループに分ける)機能 Googleアカウント:不可
有料プラン:すべてのプランで利用可能
無料:可能
有料:可能
その他の機能 ・Jamボード(※1)
・バーチャル背景(※2)
・Chromecastと連携可能
・Snap Cameraと連携可能
・バーチャル背景(※2)
・ビデオフィルタ
・Snap Cameraと連携可能

(※1)Jamボードはオンラインでホワイトボードを共有できる機能です。手書きで文字を書き込む以外にも、付箋の挿入やテキストボックスによるテキスト入力、画像の挿入などを複数アカウントが参加した上で行えます。Google Meetで通話を行いながらブレーンストーミングを行う、複数人のメンバーとドキュメント作成をするなどのシチュエーションに最適です。画面をpng形式でダウンロードし、保存することもできます。

(※2)バーチャル背景は単に背景を自分好みに変えられるだけでなく、企業や店舗のロゴを入れた背景を利用してブランディングを図るといったことにも利用できます。

Google Meet・Zoomでオンライン接客の予定を作成する手順

ここでは、オンライン接客を行う状況を想定して、ZoomとGoogle Meetでミーティング(接客)の予定を作成する手順を解説します。

Google Meetの場合

店舗側のアクション

予約を受けた後、店舗の担当者がが画面からミーティングを作成します。Google Meetのミーティングは、Gmailの画面もしくはGoogleカレンダーから作成できます。

Gmailの画面から作成する場合には、Gmailの左カラムにある「会議を新規作成する」をクリックします。表示されていない場合はGoogle Meetの機能が表示されない設定になっている可能性がありますので、Gmailの設定を確認してください。

「作成した会議のリンクを共有」のポップアップが出現し、固有のURLが作成されます。「招待状を送信」をクリックすると、リンクをコピーあるいはメールの送信ができますので、メールやメッセージアプリなどでお客様に会議のURLを共有します。

Googleカレンダーの画面から作成する場合には、予定作成画面の中に「Google Meetのビデオ会議を追加」というボタンがありますので、こちらをクリックするとGoogle Meetが作成されます。

Google MeetのURLが作成されました。「会議情報をコピー」のボタンをクリックするとURLがコピーできますので、メールやメッセージアプリなどでお客様に会議のURLを共有します。

お客様側のアクション

予約日時にURLをクリックします。しばらくすると、ミーティング画面が立ち上がり、接客を開始できます。

Zoomの場合

店舗側のアクション

予約を受けた後、店舗の担当者がZoomの画面からミーティングを作成します。まず、Zoomのホーム画面から「スケジュール」をクリックします。

「ミーティングをスケジューリング」の画面で接客予定のタイトル・日付・時間などを入力し、接客の予定を作成します。

「セキュリティ」の項目で「パスコード」と「待機室」にチェックを入れると、より安全な状態でオンライン接客を行えます。プライバシーを重視する業界や接客内容の際には利用することを検討してください。

また、各種カレンダーと連携すると、接客予定を作成した後に自動的にカレンダーに予定が入力されます。予定を作成した後にカレンダーに入力する手間を省きつつ、カレンダーへの入力ミスを回避できます。

作成後、ZoomのURLをお客様へ送信します。会議の予定の右に表示されている「…」のマークをクリックすると、「招待をコピー」というタブが出現します。これをクリックしてコピーした内容を、メールやメッセージアプリなどでお客様に共有します。

お客様側のアクション

予約日時にURLをクリックし、パスコードが設定されている場合は画面に入力します。しばらくすると、ミーティング画面が立ち上がり、接客を開始できます。

Zoom・Google Meetのメリットを比較

今まではZoomとGoogle Meetを機能面で比較してきましたが、ここからはそれぞれのサービスのメリットを比較してみましょう。

Zoomのメリット

Zoomのメリットは、オンラインでのコミュニケーションに特化したサービスとして抜群の知名度を誇っていることです。そのため、企業や店舗だけでなく、自治体や官公庁など幅広い業種で導入されています。お客様にもなじみがあり、利用したことがある方も多いと考えられます。そのため、操作に関しても特段問題なく行えるのではないでしょうか。
さらにビデオフィルタの機能は、Zoomにしか搭載されていません。

また、無料版でも大半の機能が使えるため、気軽に使い始めることができます。

Google Meetのメリット

Google Meetのメリットは、GmailやGoogleカレンダーと連動できる点です。店舗側もお客様もこれらのGoogleのサービスを利用しているケースは多いのではないでしょうか。

その場合、カレンダーからGoogle Meetの予定を作成してURLを発行できる、オンライン接客の予定が自動的にGoogleカレンダーに登録される機能は非常に便利です。予定を間違えてしまう、予定が入っていたことを忘れるといった事態も防げます。

また、セキュリティに関しては他のGoogleのサービスと同様、データの暗号化や不正使用対策が取られています。Googleは2020年にGoogle Meetのセキュリティを強化するという声明を発表しました。それによると、主催者が会議に参加できるメンバーの管理を簡単にできるようになり、会議から特定のメンバーを排除でき、排除されたメンバーは主催者が招待しない限りその会議に参加できないなどの措置が取れることになりました。

ただし注意したいのは、Google Meetのいくつかの機能は、有料プランに入っていないと利用できないことです。そして、Google Meetの有料版はGoogle Workspaceのプラン(Business Starter・Business Standard・Business Plus・Enterpriseのどれか)に加入することによって利用できる仕組みです。

Google MeetはGoogleの数多くのサービスの一つとして位置付けられています。そのため、Google Meetについては有料版を利用したいから有料版に移行するというよりは、プランをランクアップさせてさらに便利なサービスを享受できるようになり、その中の一つに有料版Google Meetがある、というイメージです。

まとめ

ZoomとGoogle Meetを比較した上で、「それでは、どちらのツールがよいのか?、どちらを使えばよいのか?」と考える方もいるかもしれません。しかし、この2つのツールはそれぞれに特徴があり、機能やできることも異なります。

そのため、どちらかのツールのみを選択するのではなく、それぞれの特徴を理解した上で状況に応じて使い分けられるとより便利にオンライン接客を行うことができます。

ぜひ、ZoomとGoogle Meetの特徴を理解した上で、スムーズで効果的なオンライン接客にを実現させてください。

出典
Zoomビデオ会議のプランと価格設定
Google Workspaceのプランと価格設定
Google Meet に導入される Q&A とアンケートの機能を使用して、会議をよりインタラクティブにするための 5 つのヒント
Zoomミーティングの投票機能-NISSHO ELECTRONICS CORPORATION
Zoom Q&A機能を使う(ウェビナー)-NISSHO ELECTRONICS CORPORATION
Google Meet でブレイクアウト セッションを使用する
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Google Meet のセキュリティとプライバシー(管理者向け)
グーグル、「Gmail」「Meet」「Chat」のセキュリティ機能を強化

予約ラボ編集部
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