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サービスEC市場について小澤氏(ヤフー株式会社 執行役員 ショッピングカンパニー長)が語ったこと【後編】

サービスEC_飲食店予約

前回、「サービスEC市場について小澤氏(ヤフー株式会社 執行役員 ショッピングカンパニー長)が語ったこと【前編】」で、サービスECの市場について、ご紹介いたしました。
その中で、小澤氏が「(現在、)サービス業のEC化率が高いカテゴリー」として語った「旅行業界」。ちょうど昨日、旅行・観光専門のビジネスサイト「トラベルボイス」でも「Yahoo!トラベル」の新たな直販ビジネスが紹介されていました。

公開直前、ヤフートラベルの新たなホテル予約ビジネス、その打ち手を責任者に聞いてきた
-旅行・観光専門のビジネスサイト-「トラベルボイス」

宿泊予約はご存知の通り「一休.com」「楽天トラベル」「じゃらん」「JTB」など、数多くの企業が古くから参入するサービスECですが、旅行業界全体でみると、「アクティビティ」「現地ツアー」「レジャー」など、潜在的なサービスEC市場は大きい領域です。
日本政府観光局が発表した2014年6月の海外からの訪日数は推計で105万7100人と、前の年の同じ月より17.3%増え、6月としてはこれまでで最も多くなりました。
国内の観光客はもちろん、今後も増える訪日観光客をスムーズに受け入れられる体制として「ネット予約(=サービスEC)」の需要は、今後ますます増えると考えます。

さて、話を戻します。
「予約革命」を打ち出すヤフーですが、小澤氏が、現在もっとも「アツい!」と語ったサービスECの領域は、「飲食店の予約」。
ここ近年、「ぐるナビ」「食べログ」「ホットペッパー」など、他社ポータルサイトでもネット予約が始まっています。

ここで小澤氏は、

飲食店予約は、数年来で20~30%がインターネットを経由したものになる

と、予想しています。
そして、

電話でできていることは必ずインターネットでできるようになる

とし、飲食店予約はもちろん、

すでに印刷・お弁当の発注がそうであるように、インターネット(予約・受注)に特化したサービスが需要を伸ばす

と語りました。
そして、

サービスECはマーケットサイズが大きく、重要な領域で、ここ数年で間違いなく盛り上がる

と、締めくくりました。

最後に、小澤氏はアメリカのサービスECについても軽く紹介し、「Airbnb」や「TaskRabbit」など、日本でも個人の資産・能力をインターネット経由でビジネスにかえるサービスが日本でも普及すると、強く語りました。

まとめ

ECといえば「モノ」の取引という概念から、時間・体験・場所などの「サービス」の取引という視点に立つことで、小売以外の様々な業界にサービスECとして、浸透していくと考えられます。そして利用者の利便性はもちろん、サービスを提供する側も、空きリソースを可視化することで、その販売機会を得ることができるシステムであると、言えるでしょう。

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