BACK
X X

秋葉原の家電直販店で、ノートPCを買ってみた!

体験

/
2016.08.05 2023.12.19
裕史 山下

ハウスメーカーの営業職を経た後、一級建築士事務所にて店舗、住宅、商業ビルなどの建築設計・インテリアデザインに携わる。2016年6月下旬より、海外の建築やその地域の生活模様を体感する旅中。

INDEX

はじめまして!この度、新たに予約ラボでレポートを書かせていただくことになりました、山Cといいます!私は建築の営業、建築設計事務所での設計職を経て、現在フリーの設計士として活動しています。が、いったん設計の仕事は休業し、これから数か月間、海外の見たい建築、街並みなどを訪れる予定にしています。予約ラボには、すごい旅人求人サイト「SAGOJO」を通じて知り合い、ライターとして参加することになりました!旅を通じて、発見したこと、気づいたことなどをジャンルレスに発信していきたいと思います。今回は、旅の準備品の購入体験についてレポートします。

長期海外渡航の準備…何が必要?

移動を考えて、できるだけ身軽にしたい!

さて、長期で海外となると、よくわからないうちから「なんかいろいろ準備しなきゃ」って気分になるのは僕だけではないはず。しかし改めて考えてみると、それほど用意するものってないんですね。少しの着替えとタオル、最低限のアメニティ、ノートPC、カメラ、その付属品、変換コンセント、あとは正露丸とバファリンくらいでしょうか。というのも、旅先ではよく歩く傾向があるので、なるべく身軽にしたいのです。いざとなれば現地でも大体のものは購入できますしね。

石盤のような手持ちのPC…これを新調することにしました

ところが今回、持ち物リストの中で、重量的にネックになっているのがノートPC。持っているノートPCは、3年前にネットの中古販売で購入しましたがとにかく重い!さすがに、長期の海外滞在で、持って歩けるレベルではない(海外でもカフェ等で作業や調べ物をしたい)ので、ノートPCの新調を決意。ここでは、そのときの購入体験をレポートしたいと思います!

希望の商品探し、スタート!

まずはネットで情報収集

購入にあたって、まず調べたのが、やはりネットです。色々な販売サイトで条件検索をかけてみて、欲しいものと希望価格の雰囲気はつかめましたが、どうも購入に踏み切れません。。 というのも、機能についてはネットでの情報で十分なのですが、今回の買い物で重要な重さや持ち運ぶ際のサイズ感、それからキーボードの感覚なんかは実際に見て手に触れてみたいと思ったからなんです。 ということで、ネット検索での情報収集に限界を感じた私は、リアルなお店へと足を運ぶことにしました。電化製品と言えば秋葉原!ということで、早速街へ。

いざ、秋葉原へ!

週末の秋葉原、歩いているだけでも面白いですね~。 ふんわりとした日曜日の光景を横目にしつつ、何件もPC販売店をハシゴしていきます。いくつか候補となる商品に目星はついたものの、どれも最終的な決め手に欠ける。そんな中、最後の砦としてたどり着いたのがここ!

量販店とは明らかに異なる趣の直販店。。

量販店とは明らかに異なる趣の直販店。。

閉まってます! ここ秋葉原において、日曜日に開いていない小売店って珍しいな~なんて思いましたが、立地を考えればそれも納得。他の候補店舗が集結するメインストリートの中央通りから見てここは駅の反対側。近くに凸版印刷さんの本社があるなど、オフィス街ふうで日曜日は人通りも少なく、周囲はかなり落ち着いています。この店舗も例にもれず、一般客に小売りをする気配はみじんも感じさせない穏やかさで鉄柵が閉まっていました。 その外観からは卸売り専門の倉庫兼オフィスを想像させる雰囲気で、これは見込み少ないかな~と思うも、どうにも気になる。気になるが閉まっているので、翌日再訪問することにしました。このあたり、とても大きな自由と自身の浮世離れを感じるところです。

店員さんと一緒に商品探し!

一夜明けて翌日の月曜日の昼下がり、今度は開いていました。昨日はシャッターが閉まっていたので店内の雰囲気は伺いしれませんでしたが、入口から店内をのぞいてみますと…

入口から店内色調補正

事務机と商品が所狭しと並ぶ入口からの光景

あ、やっぱり倉庫(兼オフィス)かな? 一目見て、小売りはしてなさそうだな…と勝手に想像してしまいました。。ただ、店舗の前で入店を躊躇している間にも、2名ほどの方(恐らくお客さん)が店員さんと二言三言、言葉を交わして商品を持ち帰っていたので、やはりここで販売しているのかもしれません。 ちなみに店内を鳥瞰するとこんな感じ

店舗内導線:赤の矢印が店員さんの動きです

店舗内導線:赤の矢印が店員さんの動きです

店内へ一歩足を踏み入れ、一瞬たじろいだ僕を横目にするも仕事に集中している店員さん①。頑張っても3歩以上踏み込むことを許さない入口でたじろぎながら、カウンター越しに声をかけてみると、ここで販売してますよ、と店員さん③。なるほど、どうやら他に売り場があるわけではなさそうです。 しかし、店内のどこを見ても肝心の商品は陳列されていません。。その全てが段ボールで包装された状態のまま。頼りになるのは段ボールに記載されている製品情報とイラストのみ…素人にはほんの少し難しそうな印象です。 どうしたもんかなと、うつろな瞳を漂わせていると、奥の衝立の後ろから颯爽と担当と思われるお兄さんが登場。迷いなくカウンターまで歩み寄り「どんなのお探しですか?」と聞いてきます。なんとなく恐そうだけど表情は穏やかなお兄さんに身を固くしながら、希望する条件、詳細スペックを伝えると、何も言わず事務机のPC前に座りカチカチ検索しだすお兄さん。 「これとこれとかどうですかね。」穏やかな表情はそのままにサラリと提案されましたが、どちらも若干予算オーバーなので、「条件に合うのはそれくらいですかね~?」と粘ってみます。 再びPCに向かうお兄さん。条件を聞くと素早くPCに向かい、こちらが聞きたい要素(希望するスペック)のみを端的に提案してくれ、実物を見て気になる箇所(液晶の映り込み、同機種の他シリーズと比べてどうかなど)を、時に電源を入れながら説明してくれます。他に良さそうな商品があれば、面倒な素振りを感じさせない動きで山積みの段ボールの中から探してくれ、にこやかに「これどうでしょう?」と提案してくれます。それらは全て販売活動の一環かと思いますが、不思議なほどに売り込まれる圧迫感がありません。 このあたりから最初に感じていた不安は消えつつあり、必要最低限の意思疎通のみで行われるやりとりが楽しくなってきていました。このカウンター越しの軽快なやり取りが心地良い。徐々に、売り手、買い手の垣根を超えて、「協力してなんとか一緒に探し出しましょう!」みたいな感じになってきました。

手にとって、重さを確認 → 購入を決断!

そうした何度かのやりとりを経て、これは…という商品が。「詳細なスペック表を見せてもらえますか」とお願いすると、相変わらず素早くプリントアウトするお兄さん。一連の動きが素早く、それでいて合気道のように滑らか。きびきびともまた違う、う~ん、押しつけがましくない心地よいスピード感。不動産屋のデキる営業マン(もしくは飲食店の店員さん)に当たった時のさり気ない親切な応対…みたいな感じに近いです。 その動きに少し心奪われながら出てきたスペック表に目をやると、希望条件からして…ほぼ完璧。ここのオンラインショップは条件検索でくまなく探したつもりでしたが、見逃していたのか…。もしくは、商品の在庫は常に変動するものだから、Eコマースのサイト上に掲載されない場合もあるのかもしれません。そして、肝心の重さはどうか。手に持ってみると、期待していた重量感です。 他の店舗やネットでは十分探した後ですし、「もうこれしかないな」と思い、その場で購入を決意。極めて簡潔で合理的で、ある意味ドライなキャッチボールだったはずですが、不思議と深い対話をした後の信頼感のようなものが残りました。全ての問いかけに対して客観的な意見を与えてくれ、「この商品を購入して欲しい」といった売り手の意図を全く感じさせない対応が、清々しい気分で購入を決断させてくれました。

まとめ

「専門スタッフとの対話」と「実物確認」が購入を後押し

今回のPC購入体験は、予想のつかない環境下で宝物(掘り出し物)を探し当てたような印象がありました。ネット購入では難しい、実物を見ながら、日々PCを販売している専門のスタッフと十分に対話したことで、納得感と満足感を得ることができました。購入から1ヶ月以上たった今もその感覚が続いているのは、購入までの行程で店員さんと「一緒に探しましょう!」といった感覚で商品を探せたのが大きかったように思います。 購入の決め手となるポイントはケースバイケースだと思いますが、今回の場合はPCの性能以外に重量であったり、素材の質感、ディスプレイの光沢、ロゴプリントの仕上げなども気になったので、これは実際に見てみないとわかりにくいところです。例えば、インジケータランプがかっこいいなーとか、電源ボタンの反応があまり好みではないなといったポイントは、実物を見て初めて気づくことがありました。小さいことなのですが、それに納得して買うのと購入後に気付くのとでは、けっこう印象に差があるんですよね。ネット上だと他人の評判など含め、情報量に際限がないので、条件の優劣が揺らぐ、みたいなところがあるのかもしれませんが、実際に手に取ると優先条件がすっきり整理されたような感覚がありました。 私自身、ZOZOTOWNでシャツを買ったり、Amazonで海外の鉄道地図を買ったりと、ネットで買い物をすることが増えてきていますが、たまには、普段行かないような店舗に足を運んでみるのもいいものですね。私が旅をすることに決めたのも、設計者として海外の建築や町並みを見たいという想いに加えて、そんな予想外の出会いに期待していることもあるのかもしれません。 それでは、まずはスリランカ経由で、インドに旅立ちます!旅程は、その場その場で変わるかもしれませんが、その後、フィンランド経由で、ギリシャ、イタリア、スイス、オランダ、ドイツ、スペイン、ポルトガル、イギリス、トルコを回る予定です。

【後日談】ネット上で希望する商品が見つかった!そんな時は… 今回PC購入を決めたお店、G-net(ジ-ネット)アキバ販売責任者の笛田様によると、私のように飛び込みで店舗に訪れるお客様は非常に少ないそうです。ほとんどが、ネットか電話で商品の取り置き予約をされてから来店されると伺いました。やはり、店舗側としても、事前に一報いただけると助かるそうです。事前連絡がないと、 「商品によっては倉庫に保管してありますのでお待たせしてしまうことになります。 また人気のある商品は、値段が合えば一瞬で売り切れになってしまうので、せっかくお越しいただいてもご購入いただけないことがございます。 販売担当が探している間、カウンターでお待たせしてしまう点、在庫があればラッキー、自分が希望しているものがあるが、似たスペックで安いものがあれば提案してほしい。などお時間が気にならない方であれば飛び込みでも全然問題ありません。」とのこと。 ネットでめぼしい商品が見つかり、確実に在庫を確保されたい方は事前に商品取り置きを。私のように、ネット検索を途中でやめて、いきなり飛び込みで行ってみたら休業日だった!という事態を避けたい方は、専門スタッフの方がいらっしゃる営業日・営業時間の事前確認をオススメします~。 参考:G-netアキバさんの会社概要・ご連絡先はこちら

文・写真:山C
編集:星野陽介

裕史山下

ハウスメーカーの営業職を経た後、一級建築士事務所にて店舗、住宅、商業ビルなどの建築設計・インテリアデザインに携わる。2016年6月下旬より、海外の建築やその地域の生活模様を体感する旅中。

- PRODUCT INFORMATION

    INDEX

    この記事を読んだ人へのおすすめ

    PICK UP STORY

    コラム

    中谷コラム - 予約の研究

    Last update 2016.08.05

    特集

    予約は未来の約束
    ~ビジネスを成功させる理想の予約とは~

    Last update 2016.08.05

    INFORMATION

    CONTACT