意外?常識?ネット決済で最も選ばれるのはクレジットカード決済!
ノウハウ
ネット予約にクレジットカード決済を導入している企業に、インタビューすると「消し込み作業が楽になった」という意見をよく聞きます。
お客様にとっても運営者様にとっても、利便性を提供するクレジットカード決済ですが、実はネット決済の中で最も選ばれる決済方法なんです。
「オンラインショッピングの決済」の調査
マイボイスコム株式会社が2014年1月に行った『オンラインショッピングの決済』の調査によると、
直近1年間のオンラインショッピングでの支払方法は、「クレジットカード」が84.0%で最も多く、次いで「コンビニ決済」(22.2%)、以下「インターネットバンキング」「代金引換」が各2割弱で続きます。10代では「クレジットカード」が少なく、「コンビニ決済」「代金引換」「ATM・窓口での銀行振込・郵便振替」が多い傾向です。
とあり、コンビニ決済や代金引換を大きく引き離す結果となっています。
これはあくまでオンラインショッピング(EC)に対する決済方法で、いわゆるサービスEC(予約)に関するオンライン決済ではないですが、意外な結果と感じる方もいるのではないでしょうか? クレジットカード決済のメリットの一つである、その場で全てを完結できるという利便性が大きいと思われます。
数年前に比べ、一般の利用者のクレジット決済に対する抵抗は、なくなってきているようです。
「電子商取引に関する市場調査」
ちなみに、2013年2月に経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」によると
EC を利用していない人に対して、EC を利用しない理由を尋ねたところ、「興味がない/利用する機会がないから」という理由が最も多かった
とあります。
一見、ネガティブな意見に聞こえますが、オンライン決済を体験したことのない利用者でも、今後スマホの普及でインターネットがより身近になることにより、オンライン決済をする機会が増えてくることが予想されます。
機会損失につながる!?
また、前述の『オンラインショッピングの決済』に関する調査の中でもオンラインショッピングでの支払方法の使い分け、希望の支払方法が選べなかった時の対処として、
「そのサイトでの購入はやめ、他のサイトや店舗で購入したことがある」は直近1年間のオンラインショッピング利用者の31.2%、「そのサイトで、希望とは異なる支払方法で購入したことがある」は23.7%、「商品の購入自体をやめたことがある」は18.6%です。
と発表されています。利用者の希望する決済がないことが、売り上げの機会を失う大きな要因の一つとなることが分かります。
これらの事から、安全で適切なネット決済の窓口を持つことも、利用者(顧客)を増やす施策の一つに繋がるかもしれませんね。