予約受付だけではもったいない?お客様とのコミュニケーションを深める予約データ活用術
ノウハウ
ECでは、売上アップやリピート率向上のために、購買履歴や年齢・性別などを分析し、ホームページの変更や、メールマガジンのセグメント配信など、さまざまな施策をよく行われます。
これはECが、単なる店頭に代わる「ウェブでの販売ツール」ではなく、「顧客を知り」「顧客とのコミュニケーションを深め」「売上を上げる」ためのデータを蓄積できる窓口としても、広く浸透しているからです。
実は、予約システムも同様な事を、ご存知ですか?
予約システムを導入するキッカケの多くは「今ある予約管理を自動化し、業務効率をアップしたいから」で、
はじめから、「売上アップ・リピート促進のために、予約データを蓄積したい」というご要望はほとんどありません。
しかし「予約=サービスの売上」と考えることで、EC同様、予約システムは「顧客を知り」「顧客とのコミュニケーションを深め」「売上を上げる」ためのデータを蓄積できる窓口となるのです。
予約データをCSVでダウンロードし、分析することで「だれが」「どこで」「いつ」「どんな状況で」「どんなメニューを」「何回」予約をしたかを知ることができます。
これらを特定することは、ロイヤル顧客か新規顧客か、顧客による予約する時間の傾向や好みのメニュー、スマホ・PCからの予約か等、様々なデータを取得し分析に貢献します。
たとえば、
- 特定のサービスをよく利用するお客様に限定して、親和性のあるアップセルのサービスを現場でお勧めする
- お客様の予約パターンを解析し、それぞれの顧客がよく予約する時間帯の前後に、メール配信をする
- 予約回数に応じてたステップメールを配信する
- 予約をした場所を特定し、広告出稿先を選定する
など、売上アップの施策の指針になります。
また、会員登録時の顧客属性や、予約時のアンケートを必要に応じて設定し、これらの予約データと連携し、さらに詳細な分析を行うこともできます。
このように予約データを活用することで、お客様とのコミュニケーションをより深めるキッカケの参考にしていただけると、うれしいです。