「お前はもう買っている」Amazonがあなたの「買い物」を予約する
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既にいろいろなところで噂になっているこの話。
もうご存知の方も多いかと思います。
筆者も当然利用したこのとある「Amazon」ですが、今回思い切った決断をしたようで、その前段階となる「ある特許」を取得したニュースがネットをにぎわせました。
Amazonが今回取得した特許は「Method and System For Anticipatory Package Shipping」(予測商品配送のための手法とシステム)というもの。
つまり「あなたが買おうとしているものを、前もってあなたのところに届ける準備したいんすよ!」ということです。
買おうとしているもの??前もって届ける??
つまりAmazonは顧客が次に「買うであろう」衣料や電気製品などを、高い確率で予測できるらしく、
「多くの小売業者と同様に、購買パターンなどのデータから顧客の人物像を推測できている。」と断言しています。
確かにビッグデータを持つ同社だからこそ出来る手段のような気がしますね。
では気になる「購買パターンなどのデータから顧客の人物像」の部分ですが、同社は以下のように説明しています。
「ユーザーが商品を閲覧していた時間やマウスカーソルの滞在時間(例えば、購入ボタンなどの上で押すか・押さないかで迷っていたなど)、過去の購入履歴を元に購入する可能性が高いか否かを判別する」
上記以外にも、アクセスした日時、天気、場所、デバイス、男性であるのか女性であるのか、どんなキーワード検索が多いのか。
おそらく判断基準は幾通りにもあるんでしょうが、その一部として上記が発表されています。
近い将来、
「あー、この電池買おうかなー、どうしようかなー。いいや、買おう!ぽちっ!」
「ピンポーン、Amazonからお届けですー」
「えっっ!?」
みたいな事が本当に起こりうるかもしれません。
ネット上では「押し売り」「怖い」等、マイナスな意見が多いようにも思えますが、
ただ単純に「購買意欲のある人を判別し、その地域にその商品を多めに置いておく」というだけの事。
これって地域密着のスーパー、魚屋さん等がやっていることに何ら変わりはないですよね。
「今日は土用丑の日だからウナギを店頭に置くぜ!」
と、何が違うんでしょうか?と筆者は思います。ネットの社会がよりリアルなリアクションを持つようになると、やはり怖さや恐ろしさを感じてしまうのは無理ないのかもしれませんね。
なにはともあれ、すでに導入されているプライムサービス等のクオリティが上がり切っていないうちからの同社の対応に、ユーザーは賛否両論のようです。
ネット販売の王様。これからどうなるのでしょうか。
うーん、楽しみだ。