BACK
X X

多店舗・複数店舗の管理を助けるシステムとは? 予約や売上など本部の管理業務を効率化

知る・学ぶ

/
2023.03.06 2024.03.05
複数の積み木の家
佐藤サクラ

システムエンジニアを経て、フリーライターに。学生時代は情報工学を学んでいた。これまで、IT関連、食、旅行、ウェディング、和装などさまざまなジャンルの記事を執筆。校正業務にも従事している。分かりやすい文章を届けることを大切に、日々活動中。

INDEX

「複数店舗を個別で管理していて大変」「本部と店舗間の連携が上手くいかない」など、多店舗・複数店舗の管理に悩んでいませんか? 店舗管理はあらゆる業種にとって欠かせない業務ですが、店舗数が増えると、それだけ本部の負担も多くなります。

この記事では、多店舗・複数店舗の管理に役立つシステムを解説します。具体的にどんなサービスが役立つのかも紹介していますので、多店舗管理に悩む本部管理者は、ぜひ参考にしてください。

多店舗・複数店舗を管理するのは大変

悩みを抱えるビジネスマン

多店舗展開は、売上の増加や仕入れコストの軽減、リスクの分散など、さまざまなメリットを企業にもたらします。しかしその一方で、店舗の数が多いからこそ出てくる問題もあります。

なかでも、複数の店舗を統括する本部の課題となるのが、店舗管理の負担増加です。本部の管理業務は企業ごとに異なりますが、各店舗の売上や在庫、顧客、勤怠、予約の管理など多岐に渡ることも多いため、管理する拠点の数が増えるほど、管理業務も煩雑化してしまいます。

しかし、煩雑化したからといって、店舗管理が十分にできないまま多店舗経営を進めていくと、店舗ごとの状況を正しく把握できなくなってしまいます。その結果、各店舗に適切な指示を出すことができず、経営にまで影響が及んでしまうこともあるでしょう。こうした多店舗管理の悩みを解決するためには、各店舗の管理を効率的におこなうことが重要です。

そこでおすすめしたいのが、多店舗や複数店舗の管理に役立つシステムの導入です。適切なシステムを利用することで、多店舗の管理を効率化することができます。次項では、具体的にどんなシステムを導入すれば良いのかご紹介します。

多店舗の管理業務を助けるシステムやサービスを導入

破られた紙から見える電球

一言で、多店舗・複数店舗の管理に役立つシステムやサービスと言っても多種多様です。いくつかの機能を複合的に備えているシステムもあれば、特定の機能に特化したものもあります。企業や目的によって適したシステムは異なるため、自社の業種や業務、利用目的に沿った製品なのか見極めることが大切です。

では、具体的にどのようなシステムが多店舗・複数店舗の管理に役立つのか、いくつかのシステムをピックアップしてご紹介します。

店舗管理システム

サービスによって機能の違いが大きいのが、店舗管理システムです。本部と店舗間のコミュニケーションの円滑化に重きを置いたものや、売上・顧客・在庫の管理をまとめておこなえるものなど、サービスごとに備えている機能が異なります。多店舗の管理に特化したサービスもあるため、必要な機能が備わっているかよく調べることが大切です。

在庫管理システム

在庫管理システムは、在庫情報の把握や管理ができるシステムです。複数拠点の在庫管理に対応したサービスでは、離れた場所にある商品の在庫をまとめて管理することができます。複数の実店舗とECサイトの在庫を一元管理できるサービスもあり、リアルタイムで在庫状況を管理したり、ピッキング作業を効率化したりできます。

シフト管理システム

店舗のシフト状況を見える化してくれるシステムで、シフト管理に関わる業務の効率化を図れます。多店舗に対応したサービスもあり、店舗間を移動するようなシフト調整も効率的におこなえます。本部管理者がすべての店舗のシフト状況をすぐに確認できるため、各店舗における人員の過不足を把握し、的確な指示を出せるようになるでしょう。

POSシステム

POSシステムとは、商品を販売したときの情報を収集できるシステムのこと。POSシステムが組み込まれたPOSレジなどを利用すれば、決済ができるだけでなく、販売情報の収集・分析もおこなえます。多店舗対応しているサービスならば、本部管理者が複数店舗の売上や在庫の情報をリアルタイムに確認することが可能です。店舗間を移動するような在庫管理ができるサービスもあります。

予約管理システムで多店舗の予約を一括管理

「RESERVATION」と書かれた紙

お客様からの予約を複数店舗で受け付けている場合「予約管理システム」を導入するのもおすすめです。多店舗・複数店舗の予約状況をまとめて管理・把握できるため、予約管理業務の効率化に役立ちます。

多店舗管理に役立つ予約管理システムの選び方

多店舗運営をしている企業が予約管理システムを選ぶ際は、多店舗・複数店舗向けの予約管理システムを選んだほうがいいでしょう。以下は、多店舗・複数店舗の本部管理者が予約管理システムを選ぶときにチェックしたいポイントです。

  • 多店舗や複数店舗向けの予約管理機能を備えている
  • 役職に応じて閲覧権限を設定できる
  • セキュリティ体制が整っている

多店舗向けの機能を備えていることに加え、役職に応じて閲覧や編集の権限を設定できると便利です。本部管理者は全店舗の予約情報の閲覧、店長は自店舗のみの編集・閲覧など、権限を分けて設定することで、誤操作の防止やセキュリティ強化につながります。

また、多店舗の予約管理に限った話ではありませんが、顧客の個人情報を扱う上で、セキュリティ対策が整っているかどうかは重要です。セキュリティ面の体制が整っているサービスかチェックしましょう。

多店舗管理機能が付いた予約管理システム3選

ここからは、多店舗の予約管理がおこなえる予約管理システムから、「ChoiceRESERVE」「RESERVA」「STORES予約」の3サービスをご紹介します。

ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)

「ChoiceRESERVE」は、多種多様な業界・業種に対応したクラウド型予約管理システムです。多店舗・複数店舗向けの予約管理機能も備えており、企業の規模や運用方法を踏まえた上で提案をしてくれます。役職ごとに操作権限を設定できたり、管理画面にアクセスできるIPアドレスを制限したりと、セキュリティ対策も豊富。API連携も充実しているため、各店舗から集めた予約情報を顧客管理やマーケティングなどに役立てることもできます。

▼概要

  • 料金:基本料金=月額22,000円・初期費用33,000円、Enterprise=要問合せ
  • 公式サイト:https://yoyaku-package.com/

RESERVA(レゼルバ)

予約システム「RESERVA」では、拡張機能のRESERVA多店舗管理を利用することで、複数の予約サイトをまとめて管理できるようになります。親アカウントを使ったログインや、複数の予約サイトをまとめたページの作成なども可能です。利用には、シルバープラン(有料)以上で契約したRESERVAの予約サイトが必要です。

▼概要

  • 料金:RESERVA多店舗管理機能・スタンダード=月額22,000円、初期導入費用無料 ※別途、「RESERVA」の予約サイトの契約が必要
  • 公式サイト:https://reserva.be/

STORES(ストアーズ)予約

「STORES予約」は、180業種以上の予約管理に対応している予約システムです。組織管理者機能を使うことで、複数店舗の予約や売上のデータをまとめて管理することが可能。管理者アカウントで各店舗のアカウントに入れるほか、複数の予約ページをまとめて作ることもできます。ただし、利用できるのはプラチナプランからです。

▼概要

  • 料金:フリー=0円、ライト=月額8,788円~、スタンダード=月額26,378円~、プラチナ=月額66,000円~
    ※いずれも初期費用無料
  • 公式サイト:https://stores.jp/reserve

システムを導入して多店舗の管理業務を円滑化

多店舗・複数店舗の管理を助けるサービスは多いですが、そのすべてが自社の多店舗運営の管理に役立つとは限りません。備えている機能や必要な費用はサービスごとに異なるため、自社が抱える課題や導入目的などにマッチしたシステムを選ぶことが大切です。

今回の記事を参考に、多店舗・複数店舗の管理を助けるシステムを導入し、本部の管理業務の円滑化を図ってみてはいかがでしょうか?

佐藤サクラ

システムエンジニアを経て、フリーライターに。学生時代は情報工学を学んでいた。これまで、IT関連、食、旅行、ウェディング、和装などさまざまなジャンルの記事を執筆。校正業務にも従事している。分かりやすい文章を届けることを大切に、日々活動中。

INDEX

この記事を読んだ人へのおすすめ

PICK UP STORY

コラム

中谷コラム - 予約の研究

Last update 2023.03.06

特集

予約は未来の約束
~ビジネスを成功させる理想の予約とは~

Last update 2023.03.06

INFORMATION

CONTACT