予約の不安を解消する「旅行キャンセル保険」について調べてみた
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こんにちは。予約ラボでは、予約キャンセルについてのディスカッションを何度も重ねておりますが、先日のテーマは「キャンセル保険」でした。
キャンセル保険とは、支払った旅行やチケットなどのキャンセル費用が補償される保険のことを指しますが、私たち予約ラボメンバーは、このキャンセル保険が浸透することで予約をしやすくなる環境に結びつかないか?ということに注目いたしました。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、急な発熱で予約していた旅行のキャンセルを余儀なくされてしまったご経験はないでしょうか?
また、早めにお気に入りの宿泊先を押さえておきたいのに、スケジュールがなかなか確定せずギリギリまで予約できなかった…などのご経験はないでしょうか?
予約しておきたいサービスがあるのに、キャンセルリスクが原因で予約に至っていないケースがあるならば「キャンセル保険」で予約が活発になるのでは?と思い、今回は旅行のキャンセル料を補償する「旅行キャンセル保険」について調査してみました。
目次
旅行のキャンセルに備える保険はポータルサイトから加入可能!
旅行のキャンセルに備える保険は、エアトリやHIS、LINEトラベルといった、各旅行ポータルサイトから、予約時にオプションとして加入できる仕組みのようです。
また、保険単独で加入できるものもありました。代表的なものをご紹介しましょう。
エアトリ チケットガード保険・旅行キャンセル保険
格安航空券でおなじみの『エアトリ』では、海外航空券や、海外ツアー・ホテルのキャンセルに対応。
急な出張や、同伴者事由での旅行キャンセルなどの場合に発生したキャンセル料が、本人を含めた2名分まで補償されます。その他入院、交通機関の遅延・運休などにも対応されています。
※AWPチケットガード少額短期保険株式会社が提供
HIS キャンセルサポート
格安航空券のほか、日本国外を主体とした比較的安価のパッケージツアーやフリープラン商品を中心に販売する『HIS』。こちらでも、海外旅行を対象に、保険料に応じて70%のキャンセル料が補償されます。
特に早期予約をお得に行いたい方を対象にされた商品構成が伺えます。
※三井住友海上火災保険株式会社が提供
LINEトラベルjp 旅行のキャンセル保険・チケットガード保険
LINE出資企業・株式会社ベンチャーリパブリックが運営する、旅行ポータルサイト『LINEトラベル』では、単独でキャンセル保険への加入が可能です。ツアーや航空券、ホテルの予約など幅広い旅行パターンにも対応しています。
さらに修学旅行や団体旅行にも対応されているほか、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触が確認され検査対象となった場合などもキャンセル保険の補償対象となります。
※AWPチケットガード少額短期保険株式会社が提供
キャンセル保険を提供している各保険会社
キャンセル保険を提供している代表的な保険会社は以下になります。
保険金が支払われる条件などは各社異なるようですが、子供の発熱、急な仕事、同行者理由によるキャンセルなど、いずれも身近に起こりうるキャンセル理由にも対応しているようです。
掛け金も旅行代金の5%程度が相場のようですので、気軽にかつ比較的先の予約には非常にありがたいサービスですね。
まとめ
「予約は未来の約束」ということを以前にお話してきましたが、未来のことを約束する上での心理的ハードルが、今回ご紹介したキャンセル保険で少しでも解決できるなら、潜在的な予約ニーズを掘り起こせるのではと思いました。
また、JTBや日本旅行などの大手旅行代理店においても、2021年4月より旅行キャンセル料の補償サービスが開始されており、今後キャンセル料のサポートの拡大が期待されます。