【ゴルフビギナーによる】ゴルフの市場って、どのくらい??
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はじめに
どうも!リザーブリンクでマーケティング担当の星野(ゴルフ初心者)です!
ちなみに余談ですが、この私、先日スクール初体験をしたのですが、これまでのゴルフとの関係を思い出してみました。
- 父と数回、地元の打ちっ放しの練習場に行った。(珍しく、うまい!と褒められ、けっこう楽しかった記憶があります。
- 家族でハワイに旅行した際にいきなりラウンドし、後ろから来るグループにめちゃめちゃあおられた記憶。(飛ばない→進まない ので、仕方ないのですが、、)
- ニンテンドー64(ロクヨンです)で、マリオゴルフが出る前に、『栄光のセントアンドリュース』をなぜか買ってもらい、そこそこ遊んだ。(今だに、なぜこのソフトを選んだのか分かりません。笑。)
さて、本投稿からは、スクール体験をきっかけに感じた、ゴルフへの疑問・モヤモヤを解消すべく、今回はゴルフ市場の規模感を中心に見ていきたいと思います。
ゴルフ関係者の皆様には、釈迦に説法なところもあるかと思いますが、お付き合いくださいませ!
ゴルフ市場の規模感ってどのくらい??
ゴルフ業界に、日本プロゴルフ協会(通称PGA)あり
一言にゴルフ市場といっても、そこには複数の関係者が存在することは、
例えば私の好きな野球をとってみると想像がつきやすいですね。
道具があり、観戦があり、スクールがあり、練習場があり、メディアや放映ビジネスがあり、団体がありといったところでしょうか。
やや脱線しますが、ゴルフの今を把握するのに、ネット上を少しサーフィンしたところたどり着いたのが、「公益財団法人 日本プロゴルフ協会」という団体。
この通称PGA(The Professional Golfers’ Association of Japanの略)が、
2015年2月に『ゴルフ市場再生活性化に向けた新たな提案 ≪2000万人潜在需要層の掘り起しに向けて Challenge New≫』という提案書を発表されているのを発見いたしました!
(これ、けっこう大事な発表っぽいですよね!?)
同社公式サイトによると、
60年ほど前(1957年)に、当時の東西にあったプロゴルフ協会が統合したのが大元で、
1981年に、当時の文部省の認可で、社団法人化。
そして、2013年に内閣府の認可を得て、公益社団法人化したとのことです。
私が一番ピンときたのが、「1985年にインストラクター(現在はティーチングプロ)資格認定制度を発足」というところ。
※以前ゴルフスクールの経営者の方に取材させていただいたことがあるのですが、
お話の中で、この資格について少し触れられていたからです。
ゴルフの先生は、PGAのお墨付きがあるかどうかというのが一つの指標になっているようですね。
(これはなかなか、ビギナーには分からないです。。)
広義のゴルフ市場は2兆円から3兆円<スポーツ市場は11兆円<余暇市場は73兆円弱
さてさて、ゴルフ市場の把握についてですが、
この『ゴルフ市場再生活性化に向けた新たな提案』の中で、下記のように分類されていたのが分かりやすかったです。
矢印の部分は、わたしがイメージしやすいように言い換えてみました。
ゴルフ市場>スポーツ部門>余暇市場
- ゴルフ場市場 → 家族でいったハワイの、大きくグリーンが広がるゴルフ場をイメージ。
- ゴルフ練習場市場 → 父といった「打ちっ放し」のイメージ。
- ゴルフ用品市場 → ゴルフクラブとか、ボール、ウェア。
- ティーチング市場 → スクールとか、レッスン。
- ゴルフトーナメント市場 → 一番ピンとこなかったのですが、ジャンボ尾崎とかタイガーウッズが出ている試合をイメージ。
ゴルフの国内市場は、関連市場も含めると、約2兆円から3兆円ほどといわれているようです。
これは、アメリカの約7兆円についで、世界で二番目に大きな市場となります。
最近は、韓国、中国のゴルファーが増えてきており、その他観光業同様に、インバウンド需要が堅調だそう。
ちなみに、早稲田大学スポーツビジネス研究所(RISB)が平成11~13年のデータを基に作成したものを江戸川大学社会学部准教授の澤井和彦氏が改変したデータ(※現在はデータ公開を終了しています)によると、スポーツ産業の市場規模は、関連市場も含めて約11兆円と算出されておりました。
そんな中でも、スポーツ市場において、ゴルフはダントツトップの市場規模で、およそ二割のシェアを占めているということが分かりました。
矢野経済研究所「スポーツ用品市場に関する調査結果 2015」を参考にいたしますと、、
たとえば、スポーツ用品の売上では、スポーツである野球(ソフトボール含む)用品の販売額が約1000億円に対して、ゴルフ用品はそのおよそ3倍~4倍ほどの規模を持っています。
あるいは、公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研『レジャー白書』を参考にいたしますと
スポーツ施設という軸で見ると、フィットネスクラブの約4000億円に対し、ゴルフ場およびゴルフ練習場は、そのおよそ2.5倍ほどの市場規模があるようです。
今回のまとめ
何かの市場を把握するというのも、簡単ではないですね。(学生時代にレポートをさぼっていたツケです。はい。笑。)
本文に挙げさせていただいた資料の他にも、こんなものを参考にさせていただきましたので、まだしっかりとは読み切れていませんが、リストアップしておきます。
※調べが足りず、掲載に問題がございましたら修正させていただきます。
- 月刊 事業構想 「スポーツ起点の新戦略 数字で見るスポーツ産業のマーケット」→ スポーツ市場のグラフが分かりやすくまとめられています。
- 三井物産戦略研究所 『世界のレジャー・娯楽サービス産業の概観』→ 世界の規模感が把握できます。
- 日本政策投資銀行 地域企画部 による『2020年を契機とした国内スポーツ産業の発展可能性 および企業によるスポーツ支援』→ オリンピック会場のすぐそば(青山一丁目)にいる我々としては、注目したい。
- ゴルフ市場活性化委員会によりまとめられている各種資料
- 日本情報マート『「2015年問題」に直面するゴルフ場関連市場の動向』
個人的な話で恐縮ですが、私は、野球とウィンタースポーツが好きで、一番規模が大きいのは野球なんじゃないか!?(小さい頃、選手名鑑で年俸●億円とか全部暗記してました)なんていう先入観がありましたが、とんでもない!!
ゴルフがスポーツの中で一番大きな市場ということが分かりました。
その他、マクロ的な数字や、見るべき資料や登場人物がおぼろげにも見えてきましたので、
次回はいよいよ、ゴルフ業界が抱える課題や悩み、それらに対して取り組まれていること、あるいは追い風があるのかないのか、、このあたりをレポートしていきたいと思います!!
⇨ 「ゴルフビギナーによる「ゴルフ業界の課題とチャンスってなんだろう?」