ゴルフビギナーによる「ゴルフ業界の課題とチャンスってなんだろう?」
ビジネス
はじめに
ポートランドとスポーツ、そしてゴルフ
こんにちは!クラウド型予約システムを販売するリザーブリンクでマーケティングを担当している星野と申します!
夏休みにUSのPortlandに行ってきました! 実際にこの目で見てきましたが、ポートランドには、KEENやNIKE、Columbiaの本社や直営店があり、非常にスポーツが盛んです。
「アメリカにおけるスポーツの首都」なんていう風にも呼ばれているみたいですよ。(『TRUE PORTLAND』メディアサーフコミュニケーションズ より)
ゴルフのお話をしますと、米国は世界最大のゴルフ市場でありますが、ことポートランドの街中にはゴルフ感はなく、、
そのかわり「自転車」「キャンプ」「トレッキング」「登山」「ランニング」などの色が濃いように思われました。
※但し、NIKEはタイガーウッズを起用して、ゴルフ用品メーカーとしてそれなりに存在感があるイメージですし、
最近も、米女子ゴルフのポートランド・クラシックが開催されていたようです。
また、米国オレゴン州政府駐日代表部によれば、オレゴン州内には150以上のコースがあり、「仕事帰りにハーフを回ったり、子供連れで楽しんだり」するほど身近なスポーツとして親しまれているようです!
さてさて、ポートランド談話は別記事を楽しみにしていただくことにいたしまして、、
前回の投稿の簡単なおさらいとしては、
ゴルフ市場は、スポーツのどの市場よりもデカイ!ということです。
そもそも、こちらのコーナーでは、ゴルフって敷居高くない?と感じてしまったこの私が、ゴルフビギナー兼リザーブリンク社のいちマーケティング担当としまして、そのモヤモヤを少しでもすっきりしたい!というところからスタートしたもの。
今回は、ようやくその本丸の部分について触れていきたいと思います。
実際に、ゴルフ業界の関係者様、ゴルフスクールを経営されている方や、コンサルの方、、ティーチングプロの方、メーカー関係の方がご覧になって、
私が感じていることと実際のギャップや、わかっちゃいるけどねぇ、、やっぱりそうだよねぇ、、こうしたらいいと思うんだけどねぇ、、そりゃそうだけど、いろいろあるんだよ!
といったような議論が交わされるといいなぁなんてことも密かに願っております。。
ゴルフ市場縮小という現状
この20年でゴルフ市場は半減
周知の事実かと存じますが、ゴルフ市場は、縮小を続けております!!!
スポーツライター赤坂厚氏による東洋経済オンラインの記事によれば、
●ゴルフ人口 1200万人(1994年) ⇒ 840万人(2012年)
●ゴルフ場市場 1兆9610億円(1992年) ⇒ 9010億円(2013年)
●ゴルフ練習場市場 3140億円(1993年) ⇒ 1290億円(2013年)
●ゴルフ用品市場 6260億円(1991年) ⇒ 3400億円(2013年)
ということで、市場がまるまる半減している!!ということになります。。
この理由の一つに、「若年層のゴルフ離れ」なんていう論調をメディアで拝見したことがありますが、私としましては、離れる前に、そもそも「近づきにくいよ!」という印象です。
(縁あって近づいてみた私もモチベーションを保つのにひと苦労しております。。まだラウンドにも行っていないので、そこまではなんとか、、、)
実際、余暇の過ごし方というのは様々で、私のFacebookのタイムラインにも、様々な休日の過ごし方が流れて参ります。
夏のシーズンですと、「キャンプ」「音楽フェス」「海外・国内旅行」なんかが比較的多いように思われます。(ゴルフも稀にあります)
ゴルフ業界における課題認識と対策の方向性
では、そんな私見に対しまして、ゴルフ業界の皆様がどのような認識をお持ちになっていらっしゃるのか、調べてみました!
「ゴルフ市場活性化行動計画に関する検討会」では、これまで市場を支えてきた「団塊の世代」のリタイアによるところがまず大きいということです。
これは今の日本の人口動態を鑑みれば、容易に想像がつくところですが、大きくわけて、下記のようにセグメントを分けられておりました。
(1)シニア層対策 ⇒ 『 既存シニアゴルファー層のゴルフ離れの阻止 』
(2)ミドル層対策 ⇒ 『 既存ミドルゴルファー層のゴルフ飽きの阻止と熱中化 』
(3)女性層対策 ⇒ 『 女性ゴルファーの開拓とゴルフ参加率の向上 』
(4)ジュニア層対策 ⇒ 『 ジュニア層のゴルフへの参加推進と参加率の向上 』
(5)ゴルフ無関心層対策 ⇒ 『 新しいゴルフの魅力創造によるゴルフへの関心の喚起 』
あるいは、社団法人ゴルフ場経営者協会が、現状をふまえて挙げられているポイントがこちら。
- 教育効果を含むジュニア層の開拓
- 若年層(20代・30代)の開拓
- 女性層の開拓
- インバウンドゴルファーの誘致
- 競技ゴルフとレジャーゴルフなどゴルフの楽しみ方の提案
- 若年層リタイアへの対策
- 健康とゴルフの関連性の訴求
このように、いくつかの団体や協会が打開策としての方向性を打ち出す中で、
下記のような流れが出てきており、追い風になってくるように思います。
・ジュニア層に対しては、子供向けにスナックゴルフのイベントを実施
・若年層の需要喚起キャンペーンの例として、20代を無料でゴルフ場に誘導する「ゴルマジ20」(リクルート社)
・女性層の開拓として、20,30代の女性初心者をターゲットとしたゴルフスクールの増加
・ビジネス層でも仕事の前後に通える、駅近の小規模なインドアゴルフスクールの増加
(⇒弊社女性社員によるインドアゴルフ体験記もございます。)
・長らくオリンピックの正式種目から除外されていたゴルフだが、2016年のリオデジャネイロ五輪より、正式種目に復活することが決まり、追い風としたい。
・今でも市場を支えているのは、40~60代の男性のコアなゴルファー300万人で、この層をターゲットとした、クラブフィッティングサービスの増加
(成功したとされている「雪マジ」の横展開的な企画として、「ゴルマジ」が展開されているようですが、残念ながら三十路の私は対象外。。ぼそっ。)
まとめ
市場縮小が業界として深刻に受け取られている一方で、団体同士の利害関係に基づくしがらみなどもあるようです。
ただ、オリンピック種目への復活や、石川遼選手の活躍、ゴルフ用品メーカーのデサント社が中田英寿を起用するといったところに注目すれば、
「うん、なかなかゴルフってかっこいいし、やっている人と親交が深まりそうだし、何よりも長く続けられるのがいいよね!」というところで、無関心層や関心あるけど敷居高いんじゃないか層に対するイメージアップになりそう。
ゴルフ初心者である私が、業界に対して何か偉そうなことを言える立場にはないのですが、
私の勤務するリザーブリンクという会社は、現在3000件ほどのお客さまに対して、予約システムのお貸出(業界用語でいうと、ASPとかSaaSと呼ばれる、WEBブラウザで動くアプリケーション)を生業とするチームでして、
次回の投稿では、あくまでこれまでの調査を元にした仮説と、わたくしどものお客さま(もちろんゴルフ関係の方々)から伺ったお話をもとに、「こんなことならお手伝いできると思います!」ということを記述させていただく予定です!!
ちなみに、今回のブログを書くにあたっては、新たに日本ゴルフジャーナリスト協会さんと、赤坂厚さんによる東洋経済オンラインの記事を参考にさせていただきました!
拙い記事で恐縮ですが、引き続き精進して参ります!!
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