予約システムをフル活用! 外部サイトと連携できるサービスや、それぞれの連携内容を解説
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宿泊施設やレンタル、イベントや来店など、インターネットを経由して利用できる「予約システム」。予約システムは、ただ予約情報を登録・管理できるだけでなく、他システムと連携することで使いやすさがさらに広がります。
予約システムと他システムを連携するとどんなメリットがあるのか、本記事で詳しく解説いたします。予約システムをもっと有効活用したいと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
予約システムとは
予約システムとは、予約状況や顧客情報など、予約に関するデータを一元管理し、予約業務を効率よく作業できるシステムのことです。インターネットからの予約の受付から決済機能まで幅広く対応し、導入する企業側にも顧客にもメリットが得られます。
顧客側にとってのメリットとしては「24時間いつでも予約ができる」「予約状況がリアルタイムで確認できる」「予約と一緒に支払いも行い、サービスをスムーズに利用できる」という点です。顧客は電話やメールで予約状況を問い合わせることなく、いつでも予約を行うことができます。
予約システムを導入する企業側にとっては「予約業務の負担軽減」「予約情報・顧客情報の一元管理」といった、業務負担軽減のメリットがあります。また、決済機能と連携し、無断キャンセルの防止、事前決済による支払業務の効率化にもつながります。
予約システムのメリットはこれだけではありません。予約システムは他システムと連携することで、さらに多くのメリットが得られます。では、予約システムはどのようなシステムと連携できるのか、見ていきましょう。
外部サイトとの連携方法
SNS連携
LINEやFacebookなど、使い慣れたSNSを利用して予約ができます。たとえば、LINE公式アカウントのタイムラインに予約のURLを掲載するだけで予約を受付できるものや、Facebookアカウントを利用しての予約も可能です。
カレンダー連携
GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなどの各種カレンダーと同期して、予約システムで予約した情報をカレンダーに反映し、予定として登録できます。また、予定のリマインダーや通知の機能を利用することで、予約忘れの防止にも役立ちます。
Web会議システム連携
ZoomやTeams、WebExなどのWeb会議システムと連携し、予約に合わせてオンラインミーティングのIDやURLを案内できます。
CSVファイル連携
すでに顧客情報がある場合、予約システムにCSVファイルをアップロードして、すぐに予約サイトを立ち上げることができます。また、予約システムから顧客データや予約データを抽出し、顧客分析など他の用途に利用できます。
外部サービス連携
GoogleアナリティクスやSalesforceと連携し、予約サイトの集客状況の分析やアクセス解析が可能です。また、取り込んだ情報を案件管理やマーケティングに有効活用できます。
外部サービスと連携が可能な予約システム6選
ここからは、予約機能はもちろん、外部サービスと連携してさまざまな用途に利用できるクラウド型予約サービスを6つご紹介します。
導入実績80,000社以上「STORES 予約」
【外部連携機能】
- Zoom連携
- Googleカレンダー連携
- Googleアナリティクス連携
- Google My Business連携
- eserve with Google連携
- Salesforce連携
「STORES 予約」は、充実した機能を持ち、なおかつ無料で利用できるオンライン予約システムです。主にGoogleサービスとの連携が可能であり、Googleカレンダーへの予約情報の反映や、Googleアナリティクスによる分析も可能です。また、GoogleまたはSalesforceと連携することで予約情報・顧客情報をマーケティングに活用できます。
サービス公式サイト:https://stores.jp/reserve
クラウド型予約管理システム「ChoiceRESERVE」
【外部連携機能】
- Salesforce連携
- Googleカレンダー連携
- ソーシャル連携
- 参照系API連携
- CSVファイル連携
- 多言語予約サイト連携
「ChoiceRESERVE」は、あらゆる業界・業種に対応するクラウド型予約管理システムです。CSVアップロードによるデータの登録、およびCSVダウンロードによるデータの出力ができ、他システムへデータを連携できます。 また、参照系APIもあるため、Salesforceを始め、基幹システムに予約情報を取り込み活用することも可能です。
サービス公式サイト:https://yoyaku-package.com/
多言語対応のオンライン予約システム「SuperSaaS」
【外部連携機能】
- CMS連携(Wordpressなど)
- カレンダー連携(Googleカレンダー、Outlook、Apple iCalendarなど)
- オンライン決済連携(PayPal、Stripe、ePay、PayUなど)
- メルマガ配信連携
- Googleアナリティクス連携
- SNS連携(Twitter)
- 外部ソフトウェア、アプリとの連携
「SuperSaaS」はさまざまなアプリとの連携が可能なオンライン予約システムです。CMSと連携してシングルサインオンの構築、カレンダーシステムとの同期、オンライン決済機能などが実現できます。また、予約だけでなくメールによる情報の発信といった外部サービスとの連携も可能です。
サービス公式サイト:https://www.supersaas.jp/
特許を2つ取得した予約獲得・売上管理システム「coming-soon」
【外部連携機能】
- 外部予約連携(ホットペッパービューティー/minimo)
- SNS連携(LINE、Facebook)
- Googleアナリティクス連携
- コンバージョン計測連携
- サロンズソリューション連携
「coming-soon」はサロン業界向けのネット予約システムです。ホットペッパービューティーやminimoと連携することで、外部システムの予約情報もまとめて見られるようになります。 また、株式会社ウィル・ドゥが提供するPOSシステム「サロンズソリューション」と連携し、売上管理もあわせて行えます。
サービス公式サイト:https://1cs.jp/
予約システムつきホームページ作成ツール「SELECTTYPE」
【外部連携機能】
メルマガ配信機能連携
Googleアナリティクス連携
Googleカレンダー連携
「SELECTTYPE」は、無料で簡単に予約システムつきホームページが作成できるWebサービスです。豊富なデザインテンプレートから選択するだけでホームページがつくれるだけでなく、予約システム、イベント管理、顧客管理といったさまざまな機能も利用できます。
「SELECTTYPE」では、予約内容を条件にお客様情報を抽出し、該当のお客様に対してメルマガを配信する連携機能をもっています。配信先となるお客様の抽出条件は、予約期間やアンケート回答内容など、自由な条件を指定することができます。
サービス公式サイト:https://select-type.com/
登録事業者数170,000社以上の予約管理システム「RESERVA」
【外部連携機能】
- Zoom連携
- Googleカレンダー連携
- Googleアナリティクス連携
- LINE@連携(ゴールドプラン、エンタープライズプランのみ)
- Facebookログイン連携
- スマートロック機能(エンタープライズプランのみ)
- カード決済連携
「RESERVA」はフリーで利用できる予約システムです。予約サイトを開設後、数分で予約受付を開始できるシンプルな操作性が特徴です。
多数の外部システム連携を揃えており、他にはないものとして「スマートロック機能」があります。これは、スマホなど電子デバイスを用いて鍵の開閉が行える機能です。これを利用すれば、予約者と受付担当は直接対面で鍵の受け渡しを行わず、キーレスで予約施設への入室が可能となります。
サービス公式サイト:https://reserva.be/
まとめ:外部サービスと連携して、予約システムをもっと使いやすく
予約システムは外部サービスと連携することで、さまざまなメリットが得られます。予約システムのデータ連携には、主に以下のようなものがあります。
- SNS連携
- カレンダー連携
- Web会議システム連携
- CSVファイル連携
- 外部サービス連携
SNS連携やカレンダー連携を利用すれば、顧客にとってさらなる利便性向上が期待できます。また、CSVファイル連携や外部サービス連携を利用すれば、他システムとのデータのやりとりや分析、マーケティングにも活用でき、さらなる集客アップが見込めます。
他システム連携を利用して、予約システムを最大限に活用しましょう。