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予約システムのデータ連携に使われるWebhookやAPIとは

知る・学ぶ

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2024.06.25
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こしけん

2013年にフリーランスとしてライター活動を開始。2016年からは、多数のライターをサポートする制作ディレクターとしても活動中。会社勤めからフリーランスのライターへ転身したのは、もともと文章で何かをかみくだいて伝えることが好きだったから。読者が何を知りたいのか? どのように知りたいのか? を第一に考えるよう意識しています。

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予約受付業務をほぼ自動化できる予約システムは大変便利なツールですが、予約システムの利用をただ予約受付業務のみに限定していたのでは、少しもったいないかもしれません。目的に応じて予約情報を外部の業務システムやアプリケーションに連携すると、予約業務外の様々な業務においても利便性が高まります。

本記事では、予約システムの外部連携で主に使われる、「Webhook」や「API」といった仕組みについて概要を解説しています。
※この記事は、「予約の知見」と「サービスの現場」を共創し、そこに眠る価値を発見・創造していく、日本で唯一の予約研究機関【予約ラボ】が監修を行っています

予約管理だけの活用ではもったいない! 予約システムで得た情報を最大限に生かせるWebhookやAPI連携

笑顔でこちらを向くビジネスマンたち

予約システムを外部のシステムやアプリケーションへ連携させる場合、一般的には「Webhook」や「API」と呼ばれる仕組み(技術)が使われます。
これらの仕組みがどういったものであるか、そしてどのように使われるのかについて概要を解説します。
尚、「Webhook」と「API」はそれぞれ異なる仕組みであり、利用する予約システムや外部アプリケーションによって、どちらに対応しているかも異なります。

Webhookとは

「Webhook(ウェブフック)」とは、Webサイトやアプリケーションが別のWebサイトやアプリケーションからの新しい情報を受けて、動作や内容を更新する仕組みを指します。
具体的には、サイトやアプリケーションで何かしらの動作(情報の更新など)があった際に「更新がありましたよ」ということを通知するためのHTTP通信(Webの仕組みで一般的に使われている通信方式)が送出されることを指しますが、双方のシステムがこのWebhookに対応している場合、その通信の仕組みを使って「一方のシステムから送出された更新情報を、もう一方のシステムが受信して反映する」といったことが実現できるのです。

使っている予約システムがWebhookに対応している場合、例えば予約システム内で顧客から商品やサービスの予約がおこなわれ、会計となったタイミングで自動的に社内の会計システムへ売上情報を届けたり、予約システム内での予約受付情報をもとにリアルタイムな空き状況を店舗の公式SNSへ自動投稿したり、といったことが可能になります。

APIとは

「API(エーピーアイ)」は、「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の頭文字をとった略称です。

APIは異なるWebサイトやアプリケーションの間に立ち、データやプログラムの橋渡しをおこなうための仕組みを指します。
APIの設計者は、例えば「Aというシステムと、Bというシステムの間で〇〇に関するデータを自動的に連携するためのAPI」というように、対象となるシステムおよび動作させたい内容を前提としてAPIを設計します。そのAPIを使うと、目的に応じた動作が自動的にできるようになる、という仕組みです。

使っている予約システムや社内のほかのシステムがAPIに対応している場合、柔軟に様々な方法で複数のシステムを連携し、業務を効率化できます。
例えば社内の顧客管理システムと予約システムを連携し、予約をおこなった顧客の詳しい属性情報やこれまでのサービス提供状況、キャンセル履歴などを予約情報のほうへ反映したり、今回の新しい予約内容を顧客情報データベースへ追加したりといったことが自動でおこなえます。

また予約操作で入力された内容、選ばれたサービス、予約時アンケートで回答された内容などをマーケティングシステムへ連携し、今後のマーケティングに活かすといったことも可能です。

WebhookとAPIの大きな違い

WebhookとAPIはいずれも、2つ以上のシステム間でデータを自動連係する際に多く使われる仕組みですが、大きな違いとしては「Webhookはリクエストがなくてももう一方から情報を届けられる」「APIはリクエストがまず送信されて、それに応じて情報が届けられる」という点があります。ここでいう「リクエスト」とは、例えば「〇〇に関してなにか新しい更新情報はありますか? もし更新があるようであれば、新しい情報をこちらにも教えてください」といったような、都度おこなわれる要求のことです。

この違いはプログラム内部の動作的な話であるため、例えば予約システムでデータ連携をおこなう際に具体的に理解しておく必要はありませんが、このような内部的な違いによってそれぞれの技術に違いがあるということをポイントとしておさえておくとよいでしょう。

予約システム「ChoiceRESERVE」ではAPIでの外部連携に対応

キーボードと「API」と書かれたブロック

予約システム「ChoiceRESERVE」では予約受付・情報管理に活用できる様々な基本機能に加え、APIを使った外部システムとの連携をおこなえるインターフェースが用意されています。

ChoiceRESERVEでAPI連携をおこなえば、予約受付関連業務の範囲を超えた、社内の様々な業務を効率化するための自動処理を実現できます。
以下に主な特徴をご紹介します。

予約日や予約状況、会員情報など多様なパラメータを取得可能

ChoiceRESERVEで予約受付をおこなうと、顧客が入力した内容をもとに様々な情報を取得できます。

この取得情報(予約データ)において、予約日や選択サービス、顧客の氏名といった基本的な情報のほか、会員システムとAPI連携したうえで会員番号を取得したり、予約者のログインIDやメールアドレスを一方からもう一方へ反映したり、利用者が選んだサブメニューや仮予約の有無など、業務目的に応じて指定した細やかなパラメータを取得・連携することが可能です。

予約に応じて企業側が取得したいデータの種類を管理画面上で柔軟に設定できるため、複数のシステムで必要なデータを個別に確認するといった手間が不要になります。

顧客管理や請求管理、データ分析からマーケティングまで予約情報を最大限に活かせる

業種や規模を問わず、社内で顧客管理システムや請求管理システム、営業支援システムなどを既に活用している企業は多いことでしょう。
API連携が可能な予約システムChoiceRESERVEであれば、予約時に得られた情報を目的に応じて柔軟に各システムへ連携し、すべてのシステムで最新の情報を共有できます。

「顧客からの直接的なアクション」である、予約時に入力された最新の内容を各業務システムへ自動的に登録できれば、顧客管理や会計といった基本業務のほか、顧客への営業アクションや好みに合わせたあらたな販売イベントの策定など、さまざま場面で情報収集の手間が省けます。

API連携はほぼすべての業務系システムで採用されているスタンダードなデータ連携方法

異なるシステムやアプリケーション間でデータを自動連携する際には、そもそもどのような連携方法が可能なのかといった点が重要です。
ChoiceRESERVEが採用しているAPI連携は様々な業務システムで基本対応している一般的なデータ連携方法であるため、すでにお使いの業務システムでもすぐに活用できるでしょう。

▼参考:
予約システム「ChoiceRESERVE」のAPI連携についての詳細はこちらのページでご紹介しています。具体的な活用方法についてもお気軽にお問い合わせください。
API連携で予約情報を連携できる予約管理システム|ChoiceRESERVE

Webhook、APIなど予約システムの外部連携を目的に応じて上手に活用!

「Webhook」や「API」といったデータ連携をおこなうための仕組みは、上手に活用することで社内の様々な業務を効率化できます。
予約システムでは、予約操作をおこなう顧客自身が入力した様々な最新のデータを収集できます。この貴重なデータを、予約受付・管理業務以外の業務でもすぐに活用できれば、企業でおこなえる施策の幅もひろがるでしょう。

予約システムを導入する際には、ぜひこういった点も踏まえて目的に応じたデータ連携をおこなえるサービスを選定してみてください。

こしけん

2013年にフリーランスとしてライター活動を開始。2016年からは、多数のライターをサポートする制作ディレクターとしても活動中。会社勤めからフリーランスのライターへ転身したのは、もともと文章で何かをかみくだいて伝えることが好きだったから。読者が何を知りたいのか? どのように知りたいのか? を第一に考えるよう意識しています。

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