自社の予約サイトで「Google アナリティクス 4(GA4)」などのアクセス解析ツールを使うには? 方法やメリットを解説
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せっかく運営している、あるいはこれから運営する自社商品やサービスの予約サイトがあるならば、サイト運営とあわせてぜひ、解析ツールを活用することを検討したいものです。
集客先となる予約サイト上でアクセス解析を行えば、得られた情報をマーケティングに活かせる、予約サイトの集客効果自体もさらに高められる、といった大きなメリットを得られます。
本記事では予約サイトで解析ツールを活用するメリットや、ツールの詳細を解説します。
※この記事は、「予約の知見」と「サービスの現場」を共創し、そこに眠る価値を発見・創造していく、日本で唯一の予約研究機関【予約ラボ】が監修を行っています
目次
自社商品やサービスの予約サイトで「アクセス解析ツール」を使うメリットとは?
そもそも予約サイトとは、自社商品やサービスに対する顧客からの予約申込にあたって、円滑に、また多数同時に予約受付をおこなえ、かつ予約後の日程の調整やキャンセル対応、事前決済、予約状況管理など多岐に渡る関連業務をほぼシステムが自動で行ってくれるという便利な仕組みです。
予約サイトがあるだけでも業務負担の大幅な軽減、利便性による利用客の増大などさまざまなメリットが考えられますが、せっかく予約サイトを運営する、あるいはこれから運営するのであれば、予約サイト上でアクセス解析ツールを利用するとマーケティングの観点で大変有益です。
Webサイト上で使われるアクセス解析ツールとは、一般的にどのようなことができるツールなのかを見ていきましょう。
サイトへのリアルタイムなユーザー訪問状況が分かる
一般的にアクセス解析ツールでは、何人のユーザーが自社サイトを訪れている(開いている)のか、どのページが閲覧されているのかなどを「リアルタイム」に確認できます。
これにより、現在構築している自社ホームページや予約サイトなどが、そもそもどの程度集客できているのか、また自社がゴールと考えている集客ページへユーザーが実際遷移してくれているのか、といったサイトの実状を分析することが可能です。
サイトへ訪れたユーザーの基本属性が分かる
ユーザーの基本属性では、「どんな」ユーザーが何人訪れたのか、についてを日次や月次など期間ごとに参照できます。
ここでいう「基本属性」とは、例えば以下のようなものです。
※以下内容は、著名なアクセス解析ツール「Google Analytics」の、2023年8月時点での最新バージョンとなる「4プロパティ(通称:GA4)」の基本的な仕様をもとにご紹介しています。すべての一般的な解析ツールで必ずしも得られる情報というわけではありません
- ユーザーの年齢層
- ユーザーの国、地域(市区町村)
- ユーザーがブラウザやデバイスで使用している言語
- ユーザーの性別
- ユーザーが興味・関心をもっているカテゴリ など
これらの基本属性情報と人数を照らしあわせることにより、自社サイトへ「どんな」ユーザーがどの程度訪れているのかを分析することが可能です。
ユーザーが「どこから」自社サイトへ流入したのかが分かる
ユーザーが自社サイトへ訪れる直前に滞在していた「流入元」について、Google や Yahoo! などの検索エンジンなのか、個別のサイトやSNSなのか、といったメディアの種類を知ることができます。
あわせて、自然検索なのか、流入元に掲載されていたリンクからなのか、バナー広告経由かなど、どんな経路で自社サイトへ訪れてくれたかも判別することが可能です。
この情報により、例えば自社が費用を払って掲載している外部広告からの流入がどの程度あるのか、商品の知名度などで自然検索が多いのか、SNS上の口コミや他者の運営するサイトでの情報が流入元になっているのか、などの細かな状況を分析することが可能です。
流入元別の人数なども確認できるため、自社商品やサービスの広告宣伝手段の検討に大変役立つでしょう。
ユーザーが自社サイト内でどう動いたのか(どう画面遷移したのか)が分かる
自社サイト内の、複数のランディングページ(検索エンジンでの検索や、外部広告経由などで最初にユーザーがたどりつくことになるページ)のそれぞれの流入率を始め、そこからどう動いたか、それぞれの遷移先での滞在時間、どのページで最終的に離脱したかなどを確認できます。
この情報により、既存のどのランディングページに注力すべきか、ランディングページごとに流入者の属性の傾向はあるか、といった仔細な分析をおこなえます。
自社サイトの成果達成状況が分かる
サイトの成果達成状況とは、一般的にサイト内でどのくらい商品の購買につながったのか、どのくらい資料請求につながったか、などを指します。
自社サービスや商品に関する予約受付サイトであれば、どのくらい予約をしてもらえたのか、どんなサービスを予約したのか、付随的に販売される製品やサービスを購入してもらえたか、などが成果達成状況といえるでしょう。
予約サイトでの代表的なアクセス解析ツール「Google アナリティクス 4(GA4)」の機能と導入方法
前述のようなアクセス解析を行えるツールとして、著名で広く使われているもののひとつがGoogle社の無料ツール「Google アナリティクス 4(GA4)」です。
前項で紹介したそれぞれの機能にあたるGA4のレポートの項目例、および導入方法をここではかんたんにご紹介します。詳しくは、Google Analyticsの公式サイトで最新の情報をぜひご確認ください。
▼「GA4」のレポートで確認できる項目の一例
- レポートのスナップショット(サイト状況の全体像をざっと確認できる)
- リアルタイム(過去30分に訪れたユーザーの情報)
- ユーザー属性
- テクノロジー(ユーザーのデバイス情報など)
- 集客(初回流入者の情報、セッションごとの流入など)
- エンゲージメント(サイト内で発生したイベント、コンバージョンやサイト内行動など)
- 維持率(新規流入 / リピーターに関するレポートなど)
▼「GA4」導入方法
- Googleのアカウントを所有していない場合は、新規にGoogleのアカウントを取得する
- 「Google Analytics」(以下リンク)へアクセスし、「さっそく始める」からGoogle Analyticsのアカウントを作成する
- GA4のプロパティ画面で、解析先のサイトのURLなどの詳細を設定する
- GA4で確認できるトラッキングコードを、アクセス解析を行いたいサイトの「」タグ直後に貼り付けて完了
▼「Google Analytics」公式サイトはこちら
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
予約管理システム「ChoiceRESERVE」なら予約サイトでのアクセス解析ツール連携のほか、SEO対策も可能
株式会社リザーブリンクが提供する予約管理システム「ChoiceRESERVE」は、アクセス解析ツールとの親和性が高く、SEO対策にも有用なツールです。
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールの解析用タグを簡単に予約サイトへ埋め込める
前項のGoogle Analytics導入手順でご紹介した「トラッキングコード」については、通常、解析対象のサイトのHTMLソース内にて正確に貼り付けを行う必要がありますが、「ChoiceRESERVE」では管理画面で「解析用タグ / コンバージョンタグ」という項目が用意されているため、反映することが可能です。
タイトルタグ、METAタグも予約サイトへかんたんに登録
SEO対策(Googleなどの検索エンジンで上位表示されるように、自社サイトのつくりを最適化する対策)においては、ページごとのタイトルタグ、メタディスクリプション、メタキーワード、h1タグといった細かな設定が必要になることがあります。
「ChoiceRESERVE」は基本的に、細かなHTML知識が一切なくても充実した予約受付サイトを作成できるツールですが、一方で上記のようなSEO対策のニーズがある場合、作成したサイト内に各種タグ設定をおこなうことも可能です。
▼アクセス解析ツールとかんたんに連携できる予約管理システム「ChoiceRESERVE」はこちら
https://yoyaku-package.com/
予約サイト運営&解析ツール活用はマーケティング効果大!
本記事では、自社の予約サイトへアクセスしているユーザーの属性や行動の傾向などを調査できる「アクセス解析ツール」について、基本的な概要をご紹介しました。
予約管理システム「ChoiceRESERVE」を導入すれば、面倒な作業なしにかんたんに予約サイトを構築できる一方で、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールとしっかり連携をおこなってデータを分析し、自社のマーケティングに活かすことも可能です。
予約サイトの構築で予約受付業務の負担軽減のみならず、アクセス解析をおこないたい管理担当者様は、ぜひ導入をご検討ください。