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ホテルの1室限定コンセプトルームの満室状況から見る人気の客室3選

調査

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2022.03.16
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加藤 高士

様々な企業へCRMの導入支援を経て2012年4月株式会社ビジネス・アライアンスを設立。20年以上にわたり企業へマーケティング活動の支援を行う。マーケティングの視点から、予約ラボを通じて予約の可能性について研究を行う。

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ホテル等が限定的に企画しているコンセプトルーム。昨今話題になっていますが、ご存知でしょうか?
カラオケ店などでも、コンセプトに沿った限定的に提供している部屋をそう総称しているようです。

今回は、ホテルが1室限定で提供する様々なエッジが効いたコンセプトルームについて、その予約状況や人気の客室事例を紹介していきたいと思います。

ホテルが企画するコンセプトルーム

調査を進めていくと、実に様々なコンセプトを持った限定の部屋が企画されていることが分かりました。

調査対象内訳

ホテルが企画するコンセプトルーム内訳

鉄道や飛行機をはじめとした交通ファンに向けた部屋や、企業のキャラクターや商品とコラボをした部屋等、見ているだけでわくわくするような部屋がたくさんあります。

もっとも多かったのが、キャラクタールームで約3割。次に鉄道、飛行機などの乗り物ルームが続きました。また商品や企業とのコラボ、眺望に特徴がある部屋などが約1割ずつとなっていました。

調査方法

人気があるコンセプトルームを見つけ出すために、予め自社サイトに案内がある28ホテルを抽出し、それらのホテルの満室状況を3回に分けて調査しました。

  • 第1回調査 2月25日
    この調査では、約1か月後の3連休初日の土曜日である3月19日が満室の部屋をピックアップ
  • 第2回調査 3月4日
    翌日満室になっている部屋をピックアップ。
    ※この日は金曜日のため、翌土曜日の部屋が満室
  • 第3回調査 3月7日
    翌日満室になっている部屋をピックアップ。
    ※この日は月曜日のため、翌平日火曜日の部屋が満室

人気のコンセプトルーム事例

上記の視点を変えた3回いずれの調査においても満室だった部屋は、28ホテル中3部屋でした。
これらの部屋を順不同でご紹介します。

京都タワーホテル×京阪バス
「京阪バスコンセプトルーム」

京阪ホテル

出典:https://www.kyoto-towerhotel.jp/stay/rooms/bus_room/

京都タワーホテルにおいて、2023年2月末までの期間限定、さらに1日1室限定で宿泊できるのが京阪バスとコラボレーションしたコンセプトルーム。

京阪バスの運転座席やヘッドマーク、バス停標識などが室内に設置され、京都遊覧図や車両写真などでコーディネートされたお部屋です。さらにスターフというバス運行指令票も用意されているなど、バス好きにとってはたまらない一室となっています。

三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス×キッザニア
「15thアニバーサリーコラボレーションルーム」

キッザニア

出典:https://www.gardenhotels.co.jp/toyosu-baysidecross/plan/kidzania/

日本上陸15周年を迎えたキッザニアのアニバーサリー企画のひとつが、2022年の3月末まで1日1室限定で宿泊できる三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロスのコラボレーションルーム。キッザニア東京入場チケット付きの宿泊プランです。
中庭に面したトリプルルームはキャラクターでデコレーションされ、持ち帰り特典としてのオリジナルグッズや、記念撮影のためのアイテムが用意されています。

ホテルアソシア新横浜×崎陽軒
「駅弁ルーム・ひょうちゃんルーム」

アソシア

出典:https://www.associa.com/syh/information/news/179043692761d630836e480/

2022年1月から3月にかけて、新横浜駅直結のホテルアソシア新横浜で提供されているのは、横浜名物崎陽軒のシウマイとのコラボレーションルーム。
客室は崎陽軒の駅弁の歴史が体験できる「駅弁ルーム」と、崎陽軒キャラクター・ひょうちゃんで彩られた「ひょうちゃんルーム」の2タイプあり、どちらになるかは当日のお楽しみとのことです。

宿泊特典として、ウェルカムシウマイ1箱とウェルカムビール2本、ひょうちゃんマスコットホルダー2個、全国の崎陽軒で利用できる商品券2,000円分。さらに、朝食はシウマイ弁当とお茶が2セット用意されるという、シウマイ尽くしのお部屋です。

まとめ

今回ご紹介したコンセプトルームは1室限定の部屋になるので、1つでも予約が入ると満室になります。
コンセプトに共感できる人にとっては、まさに宿泊することが目的となるぐらい希少な体験と言えるでしょう。

次回は、コンセプトルームの付加価値がどの程度になっているか(割高か否か)など価格的観点からコンセプトルームをご紹介する予定です。
お楽しみに!

加藤高士

様々な企業へCRMの導入支援を経て2012年4月株式会社ビジネス・アライアンスを設立。20年以上にわたり企業へマーケティング活動の支援を行う。マーケティングの視点から、予約ラボを通じて予約の可能性について研究を行う。

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