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おせちの予約から読み解く限定と特典について

調査

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2022.02.02
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加藤高士

様々な企業へCRMの導入支援を経て2012年4月株式会社ビジネス・アライアンスを設立。20年以上にわたり企業へマーケティング活動の支援を行う。マーケティングの視点から、予約ラボを通じて予約の可能性について研究を行う。

INDEX

百貨店等の販促担当の方にとって、毎年恒例の企画になっている「おせち料理の予約」。前回の百貨店の予約調査では、11月時点で約80%の百貨店が予約受付をしていたおせち料理ですが、いつからどのような内容で告知されていたのでしょうか?

今回の調査では、2021年12月16日時点でGoogle検索にておせち予約に関する表示があった39社から、どのような共通点があるのか?を集計いたしました。

調査対象

12月16日~27日Google検索にておせち予約を実施している39社

調査業態 百貨店 ホテル 通販 スーパー コンビニ レストラン 小売
10 10 7 6 4 1 1

サマリー

各社のウェブページで告知されたおせちの予約内容を、限定商品、特典の有無、特典がある場合はその条件などをピックアップして分類しました。1社で複数のおせち料理の予約を掲載している場合がほとんどだったため、ひとつでも限定や特典がある場合はカウントの対象にしています。

1)個数に対して限定予約を行っていた数は16社(41%)

2)予約特典を設置していた数は18社(46%)

3)限定も特典もない数は、14社(36%)

4)限定予約と特典の両方設置していた数は9社(23%)

5)予約開始日は平均10月1日から、締切日の平均は12月23日

6)特典条件と特典内容について
 ※複数回答

本データは、調査サンプル数も統計データと言える数ではないですが、おせち料理の予約という特性を考えれば、大なり小なり生産数には限りがあるといえます。

また、特典に対する条件と特典内容を見ると、少々割り引いても早めに予約数を確定しておきたいという意図が見えてきます。
さらに消費者として限定感や特別感が訴求されていることで、約束しておきたい(=今しか買えないから予約したい)という心理が働くのではないでしょうか?

おせち料理という季節商品の特性上、予約受付期間が限定されているため、必ずしも数量限定などの「限定感」の訴求は見られません。業態やブランド力により手法は異なりますが、多くの場合、このような期間限定で生産数に限りがある予約を募るのであれば、予測した数を期間内に販売することが求められます。

参考までに、限定も特典もついていた業態と、両方なかった業態を比較してみると、百貨店やホテルでは数量限定や特典などが設定されていないものが多くを占めていました。このことから、百貨店やホテルにおいては、付加価値がなくとも期間内に予測した数の予約を獲得できると判断しているのではないでしょうか?

今回の調査はサンプル数が少なく、業態ごとに数も異なるため参考として捉えていただければ幸いです。

明確な結果は得られなかったものの、予約の際の限定や特典というものは、消費者が予約したくなる要素のひとつであると考えます。今後も、限定には期間と数という要素があることに着目し、季節的な予約に注目していきたいと思います。

加藤高士

様々な企業へCRMの導入支援を経て2012年4月株式会社ビジネス・アライアンスを設立。20年以上にわたり企業へマーケティング活動の支援を行う。マーケティングの視点から、予約ラボを通じて予約の可能性について研究を行う。

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