講座やスクール向け予約システム4選|クラウド型予約システムで業務を効率化しよう
知る・学ぶ
公民館や児童館、体育館、生涯学習センターなどの地方自治体の施設や、民間の教室や学習塾、スクールや企業などではさまざまな講座が行われています。講座の予約管理業務を効率化できるのが、クラウド型予約システムです。予約業務だけでなく、付随する会計や統計などの業務負担軽減、オンライン講座との連携の効率化にもつながります。
この記事では、これから講座やスクール、レッスン向けの予約システム導入を検討している担当者の方のためにクラウド型予約システムのメリットや講座・スクール向け予約システム4選を紹介します。予約システムを比較して検討している人も、ぜひ参考にしてください。
クラウド型予約システムが講座・スクールの予約に向いている理由
クラウド型予約システムを導入することで、いろいろなメリットが得られます。クラウド型予約システムが講座・スクールの予約に向いている理由を解説します。
スピーディに導入できる
予約システムを構築するためには、開発するための委託企業探しから依頼、開発、納品までさまざまな工程が発生し、実際に運用できるまでに時間がかかります。できるだけ早く予約システムを導入したいとき、クラウド型予約システムなら、契約直後から利用が可能です。
複数施設の予約を受け付けられる
講座を開催する場所や講座の内容が異なっていても、予約管理を行う元は同じという場合があります。たとえば保育園などの福祉施設での子育て支援講座や教育に関する講座、体育館や運動所でのスポーツ講座やイベント、生涯学習センターでの文化祭や講座などは、管轄する市へ申込みをします。複数の教室を展開しているスクールでも、予約受付は総合窓口のみ、という場合もあるでしょう。
クラウド型予約システムなら、講座内容や開催場所が異なる予約でも、ひとつの窓口(システム)で一括して受付ができます。
講座やスクールの内容によって適した予約システムを選べる
予約システムには、いろいろな形式のものがあります。講座やスクールの内容に応じた予約形式のものが選べるのもクラウド型予約システムのメリットです。
たとえば同一内容の講座を複数の日付で開催している場合には、日付や時間を指定して予約するタイプ、決められた曜日や日時で開催している場合にはカレンダータイプ、時間割やコマ割がある場合指定して予約できるタイプ、講師が指定できる場合には指名予約タイプなどが向いています。
抽選予約やキャンセル待ちに対応できる
講座の定員数よりも応募者数が上回る場合、先着予約、抽選予約、キャンセル待ちの対応をする場合が多いです。ところが公平を期するために抽選予約を導入すると、抽選受付、集計、抽選、当選通知、などの手間がかかります。
既存の予約システムでは抽選予約等に対応していないことも多かったため、抽選予約は予約システムからの申込みができないという状況になっている自治体の予約システムも実は多いです。クラウド型予約システムなら、抽選予約やキャンセル待ちにも対応できます。
決済や割引などの会計処理にも対応できる
クラウド型予約システムには、クレジットカードなどの決済機能が付属しているものも多いです。講座の受講料やレッスン、スクールの月謝などの決済も予約と同時に完了できます。また、高齢者の方、障がい者手帳を持っている方、自治体の住民など受講料の割引対象となる場合にも、割引の上での決済が可能です。
予約業務だけでなく会計業務の効率化にもつながります。また、事前決済を導入することで、いたずら予約やドタキャンなども防げるでしょう。
うっかりドタキャンを防げる
予約者の中には、予約の日時を忘れてしまう、勘違いして予約するなどの理由で意図せずにキャンセルしてしまう場合があります。クラウド型予約システムは、予約日の前日などにメール等で知らせるリマインド機能がついているものも多いです。意図しないドタキャンによる、機会損失も防げます。
オンラインレッスンや講座と連携できる
対面式だけでなく、オンラインでレッスンや講座が開講される機会も多くなりました。クラウド型予約システムは、ZoomやGoogle Meetsなどのオンライン会議ツールと連携しているものや、オンライン会議のURLを予約完了メールに自動添付できるものもあります。オンラインレッスンや講座を開催している場合、予約受付だけでなく開催しているレッスンや講座への誘導や案内まで完結できます。
講座の数や規模、機能によってプランが選べる
クラウド型予約システムは、無料で利用できるものや、機能に応じた有料プランを設けているものもあります。講座の数や施設の規模、コストとのバランスなどによってプランが選べるのも魅力です。まずは無料で試してみてから、必要に応じて機能を増やして有料プランに移行する、といった使い方もできます。
講座・スクール向けクラウド型予約システム4選
クラウド型予約システムは、さまざまなサービスがリリースされています。講座やスクール向けの予約業務の効率化につながる、クラウド型予約システムを機能や特徴等の情報とともに紹介します。
ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)
リザーブリンクが展開するクラウド型予約システムです。一目見ただけで空き状況が確認できるため、希望の講座の検索もスムーズです。直感的な操作ができるため、予約希望者、予約受付者両方にとって操作しやすくなっています。
レッスンを時間割形式で表示するスクールタイプと、講座やレッスンのメニューを選ぶと空いている時間が表示される時間タイプいずれかの表示方法が選べます。Google Meetと連携しているため、Googleカレンダーの予定より招待URLを自動で配信可能です。オンライン講座やレッスンにも便利に活用できるでしょう。基本料金とEnterpriseの2プランを展開しています。
▼公式サイト
https://yoyaku-package.com/industry/school/
eReserve(eリザーブ)
株式会社ASJの展開するクラウド型予約システムです。講座の開講時間、時間枠の定員数、開催日時、曜日など詳細な設定をした上で予約受付ができるため、いろいろなタイプの講座やスクール予約に対応できます。
自動繰上げができるキャンセル待ち機能やウェブ回数券機能、本店と独立したサイトで予約受付ができる支店機能、お知らせメール配信、予約ページ内でのブログ運営などの機能が充実。デザインは20種類のテンプレートの中から選べます。利用できる機能によってeリザーブプラン、eリザーブPプランの2プランがあります。
▼公式サイト
https://www.asj.ne.jp/ereserve/school.html
RESERVA予約(レゼルバ予約)
株式会社コントロールテクノロジーが展開するクラウド型予約システムです。予約の際に講座やレッスンに必要な備品の予約が同時にできる、時間帯ごとの利用料金設定ができるなどの機能があります。ホームページへの予約カレンダー埋め込みや講師指定予約、クーポン発行、月謝の決済やサブスク設定も可能です。
月日別、時間帯曜日別の予約実績の分析や比較ができる集積分析ツールがあるため、民間の企業や教室のマーケティングにも活用できます。Zoomと連携しているため、オンライン講座やレッスンの予約受付にも向いているでしょう。無料で利用できるフリープランを含めて、5つのプランがあります。
▼公式サイト
https://lp.reserva.be/reservation/school/
SELECTTYPE(セレクトタイプ)
株式会社セレクトタイプが運営するカレンダー形式の予約ができるクラウド型予約システムです。定期開催される講座やレッスン、スクールのほかにも1日限定の講座や1DAYレッスンなどの予約受付にも向いています。複数の施設や教室の予約を受け付けている場合には、施設や教室ごとに予約ページを作成可能です。
予約受付時、講座やレッスンの内容に反映できるアンケートの挿入ができます。アンケートの形式もテキスト選択、画像選択など受講者に応じたものが選べます。電話や対面予約などほかの方法で受けた予約も一元管理可能です。無料で利用できるフリープランを含めて、機能に応じた7プランを展開しています。
▼公式サイト
https://select-type.com/lp/schoolReserveSystem/
講座やスクール予約にクラウド型予約システムを取り入れよう
講座やスクール予約にクラウド型予約システムが向いている理由と、クラウド型予約システム4選を紹介しました。
クラウド型予約システムを導入すれば、予約の申込みはもちろん、予約の変更、空き講座を探すなどの作業も予約希望者側で完結できるため、施設側での業務負担が減らせます。予約に関する問い合わせも減り、予約希望者のスムーズな予約にもつながりますので、検討されてみてはいかがでしょうか。