2023年最新版予約管理システムおすすめ20選を徹底比較! 無料プランやお試しがあるものも紹介
知る・学ぶ
INDEX
- 1 予約管理システムを導入すると得られるメリット
- 2 予約管理システムのデメリットと対策方法
- 3 予約管理システムの選び方
- 3.1 システム導入の目的やゴールを明確化する
- 3.2 無料(フリー)プランやお試し版、デモサイトを利用してみる
- 3.3 マニュアルやサポート体制を確認しておく
- 3.4 自社の事業や業種、提供するサービスと親和性のあるものを選ぶ
- 3.5 利用者が操作しやすいものを選ぶ
- 3.6 セキュリティ対策をチェックしておく
- 3.7 導入事例や導入実績を確認しておく
- 3.8 スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに対応した予約管理システムを選ぶ
- 3.9 必要な機能を洗い出してからシステムの選定を行う
- 3.10 決済機能の有無を確認する
- 3.11 連携機能の有無をチェックする
- 3.12 予約条件の柔軟性を確認しておく
- 3.13 顧客管理機能の有無や充実度を確認する
- 3.14 多店舗管理機能の有無や充実度を確認する
- 3.15 候補となるシステムは徹底比較する
- 4 幅広い業種に対応できる予約管理システム比較10選
- 5 飲食店予約に特化した予約管理システム2選
- 6 スクール、レッスン、習い事、塾などの予約に特化した予約管理システム2選
- 7 美容院、サロン、リラクゼーション、病院などの予約に特化した予約管理システム5選
- 8 会議室やイベントなどの予約に特化した予約管理システム1選
- 9 予約管理システムを比較し、自社や自店舗にぴったりのサービスを選ぼう
24時間いつでも予約受付ができる予約管理システムを導入することで、予約業務効率化や顧客満足度の向上などさまざまなメリットが得られます。けれども予約管理システムによって機能や特徴、料金が異なるため、どのサービスを利用すべきか迷っている方も多いかもしれません。
今回の記事では、予約管理システムの選び方や導入するメリットとともに、2023年最新版のおすすめ予約システム20選をおすすめポイントや特徴とともに紹介します。無料でお試しや利用ができる予約管理システムも厳選していますので、予約管理システムの導入を検討されている方は、本記事での紹介をぜひ目次がわりにご活用ください。
※この記事は、「予約の知見」と「サービスの現場」を共創し、そこに眠る価値を発見・創造していく、日本で唯一の予約研究機関【予約ラボ】が監修を行っています
目次
- 1 予約管理システムを導入すると得られるメリット
- 2 予約管理システムのデメリットと対策方法
- 3 予約管理システムの選び方
- 3.1 システム導入の目的やゴールを明確化する
- 3.2 無料(フリー)プランやお試し版、デモサイトを利用してみる
- 3.3 マニュアルやサポート体制を確認しておく
- 3.4 自社の事業や業種、提供するサービスと親和性のあるものを選ぶ
- 3.5 利用者が操作しやすいものを選ぶ
- 3.6 セキュリティ対策をチェックしておく
- 3.7 導入事例や導入実績を確認しておく
- 3.8 スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに対応した予約管理システムを選ぶ
- 3.9 必要な機能を洗い出してからシステムの選定を行う
- 3.10 決済機能の有無を確認する
- 3.11 連携機能の有無をチェックする
- 3.12 予約条件の柔軟性を確認しておく
- 3.13 顧客管理機能の有無や充実度を確認する
- 3.14 多店舗管理機能の有無や充実度を確認する
- 3.15 候補となるシステムは徹底比較する
- 4 幅広い業種に対応できる予約管理システム比較10選
- 5 飲食店予約に特化した予約管理システム2選
- 6 スクール、レッスン、習い事、塾などの予約に特化した予約管理システム2選
- 7 美容院、サロン、リラクゼーション、病院などの予約に特化した予約管理システム5選
- 8 会議室やイベントなどの予約に特化した予約管理システム1選
- 9 予約管理システムを比較し、自社や自店舗にぴったりのサービスを選ぼう
予約管理システムを導入すると得られるメリット
予約管理システムは、従来の予約方法であった対面や電話、FAX、メールなどでの予約を一元管理できるシステムです。クラウドサーバー上に予約情報、顧客情報、売上情報などのデータが保存される仕組みとなっています。予約管理システムを導入すると得られるメリットを解説します。
予約業務が効率化・自動化できる
予約管理システムは、予約担当者や従業員に代わりシステムが24時間365日予約を受け付けます。予約の内容やスケジュール、顧客の情報もクラウド上で保存されるため、紙の台帳やファイルなどで情報を管理する必要もありません。従業員の負担が減り、加えてミスやダブルブッキングも防げるため、予約業務の効率化につながるでしょう。従業員が予約業務にかかりきりにならず、他の業務に集中できるため、生産性の向上や省人化にも有効です。
予約の取りこぼしや機会損失を防げる
予約管理システムは24時間365日予約受付ができます。店舗や企業の営業時間外も顧客の都合に合わせていつでも予約や変更、キャンセルなどが可能です。予約の取りこぼしや機会損失の防止にもつながるでしょう。いつでも予約を受け付けることで、予約を通じた集客にも効果が期待できます。
いたずらやドタキャンを防げる
予約管理システムの中には、クレジットカードなどの事前決済に対応したものもあります。事前に料金を請求、集金できるため、お客様がネット予約だけして来店しない、といったいたずらやドタキャン防止にも効果的です。また、予約管理システムによっては予約前日などにリマインドメールを自動送信できる機能を搭載したものもあるので、うっかり予約を忘れていたといった故意ではないドタキャンも防げます。
集客や販売促進などのマーケティングに活用できる
予約管理システムの中には、予約業務で収集した顧客情報を使って顧客分析が可能なものもあります。顧客情報、利用頻度、良く利用するメニューやサービスなどのデータを自動で収集、蓄積し、顧客分析や顧客満足度調査に活用できます。たとえば利用頻度で顧客を振り分けてデータベースを作ったり、リピーターにのみクーポン付きのメルマガを配信したり、人気のあるメニューをSNSで紹介したりといったマーケティングの施策にも活かせるのもメリットです。
また、予約管理システムの中にはCRMやMAツール、解析ツール、SEO対策ツールなど、外部ツールと連携できるものもあります。顧客情報から集客の施策を考えたり、ニーズを分析した上で新規顧客向けコンテンツを配信したりといった、戦略的なマーケティング活動も実現できます。
予約以外の業務効率化や顧客満足度向上につながる
予約管理システムは、予約受付業務に関連する機能のほか、提供するサービスやビジネスに役立つ機能が搭載されているものも多いです。たとえばクレジットカードをはじめとした事前決済機能を使えば、集金業務のミスを防ぎ効率化につながります。ZoomやGoogle Meets、Microsoft Teamsなどの外部のオンライン会議システムと連携できる予約管理システムなら、予約したオンラインレッスンやセミナーを提供することも可能です。ほかにも予約状況を一覧で確認できるGoogleカレンダー連携機能や、顧客の声を集めるアンケート機能など、便利な機能がさまざまあります。機能を活用することで、予約以外の業務効率化や顧客満足度の向上にも役立ちます。
オリジナルの予約サイトを構築、運用できる
クラウド型の予約管理システムは、オリジナルで予約受付サイトやホームページを作成できるものも多いです。自社にプログラミングやWeb開発の知識やスキルがなくても、簡単にオリジナルの予約受付ページやサイトを構築し、運営できます。ページやサイトの制作方法もドラッグ&ドロップの直感的な操作で構築できるものも多く、初めてWebサイトを設置したいときにも向いています。
予約管理システムはクラウド型のため、同一店舗や施設はもちろん、支店や他店舗などの顧客情報や予約情報も一元管理できます。コストをかけずに複数のオリジナルの予約サイトを構築、運用できるのも、予約管理システムの魅力です。
予約管理システムのデメリットと対策方法
予約管理システムには多くのメリットがある一方、デメリットや注意点もあります。予約管理システムを導入する前に覚えておきたい、予約管理システムのデメリットを対策方法とともに解説します。
キャンセルが発生しやすい
予約管理システムはお客様側で予約の変更やキャンセルができます。予約受付もキャンセルも手間なくできるだけに、キャンセルも発生しやすくなる可能性があることも覚えておきましょう。キャンセルの多さが気になる場合には、予約時の事前決済制にするなどキャンセル防止のための対策を用意しておくのがおすすめです。
従業員に定着しないことがある
予約管理システムは対面や電話、メールなどでの予約受付よりも業務を効率化しやすい一方、今までの予約のやり方を変えたくない、予約管理システムの操作方法が分からないなどで、せっかく導入しても予約管理システムが定着しない場合があります。従業員へ操作方法を教える研修などの機会を設ける、操作が簡単な予約管理システムを取り入れるなど、導入後従業員がスムーズにシステムを使えるための取り組みをするとよいでしょう。
従来の予約方法との併用によるミスやダブルブッキングが発生することがある
予約管理システムと従来の予約方法を併用している場合、ミスやダブルブッキングが起きてしまう可能性があります。たとえば予約管理システムでの予約受付と電話での予約受付が同じ日時で重なってしまった、口頭で受けた予約を聞き間違えてしまったなどです。
従来の予約方法と予約管理システムの予約を併用しやすい工夫をする、メールや電話などでの予約データも一元管理できる予約管理システムを導入する、予約受付は予約管理システムのみにする、などの対策を行いミスやダブルブッキングを防ぎましょう。
無料のシステムは離脱されてしまうことがある
予約管理システムの中には無料で利用できるものもあります。システムにかかる費用を削減できる一方で、無料のため予約受付ページやサイトに広告が入るものもあり、広告への嫌悪感や広告のせいでページが読みにくい、などの理由で顧客が離脱してしまうこともあるでしょう。無料の予約管理システムはお試しで利用する程度にし、ある程度予約管理システムでの予約受付数や集客数が安定してきたら、有料のものや有料プランへの切り替えを検討するのがおすすめです。
利用者の年齢層や性格によってはシステムが不要な場合がある
インターネットでの予約よりも電話や対面での方がよい、クレジットカードより現金支払いの方が安心感があるなど、事業やサービスの利用者層によっては予約管理システムを導入しても顧客や利用者に使ってもらえないことがあります。まずは自社や店舗の事業やサービスの性質、利用者の年齢層や性格などを考えて予約管理システムの導入が必須かどうかを検討しましょう。
予約管理システムを導入すれば顧客への利便性が高まるだけでなく、予約管理業務の効率化にもつながります。機能を制限してシステムを導入する、従来の予約方法と併用する、などの対策を行ったうえで、上手に予約管理システムを活用しましょう。
予約管理システムの選び方
予約管理システムはさまざまなサービスが提供されており、それぞれで得意な分野、機能、料金体系などが異なります。どの予約管理システムを選んでいいか迷ってしまう方のために、予約管理システムを選ぶポイントを解説します。
システム導入の目的やゴールを明確化する
予約管理システムの導入の目的やゴールを明確化しておくと、自社や店舗の課題解決や目的達成に適切なシステム選びにつながります。逆に目的やゴールが曖昧なままで予約管理システムを比較しても、情報が多くどれを選んでいいか分からない、導入後必要な機能がなかった、などの問題が発生する可能性が高いでしょう。
まずは予約管理システムの導入を検討することになった主な理由や、自社や店舗で予約管理システムによって解決したい課題などをまとめ、システム導入の目的や達成したいゴールを明確にすることが重要です。たとえば予約業務が煩雑で従業員の負担が大きい場合、予約受付や管理を一元化、自動化できる予約管理システムが有効です。集金業務の負担が大きい、ドタキャンが多い場合は事前決済機能のある予約管理システムが候補となります。
無料(フリー)プランやお試し版、デモサイトを利用してみる
予約管理システムには、無料で利用できるフリープランや、一定期間お試しができる無料のトライアル、または導入時と同じように操作できるデモサイトを提供しているものもあります。本格的に予約管理システムを導入する前にフリープランやトライアル、デモサイトを利用し、機能や操作性などを確認しておくのがおすすめです。事前に予約管理システムに触れられるので、本格導入後「機能が足りない」「使いにくい」といった失敗を防げます。
利用できる機能や予約数などは最低限であるものの、期間制限なしで無料で利用できるフリープランを設けている予約管理システムもあります。導入初期はフリープランでスモールスタートし、必要に応じて機能や予約数が追加できる有料プランに移行するのもよいでしょう。料金プランも予約数や顧客件数、機能の数や種類、価格に応じて段階的に選べる予約管理システムが多いため、自社や店舗の規模に応じたものを選べます。
マニュアルやサポート体制を確認しておく
実際に予約管理システムを導入後、操作方法や機能の使い方に不明点が出ることもあります。マニュアルなどの資料やサポート体制が充実しているシステムなら安心です。
自社の事業や業種、提供するサービスと親和性のあるものを選ぶ
予約管理システムは日単位、時間単位、店舗単位とさまざまなタイプの予約受付機能が設計されています。施設やイベント予約、宿泊予約なら日単位、レッスンやスタジオ予約なら時間単位など、業種や業態に合う予約受付機能のシステムを選びましょう。
また、自社や店舗で提供するサービスに合う機能を搭載しているものを選ぶのも重要です。たとえばレッスンやスクール、習い事サービスの予約なら振り替え機能、美容院やリラクゼーションの予約ならスタッフ指名予約機能、オンラインレッスンを提供しているならZoomなどのオンライン会議ツールとの連携機能などが向いています。
利用者が操作しやすいものを選ぶ
予約管理システムの機能が多い、または操作が複雑な場合利用者が離脱してしまう可能性があります。利用者ができるだけ簡単かつ気軽に予約できるように、予約管理システムの操作性をチェックしておきましょう。できればシステムはシンプルで、必要に応じてカスタマイズや機能の追加が自由にできるものを選ぶのがおすすめです。
セキュリティ対策をチェックしておく
クラウド型の予約管理システムでは、一般的にデータセンターで顧客の個人情報を管理しています。予約業務では氏名や住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号などの機密性の高い利用者の個人情報を扱うため、セキュリティ対策が重要です。万が一データーセンターが攻撃を受けて個人情報の流出などの問題が発生すると、企業や店舗としての信頼損失のリスクがあります。
データセンターの信頼性、バックアップ体制、予約受付、管理者画面や予約画面など個人情報入力と送信時の通信暗号化、不正アクセス対策、アクセスログの管理などもチェックしておきましょう。
導入事例や導入実績を確認しておく
予約管理システムによっては、特定の業界や業種特化型のものもあります。自社や店舗と同じ業界や、同程度の規模の企業への導入実績や導入事例もチェックしておきましょう。導入企業や導入者数をチェックすると、業種と相性が良いか、業界から支持を得ているかなども把握できます。
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに対応した予約管理システムを選ぶ
スマホやタブレット端末から予約する利用者は増加傾向にあります。スマホ最適化などレスポンシブデザイン対応機能を搭載している、予約画面の文字の大きさや写真などのデザインがデバイスによって崩れないなど、モバイルユーザーが気軽に利用できるシステムを選ぶことも重要です。
必要な機能を洗い出してからシステムの選定を行う
予約管理システムによって搭載されている機能が異なりますが、機能は多ければ多いほどよいわけではありません。使わない機能が多くなることで従業員も利用者も操作性が悪くなる、操作や工程の数が多くなり非効率になる、月々の料金が高くなるといったデメリットがあります。
まずは自社や店舗の予約業務に必要な機能を洗い出し、その機能が搭載されている予約管理システムを選ぶのが重要です。主な予約管理システムの機能を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
機能 | 特徴 |
予約受付機能 | 顧客からの予約を受け付ける機能 |
予約管理機能 | 予約情報の管理や検索、スケジュールの確認や調整、予約のキャンセル・変更の処理を行う機能 |
顧客情報管理 | 顧客の基本情報や予約履歴などを管理する機能 |
通知機能 | 予約確認やキャンセル時の自動通知機能 |
リマインダー機能 | 予約日時の前に顧客へリマインダーを送る機能 |
連携機能 | 予約情報をPOSシステムや顧客管理システムなど他のシステムやツール、アプリ、SNSと連携させる機能 |
決済機能 | 予約管理システム上で決済ができる機能 |
キャンセル待ち機能 | キャンセル待ちリストの作成およびキャンセルが出た際に他の顧客への空きを提供する機能 |
メルマガ発行機能 | 特定の顧客へメルマガを配信する機能 |
顧客アンケート機能 | サービスについて顧客へアンケートフォームを配信、集計できる機能 |
クーポン発行機能 | 割引などのクーポンを発行できる機能 |
予約受付や予約管理のみに使用したいときには、基本的な機能のみの予約管理システムやプランでも問題ありません。予約管理システムを使っていく上で、将来的に必要となる機能が出てきた時にシステムを乗り換えたり、上位プランにしたりといった選択肢を選ぶとよいでしょう。
決済機能の有無を確認する
無断キャンセルやドタキャンを防止したいとき、会計や集金業務を効率化したいときは、決済機能が搭載されている予約管理システムを選びましょう。決済機能があれば会計の待ち時間が無くなる、ポイントが付く決済方法を選べるなど利用者にとってもメリットがあり、新たな顧客層の開拓にもつながる可能性があります。
決済機能はクレジットカードの他、電子マネーやスマホ決済、PayPalに対応している予約管理システムもあります。利用者の層にマッチする決済方法が得られる予約管理システムを選ぶことも大切です。また毎月月謝や月会費として自動で徴収できる機能、回数券やチケット制で決済できるシステムもあります。
決済機能の他、利用規約などから決済手数料もチェックしておきましょう。
連携機能の有無をチェックする
予約管理システムをマーケティングにも有効活用したいときには、連携機能を確認しておきましょう。たとえば利用者の評価や口コミを拡散させたいときにはFacebookやInstagramなどの利用者が多いSNSとの連携機能が、予約状況を一目で確認できるようにする、または顧客がスケジュール管理ができるようにしたいときは、Googleカレンダーなどのスケジュールアプリとの連携機能などが有効です。顧客のデータを収集、分析してマーケティングに活用したいときにはMAツールなどと連携できる機能があるかを確認しましょう。
すでに自社や店舗で使用しているツールやアプリがあるなら、既存ツールやアプリとの連携に対応している予約管理システムを導入します。POSレジや顧客管理システムと連携したいときも同じです。
予約条件の柔軟性を確認しておく
予約条件へどれだけ柔軟に設定できるか確認しておきましょう。たとえば美容院やリラクゼーションなどのサービスの予約なら、スタッフの出勤状況や利用可能な設備の数の増減に合わせて、予約可能枠の表示を自動で変えられれば、手作業による調整が不要になります。
顧客管理機能の有無や充実度を確認する
すでに顧客管理システムを導入済みの場合を除けば、顧客管理システムとしても活用できる予約管理システムを選ぶのがおすすめです。予約管理システムは予約業務で収集した顧客情報と連携させてマーケティング施策を実施すれば、売上アップや集客アップなどにつなげられます。
予約管理システムに搭載されている顧客管理機能には、予約管理システムを経由せずとも会員情報を登録できる機能、CSV形式のデータやExcelファイルなどから一括で登録ができる機能、重複データの統合(名寄せ)機能などがあります。導入当初はマーケティングへの活用を考えていなくても、顧客管理機能を選択できるプランのあるシステムを選ぶと、将来的にマーケティングにも活用できるでしょう。
多店舗管理機能の有無や充実度を確認する
複数の店舗や支店で予約業務を行う場合、多店舗管理機能の有無と充実度が予約管理システム選択の上で重要なポイントになります。各店舗の予約ページや顧客データを一元管理できる機能、予約業務に関する閲覧や操作の権限を一定範囲で現場の担当者に付与する機能、本部と店舗間あるいは店舗同士のコミュニケーションを円滑にするための機能、店舗ごとのスタッフのシフト管理機能などを搭載した予約管理システムを選ぶと、他店舗や支店同士での予約情報や顧客情報の管理がスムーズになるでしょう。
候補となるシステムは徹底比較する
ある程度候補となる予約管理システムを絞り込めたら、それぞれのシステムの特徴、機能、料金プランなどを徹底的に比較して検討します。特に予約管理システムの料金は、機能や規模によって異なります。小規模な事業者向けのシンプルなプランであれば、月額数千円〜数万円程度が一般的です。必要な機能と、セキュリティ面などの要件が満たされるサービスの料金を確認しましょう。
次に、厳選したおすすめ予約管理システムを業種別に紹介します。システムの特徴や機能、料金プランについても掲載していますので、ぜひ自社や店舗の予約管理システム選びの参考にしてください。
幅広い業種に対応できる予約管理システム比較10選
幅広い業種に対応できる予約管理システムを10選紹介します。
ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)
業界や業種を問わず、あらゆる予約に関する課題解決が実現する予約管理システムです。
2010年のサービス開始から積み上げてきたノウハウを活かし、課題やお悩みに合わせた最適なパッケージの提案も受けられます。導入事例が1万件以上ともなる豊富な実績があり、国際規格ISO/IEC 27001:2013に基づくISMS認証、および国際規格ISO/IEC 27017:2015に基づくISMSクラウドセキュリティ認証の堅牢なセキュリティも完備。はじめて予約管理システムを導入したいときや、予約管理システムの乗り換えを検討しているときにも選択肢となります。
操作感や機能を実際的に確認したい場合に便利な業種ごとのデモサイトも、公式サイト内で公開されています。
▼料金プラン
- 基本料金 月額22,000円
- 月間の受付数に応じた従量課金コースあり
- Enterpriseプラン 要問合せ
▼公式サイト
https://yoyaku-package.com
STORES予約(ストアーズ予約)
顧客側でも店舗や企業側でも、スマホアプリを通じて簡単に操作できる予約管理システムです。
自社や自店のLINE公式アカウントと連携できる機能を活用すれば、予約の受付や日程変更、自動案内がLINEを通じてスムーズにできるようになります。また、予約履歴や支払い履歴、顧客情報を一括管理でき、指定した条件の顧客へ個別または一斉連絡をするなど顧客の状態に合わせたフォローやコミュニケーションも提供できます。
年契約をするとひと月あたりの費用が割引になるため、継続的に利用できる予約管理システムを探しているときにも向いています。
▼料金プラン
- フリー0円
- スモール 月額12,980円(年契約時月額9,790円)
- チーム 月額22,880円(年契約時月額19,690円)
- ビジネス 月額31,790円(年契約時月額28,600円)
- エンタープライズ 月額77,000円(年契約時月額66,000円)
▼公式サイト
https://stores.jp/reserve
AirRESERVE(エアリザーブ)
株式会社リクルートが提供する予約管理システムです。
同社が提供するAirペイやAirレジと顧客情報を連携できるため、予約管理業務のほか決済や販促、さらに経営改善の業務も効率化できます。予約時の入力項目をメニューごとに設定したり、来店目的や事前希望などを自由に書き込める備考欄を設けたりなど、事前のヒアリングが必要な業種の予約にも使いやすくなっています。
月の予約件数に関わらず月額料金は一定のため、毎月のコストを気にせず使いたいときにも向いています。
▼料金プラン
- フリー0円
- ベーシック 月額5,500円
- プレミアム 要問い合わせ
▼公式サイト
https://airregi.jp/reserve/
RESERVA(レゼルバ)
予約システム導入企業の87%が売上アップを実感した実績のある予約管理システムです。
SEOに強いため、検索エンジンからの流入による新規顧客の集客効果も期待できます。Googleカレンダー連携、LINE・Facebook等のSNS設定、アメブロからの予約ボタン設置、スマートロックやZoom等の外部システムとの連携もできます。
多店舗管理や外国語対応、キャンセル待ち受付などの機能も豊富にあり、350を超える業種への導入実績のある柔軟性の高さが魅力です。
▼料金プラン
- フリー0円
- シルバー 月額7,700円(年契約時月額5,500円)
- ゴールド 月額15,400円(年契約時月額11,000円)
- エンタープライズ 月額27,500円(年契約時月額22,000円)
- スイート 月額55,000円(年契約時月額46,200円)
▼公式サイト
https://reserva.be/
リザエン
200業種以上の業種での導入実績を持つ予約管理システムです。
アプリケーションの脆弱性対策も万全で、24時間365日のサーバー監視運用体制、プライバシーマークとISMS(ISO/IEC 27001)認証の取得、データの定期バックアップ、SSLによる通信暗号化、操作ログの取得など高水準のセキュリティ機能を搭載しているため、顧客情報はもちろん機密情報を取り扱う自治体や官公庁、教育施設などの強固なセキュリティが必要な予約管理システムとしても向いています。
月額料金は予約件数に応じて変動する従量課金制を採用し、1ヶ月の無料トライアルも利用できます。
▼料金プラン
- ビジネス版 月額10,000円~、初期費用20,000円
- エンタープライズ 月額、初期費用とも要問い合わせ
- 各種オプション機能あり
▼公式サイト
https://www.riza-en.jp/
SuperSaaS(スーパーサーズ)
世界中の19万を超える企業に採用されている予約管理システムです。
34の言語に対応した多言語機能を搭載しているほか、予約時の決済は世界の26の通貨やPayPalにも対応しています。外国人の顧客の利用も多い飲食業や観光業、グローバルなサービスの予約管理システムとしても向いています。オンラインスケジュールソフトウェアでは、外部アプリケーションやソフトウェアとの連携を提供しています。
FacebookやWordPressプラグイン、Googleカレンダー、MailChimp、Google Analytics、QuickBooks、Zoom、Twilioと、幅広い外部システムと連携可能です。
▼料金プラン
- 無料版 0円
- PACKAGE A 月額1,000円
- PACKAGE B 月額2,000円
- PACKAGE C 月額3,000円
- PACKAGE D 月額4,000円
- PACKAGE E 月額5,000円
▼公式サイト
https://www.supersaas.jp/
Direct Reserve(ダイレクト・リザーブ)
25業種以上、7種類の予約方式に対応した予約管理システムです。
スマホ版機能無制限でも月額3,000円、1日あたり100円の低コストで導入できるため、スモールスタートを検討しているときや、手軽に利用できる予約管理システムを探しているときにも向いています。本契約前の無料体験が利用でき、導入前も無料相談が可能です。
また導入後も営業時間内のメールなら60分以内に折り返すなど、丁寧かつスピーディな支援も受けられます。
▼料金プラン
- 標準版 月額3,000円~、初期費用15,000円
- カスタマイズ版 月額20,000円~、初期費用70,000円
- 各種オプション機能あり
▼公式サイト
https://direct-reserve.info/
Goope(グーペ)
「Goope(グーペ)」はGMOペパボ株式会社が提供するホームページ作成サービスです。
サービス内に搭載されている「イベント予約」機能を活用することで、自社や自店舗のホームページ内に簡単に予約管理システムを構築できます。イベント予約では日程ごとに最大30件までの予約受付が可能で、ページの画像設定や提供するサービスの作成や編集、予約の確認、受付フォームの設定などができます。
予約管理システムと同時に自社や自店舗のホームページや予約管理サイトを構築したいときに向いています。15日間の無料お試しも利用可能です。
▼料金プラン
- ライト 月額1,100円(12ヶ月契約)、1,650円(1/3/6ヶ月契約)
- スタンダード 月額3,300円(12ヶ月契約)、3,850円(1/3/6ヶ月契約)
- 各種オプション機能あり
▼公式サイト
https://goope.jp/
SelectType(セレクトタイプ)
170以上の豊富なテンプレートから、業種やイメージに近いものを選ぶだけで自動で全機能のセットアップが終了する予約管理システムです。
テンプレート選択後、業態に合わせた詳細設定を行うだけですぐに予約管理システムを利用できます。カスタマイズ性も高く、背景やテキスト、ボタンなどの詳細なデザインの設定も可能です。オリジナルの予約フォームや予約カレンダーも簡単に作成できます。
予約管理に必要な基本機能のほかにも、サブスク機能や回数券・チケットといったユーザビリティを高める機能、アンケート調査機能、お問合せ管理システム、ホームページ作成機能等の機能が充実しています。
▼料金プラン
- フリー 0円
- ベーシック 月額1,500円
- プロフェッショナル 月額3,000円
- プレミアム 月額10,000円
▼公式サイト
https://select-type.com/
Square予約(スクエア予約)
予約管理と決済をはじめとした、幅広い店舗管理業務をサポートする予約管理システムです。
予約や空き時間の管理はアプリ上で簡単にでき、会計、カード情報の保存管理、請求書発行などのPOSレジ機能、顧客管理やスタッフ管理ツールなどが搭載されています。
また、Instagram上での商品販売や在庫情報の同期、商品発送設定などオンライン販売を効率化する機能も充実しています。
▼料金プラン
- フリー 0円
- プラス 月額3,000円(1店舗あたり)
- プレミアム 月額8,000円(1店舗あたり)
▼公式サイト
https://squareup.com/jp/ja/appointments
飲食店予約に特化した予約管理システム2選
飲食店予約に特化した予約管理システム2選を紹介します。
TORETA予約台帳(トレタ予約台帳)
飲食店のDXツールやサービスを展開する、株式会社トレタが提供する予約管理システムです。
トレーニング不要で簡単に使用できる直感的な操作に、銀行ATMに匹敵する99.9983%の稼働率と高い安定性を誇ります。
また20以上のグルメサイトと10以上のPOSとシステム連携ができるため、グルメサイトからの予約の自動集約やオーダー履歴の顧客台帳への自動記録など、飲食店の予約をふくめた業務を効率化する機能が充実しています。
▼料金プラン
- 要問い合わせ
▼公式サイト
https://toreta.in/toreta-daicho/
レスラク
食べログやぐるなび、Hotpepperグルメ、ヒトサラなどの大手グルメサイトからのネット予約を一元管理できるシステムです。
複数のグルメサイトの席在庫をシステム上で一元管理できるため予約業務が効率化するだけでなく、グルメサイト間での席在庫の隔たりがなくなることで集客率もアップします。
ほかにも在庫カレンダーや各グルメサイトからのアクセスや予約などの分析機能、利用中の顧客台帳との連携機能なども充実しています。
▼料金プラン
- 要問い合わせ
▼公式サイト
https://www.resraku.jp/
スクール、レッスン、習い事、塾などの予約に特化した予約管理システム2選
教室やレッスンなどの予約に特化した予約管理システム2選を紹介します。
hacomono(ハコモノ)
フィットネスクラブやスクール、公共運動施設やセルフエステ、温浴施設などの業種の予約管理に特化した予約管理システムです。
予約管理機能のほか、入会受付機能、キャンセルや振り替え機能、デジタル会員証の発行、スクールの新旧機能、オーダーメイドの接客やサービス提供に役立つ顧客分析機能や、オンラインレッスン機能、スクール管理やロッカー管理等、教室や施設運営、バックオフィス業務を効率化できる機能も充実しています。
▼料金プラン
- 基本プラン 月額35,000円、初期費用150,000円
- 各種オプション機能あり
▼公式サイト
https://www.hacomono.jp/
WTE(ワールドトークエンジン)
オンラインスクールの運営に特化したプラットフォームです。
予約管理のほか、決済、レッスン管理、給与計算などオンラインスクール運営に必要な機能がすべて搭載されています。サービスやレッスンの内容に合わせた予約システムのカスタマイズや、集客用のホームページ制作も可能です。補助金などの資金調達や、システム導入までディレクターによるマンツーマンのサポートも受けられます。
▼料金プラン
- 要問い合わせ
▼公式サイト
https://pr.wte.jp/
美容院、サロン、リラクゼーション、病院などの予約に特化した予約管理システム5選
美容院やサロン、医療機関などの予約に特化した予約管理システム5選を紹介します。
Repitte BEAUTY(リピッテビューティー)
LINE公式アカウントを通じて予約管理ができるサービスです。
お客様はLINEのトーク画面から予約受付や登録、キャンセルなどの操作を簡単にできます。
すべての操作がLINE上で完結するため、顧客の離脱も防げます。また、LINEを通じてキャンペーンや新サービス、クーポンなどの一斉配信もできます。顧客情報の閲覧やメニューの設定をはじめ、スタッフのシフト登録やメッセージ配信などまですべて管理画面から利用可能です。
▼料金プラン
- 店舗利用(2名以上で利用する場合) 月額8,000円
- 個人利用(1名で利用する場合) 月額2,000円
- 各種オプション機能あり
▼公式サイト
https://repittebeauty.cnctor.jp/
きりんカルテ
タブレット端末&電子ペンを活用することで、紙のカルテの書き心地のまま電子化を実現した、クラウド型電子カルテです。
患者様からの予約を管理できる機能が搭載されているため、医療機関などの予約管理システムとしても活用できます。ほかにも在宅診療や自由診療に特化した各種機能や、撮影した画像をそのままカルテにアップロードできる機能も充実しています。
▼料金プラン
- 要問い合わせ
▼公式サイト
https://xirapha.jp/
ワンモアハンド
整骨院や鍼灸院、整体院やリラクゼーションサロン、エステサロンの予約管理に特化した予約管理システムです。
店舗やサロンのホームページ、LINE、SNSと多方面からの予約を一元管理できます。スタッフと施術の紐づけやスタッフ、施設、機器の同時管理、最小5分単位での予約受付などの店舗やサロン運営を効率化できる機能のほか、アンケート機能、Google口コミや大手美容系クーポンサイトとの相互連携などのマーケティング機能も充実しています。
最短即日のアカウント発行とログインが可能なため、すぐに予約管理システムを導入したいときにも向いています。
▼料金プラン
- スタンダードプラン 月額10,780円
- アドバンスプラン 月額14,080円
- マスタープラン 月額16,280円
▼公式サイト
https://pr-onemorehand.jp/static/top/
Salon de Net(サロン・ド・ネット)
美容院と美容室向けの予約管理をはじめ、顧客管理、売上管理、経営分析などのトータルITソリューションサービスです。
各サロンの運用や希望に合わせた最適なプランやサービス構成の提案や相談が受けられ、契約プランもリースまたはレンタルが選べます。
すべてのサロンの予約管理を画面上で一元管理できる予約管理システムをはじめ、リアルタイムでサロンの経営分析ができるシステムや、ポイント戦略やランク戦略などサロンの運用に応じてカスタマイズできる顧客や売り上げ管理システムを利用できます。
▼料金プラン
- リース契約 月額9,800円~、初期費用0円~
- レンタルプラン 月額100,000円~、初期費用13,000円~
▼公式サイト
https://www.salondenet.tokyo/
yoyakul.jp(ヨヤクルドットジェイピー)
美容室やサロン向けの予約管理、POSレジ、売り上げ分析機能のオールインワンシステムです。
お客様のタイミングに合わせた予約受付をはじめ、POSレジと連動した会計処理やレシート発行、多彩な角度からの売り上げ分析機能、販促のためのメール一斉配信機能が搭載されています。
また写真や手書きの画像でお客様のカルテを管理できる機能や、わずか10分でホームページを作成できる機能も利用できます。
▼料金プラン
- 無料プラン 0円
- 有料プラン 月額 4,950円
▼公式サイト
https://www.yoyakul.jp/
会議室やイベントなどの予約に特化した予約管理システム1選
会議室やイベントなどの予約管理ができる予約管理システムを紹介します。
予約ルームズ
会議室の予約管理ができるクラウド型サービスです。
顧客側がPCやスマホから予約やキャンセルができるだけでなく、空き室の前に端末を設置すれば、その場で予約も可能です。
予約管理機能だけでなく、利用開始時間を一定時間経過した段階で利用者の入室が確認できない場合に予約を自動キャンセルする機能や、利用時間10分前から終了時間のアラート作動、次の来訪者の受付時の会議室利用者への自動通知、会議室の端末で次の利用者の予定表示など、会議室の利用改善のための機能も充実しています。
▼料金プラン
- ホームページより要ダウンロード
▼公式サイト
https://rooms.receptionist.jp/
予約管理システムを比較し、自社や自店舗にぴったりのサービスを選ぼう
予約管理システムを導入するメリットや選び方、おすすめの予約管理システム20選を紹介しました。予約管理システムによって強みや機能が異なるため、複数のシステムを比較検討することが重要です。ぜひ自社や自店舗に最適な予約管理システムを導入し、予約管理業務の効率化や顧客獲得、集客につなげましょう。