コールセンターの受付システムは【自動化】できる! 業務の種類ごとに最適なシステムとは?
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コールセンターでは、受付に関する業務が多く発生します。コールセンターでの受付業務の効率化、自動化を検討している企業の管理者の方や、コールセンターの運営責任者の方も多いのではないでしょうか。コールセンターでの業務を効率化、自動化するにはCRMやCTI、FAQシステムなどのツールの導入が有効です。本記事では受付業務を中心に、コールセンターにおける様々な業務を自動化するメリットに合わせて、各システムの種類や比較、おすすめポイントを解説します。
※この記事は、「予約の知見」と「サービスの現場」を共創し、そこに眠る価値を発見・創造していく、日本で唯一の予約研究機関【予約ラボ】が監修を行っています
- コールセンターで「受付」を行うときはどんなとき?
- コールセンターの受付業務を自動化するメリット
- 目的によって異なる、コールセンター業務「自動化」の種類
- コールセンターにおすすめの受付システム【CRM】編
- コールセンターにおすすめの受付システム【CTI】編
- コールセンターにおすすめの受付システム【FAQシステム】編
- コールセンターにおすすめの受付システム【予約管理システム】編
- 最適な受付システムを導入してコールセンター業務を効率化しよう
目次
コールセンターで「受付」を行うときはどんなとき?
業種・業態を問わず、様々な企業、店舗、役所などでお客様向けのコールセンター業務は必要です。コールセンターで「受付」という工程が発生する具体的なシーンを解説します。
提供サービスの予約受付
以下のような提供サービスの予約受付を行うコールセンターも多いです。
- 自社提供サービスの予約受付
- 旅館、ホテルなどの宿泊予約
- レストランの来店予約
- 製品の訪問修理の予約受付
- 市役所、医療機関などでのワクチン接種受付 等
また担当者不在などで発信側(お客様)へコールセンターからコールバックするときの予約受付も含まれます。
商品の購入予約
発売前、またはお取り寄せが必要な商品の販売予約をコールセンターで受け付けることもあります。購入方法、支払い方法、お客様の氏名や住所、電話番号などの個人情報の確認も行います。
商品や、その他の物品を顧客が受け取りにくる際の予約受付
商品や物品を申し込み、その後顧客が取りに来る際の予約受付を行うコールセンターもあります。たとえばコールセンターで購入申し込みをして最寄りの店舗で商品を引き取る場合や、市役所でのマイナンバーカードを申し込み受け取り予約をするなどの場合が該当します。
問合せの受付
以下のような電話やメール、WEBフォーム入力などからの、顧客からの問い合わせの受付もコールセンターで行います。
- 商品ジャンル
- サービスジャンル
- キャンペーン情報問合せ
- 営業関連の問合せ
- クレーム対応
- 商品やサービスに関する相談
- アフターサポート 等
電話での問合せであれば音声による自動応答でカテゴリを振り分け、適切な窓口へつないだり、メールやフォームであれば受付時点の入力項目でカテゴリ別に選択できる形式になっていたりします。
コールセンターの受付業務を自動化するメリット
コールセンターでの受付業務はシステムやツールを使うことで自動化できます。コールセンターの受付業務を自動化することで得られるメリットを順に解説します。
業務を最大限効率化できる
コールセンターの受付業務を自動化することで、対応時間の短縮や処理速度の向上、省人化につながります。その結果対応人員コストの削減、受付内容の詳細に応じての柔軟な対応者アサイン、受付対応の記録にリソースをまわせる、資産化し教育に活かすなどのメリットが得られます。
24時間、365日受付可能となる
コールセンターの受付業務を自動化すれば、24時間365日受付対応ができます。コールセンターの営業時間外にも顧客は問合せしやすくなり、営業時間内のコールセンターへの入電混雑も、軽減が期待できるでしょう。
応対品質の向上・均一化が期待できる
自動化によって適したスキルをもった対応者へアサインできるようになり、応対品質の向上や均一化が期待できます。
オペレーターの教育にも活用できる
以下のように、自動化はオペレーターの教育面に活用できるメリットも得られます。
- 自動化により削減できた人材のリソースをオペレーターの教育や育成に回せる。自動対応の履歴を活用して適切なフィードバックを行う
- 対応記録情報を研修資料に活用する 等
目的によって異なる、コールセンター業務「自動化」の種類
コールセンターの受付業務自動化を実現する代表的なシステムには「CRM」「CTI」「FAQシステム」「予約システム」があります。それぞれのシステムの特徴やメリットを解説します。
顧客情報や対応状況を適切に管理したい→CRMがおすすめ
CRMとは「顧客関係管理システム」を指し、顧客情報や対応履歴、さらに顧客に紐づけたメール、電話、チャットなどからの問い合わせを一元管理できます。CRMは担当オペレーター、対応状況などの最新ステータスを管理できるのが特徴です。コールセンターで導入すると、電話着信やメール受付と同時に顧客の基本情報や過去の応対履歴をすぐに確認しながら会話ができるメリットがあります。
通話の振り分けやオペレーターの支援を行いたい→CTIがおすすめ
CTIはコールセンターシステムの構築要素のひとつです。インバウンド、アウトバウンド向け、または両方向けのCTIがあります。たとえばアウトバンド向けCTIなら発信先の振り分けや通話録音、リストを使って効率よく架電できる、トークスクリプトを自動表示する会話サポートなどの機能があります。
問合せ内容のうち、よくある質問への対応を自動化したい→FAQシステムがおすすめ
あらかじめ想定される質問と回答を「よくある質問(FAQ)」として用意し、ユーザーがWebサイトやアプリ上で疑問や課題を検索し、問題の自己解決を促すのがFAQシステムです。解決できなかった場合はサポートセンターへ問い合わせが開始されるものや、チャットボットと連動できるものもあります。
コールセンターでは、オペレーターが回答例や対応方法などを参照するために、FAQシステムを活用する方法もあります。
予約受付を自動化したい→予約管理システムがおすすめ
予約管理システムの機能を使って、コールセンターの受付業務を効率化できるさまざまな活用方法があります。たとえば顧客情報管理機能を活用し、サイト上でFAQページに予約システムを埋め込み、「未解決の方は」というかたちで予約受付やコールバック受付へ誘導する、といった使い方も可能です。
コールセンターにおすすめの受付システム【CRM】編
・FastHelp5
電話やメール、FAXなどさまざまなアクセスから集められる顧客情報とコンタクト履歴を一元管理できるCRMです。
▼公式サイト
http://www.techmatrix.co.jp/product/fasthelp5/index.html
・TramOneCloud(旧UNIVOICE)
PBX機能も使用でき、リモートワークにも完全対応しているCRMです。
▼公式サイト
https://www.tramsystem.jp/pbxcloud/
・Salesforce Sales Cloud
組み込みの自動化機能、AI、リアルタイムデータの更新など業務効率化のための機能が豊富にそろったCRMです。
▼公式サイト
https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/
コールセンターにおすすめの受付システム【CTI】編
・CallConnect
最短即日でコールセンターのシステム立ち上げ可能なCTIです。
▼公式サイト
https://www.callconnect.jp/
・BIZTEL
コールセンターのほか、テレワーク環境やスマートフォンの内線化システムも搭載したCTIです。
▼公式サイト
https://biztel.jp/
・MiiTel
IP電話と録音、文字起こし、音声解析の機能がひとまとめになったCTIです。
▼公式サイト
https://miitel.com/jp/
コールセンターにおすすめの受付システム【FAQシステム】編
・PKSHA FAQ
簡単にFAQの作成、公開、分析、運用改善が可能なナレッジマネジメントシステムです。
▼公式サイト
https://aisaas.pkshatech.com/faq/
・ナレッジリング
検索性や操作性が高く、どこでもログインして一元管理ができるナレッジマネジメントシステムです。
▼公式サイト
https://faq-system.com/
コールセンターにおすすめの受付システム【予約管理システム】編
コールセンターの受付業務効率化におすすめの予約システムが「ChoiceRESERVE」です。予約受付の自動化機能をコールセンターのコールバック予約に活用されている事例も多くあります。また、PCR検査の予約管理システムとして利用されている事例もあります。
▼公式サイト
https://yoyaku-package.com/
▼「ChoiceRESERVE」の、コールバックにおける予約管理システムの活用事例については、ぜひ下記もご覧ください。
https://yoyaku-package.com/industry/callcenter/
最適な受付システムを導入してコールセンター業務を効率化しよう
コールセンターの受付業務を効率化できるシステムの種類やおすすめシステムを紹介しました。予約システム「ChoiceRESERVE」などでコールセンターの受付業務を自動化することで、コスト削減や対応履歴の資源化などさまざまなメリットが得られます。
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