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店舗受け取りシステムは忙しい現代人と人気店の標準となるか|評価の高いシステム3選

知る・学ぶ

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2021.11.19 2024.02.29
浅川 仁

会社員時代はITソリューション系商社で営業職・企画職に従事。セキュリティ関連企業の営業中間管理職なども経験。旧司法試験が終了する前に記念受験するなど、法律好きだったりもする。ネットの可能性に目覚めたことから、その一環としてWebライティングを探求中。

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店舗受け取りシステムは、ネットなどで事前に注文した品を最寄りの店舗で受け取れる便利なシステムです。通販サイトのコンビニ受け取りなどもその一種で、外出していることが多い通販ユーザーの利便性や人気店の混雑緩和など、さまざまなシーンで役立ちます。

この記事では、店舗受け取りシステムのメリットや導入拡大している背景と、数ある店舗受け取りシステムの中から評価の高いシステム3選を見ていきましょう。

店舗受け取りシステム3パターンとそのメリット

ひとくちに店舗受け取りシステムといっても、形態の細かな部分で見ていくとさまざまなパターンがあります。ここでは、代表的な3つのパターンを見ていきましょう。

1.ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取る

ヨドバシ・ドット・コムやアマゾンで知られる受け取り方法のひとつで、各社のサイト上で手続き可能なシステムです。注文時に自宅ではなくヨドバシカメラの実店舗での受け取りを選択したり、最寄りのコンビニをアマゾンの受け取り場所に指定したりできます。その利便性の高さから利用客の評判もよく、他のECサイトを運営する業者の参入も増えており、通販利用シーンで見かけることが多い受け取り方法です。

このシステムでは本来なら自宅へ配送される商品を、わざわざ別の場所である実店舗やコンビニに受け取りに出向く手間がかかります。ではなぜ支持されているのかといえば、自宅にいなくても問題ないというメリットがあるためです。

日中不在で夜の帰宅時間の一定しないビジネスマンなどは、宅配便の不在票を見て再配達を依頼することすら難しいケースが少なくありません。実店舗やコンビニ、配送会社の営業所での受け取りにしておけば、気兼ねなく注文できます。

2.ネットで見つけたお店の商品を購入予約する

通販で買った商品だけでなく、通販では扱っていない商品を予約注文して受け取るパターンがあります。実店舗でしか扱っていない商品を来店客以外にも宣伝する手段として、ネットの効果は大です。

店舗受け取りシステムを利用することで、ECサイトのように商品を発送する必要はなく、予約客にも通常の店頭販売と同様に対応できます。さらに、ネット上に掲載した商品の販売だけにとどまらず、来店による他の商品の販売機会アップや顧客の囲い込みを期待できる点もメリットです。

利用客から見た場合、店舗に行かなければ知ることのなかった商品を発見できる楽しみがあります。また、ネットで予約注文した商品でありながら、実店舗で商品そのものを確認したうえで受け取れる点や、配送料がかからない点もメリットのひとつです。店舗にも利用客にも役に立つシステムとして、今後ますます増えることが予測されます。

3.店頭商品をネットで注文してお店で受け取る

店頭のみで販売している商品の注文をネットで受け付ける点は上記と同じですが、店舗受け取りシステムには予約がなければ提供が難しい商品を販売する手段としての役割も求められています。たとえば、オーダーメイドのスイーツや大口の注文です。

小規模な人気店の場合は、予約なしの来店客が殺到することで注文がさばききれなくなったり、細かいオーダーを受け付けられなくなったりするなど、注文の管理に支障をきたす可能性があります。店頭受け取りシステムを導入していれば、注文の受付業務が軽減されるとともに、店頭が混雑していてもオーダーを受けることが可能です。また、キャッシュレス決済サービス機能で会計が済んでいれば、店舗での負担が軽減し、商品の提供に集中できます。

利用客にとっての主なメリットとしては、混雑回避や待ち時間短縮などがあげられます。注文ミスや電話・口頭注文で起きやすい聞き間違いといったこともないでしょう。

いま注目されている店舗受け取りシステム3選

近年増加する店舗受け取りシステムの中から、評価の高いシステム3選をご紹介しましょう。

注文してからゆっくり取りに行ける事前注文システム「COTOL(コトル)」

事前注文システムCOTOLは、小規模人気店の混雑緩和に最適といえる店舗受け取りシステムです。COTOLで予約注文を受け付ける仕組みは簡単で、店舗情報と商品を登録します。次に、受け取り可能な日時の設定をして事前注文サイトを公開するだけです。

自動通知される事前注文サイトに入った発注に沿って商品を用意し、予定の日時に来店する利用客に渡します。事前注文サイトは24時間365日、いつでもスタッフに代わって注文を受け付けてくれるので、販売チャンスは無限です。

COTOLには在庫管理や一覧で確認できる注文状況管理、商品のカスタマイズに対応するカスタムオーダーなど多くの機能が搭載されています。また、多言語対応やクレジットカード決済も可能です。さらに、複数店舗の商品を一緒に販売することもでき、利用客の利便性を高めながら売上を増やせます。

▼料金体系
・月額:33,000円
・初期費用:55,000円
COTOLの料金は6ヶ月ごとの前払いです。月額料金で注文件数300件まで利用できます。301件以上の注文は100件ごとに3,300円の従量課金です。

▼オプション
・複数受取場所設定:月額3,300円 ※10拠点あたり
・クレジットカード決済:月額3,300円
・注文情報出力:月額3,300円など
※金額はすべて税込です。

▼「COTOL」公式サイト
https://cotol.jp/

ショップにも選択肢を与えるクラウド型EC構築パッケージ「aishipGIFT(アイシップギフト)」

aishipGIFTは食品とギフト業界に特化したEC構築パッケージです。店舗受け取りシステム専用ではなく、配送型のEC運営にも対応しています。利用ショップが店頭受け取りを利用したいと思ったときに利用できる環境を用意した、クラウド型で使いやすいパッケージです。

店頭受け取りシステムの利用は店舗単位に限らず、商品単位で設定することもできます。一般の商品は通常配送で、配送に適さない商品を店舗受け取りにするといった使い方が可能です。

また、リピート購入や顧客の囲い込みに役立つクーポンの発行やポイント付与機能があります。楽天ペイやd払い、Amazon Payといった決済手段にも対応しており、幅広い利用客のニーズに応えることが可能です。

▼料金体系
・ベーシック:月額29,800円
・オールイン:月額44,800円
・アドバンス:月額89,800円
・初期費用:ベーシックとオールインは30,000円、アドバンスは100,000円で、年次契約をするとすべて無料になります。

店舗受け取りにはオプションサービスの店舗受取機能の利用が必要で、料金は月額10,000円です。ソーシャルログイン機能など複数のオプションが用意されています。
※金額はすべて税別です。

▼「aishipGIFT」公式サイト
https://gift.aiship.jp/

偶然見つけた商品の取り置きができる「OTORIOKI(オトリオキ)」

OTORIOKIは店頭取り置きシステムと名付けられています。スマホの画面を眺めていたら、お気に入りのアイテムを発見!といったケースに対応する店舗受け取りシステムです。欲しい物が見つかった利用客の購買行動をネットで完結させずに来店につなげます。

操作手順は利用客からの依頼をスマホで確認し、ボタンタップだけで取り置き処理を完了できます。あとは来店を待って販売し、引き取り完了のボタンをタップすればOKという簡単さです。パソコンも使えます。

▼料金体系
・Trialプラン:月額0円のお試しプランです。
・スタンダードプラン:98,000円
・カスタムプラン:150,000円
・カスタム設置プラン:200,000円
※1施設10ショップまでの基本料金です。1ショップ追加につきスタンダードで800円、上位の2つは490円の加算があります。カスタム設置プランの初期費用はご相談となっており、他のプランは9,800円です。(2021年10月30日現在)
・導入サポートやカスタマイズなどのオプションは別途見積もりとなっています。
※金額はすべて税込です。

▼「OTORIOKI」公式サイト
https://pr.otorioki.net/

店舗受け取りシステム参加店舗は増加中

店舗受け取りシステムには、配送されてくる商品の受け取り場所として店舗を指定するシステムや、店頭販売限定の商品をネットで宣伝して予約を受け付けるシステムがあります。さらに、取り置き対応のシステムもあり、店舗の営業形態に合わせた選択が可能です。

どのシステムでも店舗側と利用客の双方にメリットが大きいことから、参加店舗は増加しており、近い将来には「ネットで注文・お店で受け取り」が当たり前になるかもしれません。お客様第一主義を掲げる店舗にとって、一度は検討してみたいシステムだといえるでしょう。

浅川仁

会社員時代はITソリューション系商社で営業職・企画職に従事。セキュリティ関連企業の営業中間管理職なども経験。旧司法試験が終了する前に記念受験するなど、法律好きだったりもする。ネットの可能性に目覚めたことから、その一環としてWebライティングを探求中。

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