時間単位で受付ができる予約システム5選! レンタルスペースや会議室の貸し出しに
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レンタルスペースや会議室の貸し出しには、時間単位で受付ができる予約システムが適しています。この記事では、時間単位で使える予約システムとはどのようなものなのか、その特徴や活用例、導入メリットなどを解説します。時間単位の予約機能を搭載したおすすめの予約システムも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事は、「予約の知見」と「サービスの現場」を共創し、そこに眠る価値を発見・創造していく、日本で唯一の予約研究機関【予約ラボ】が監修を行っています
- レンタルスペースや会議室には時間単位の予約システムを
- 時間単位の予約システムの活用シーン
- 時間単位の予約システムを導入するメリット
- 時間単位の予約システムでできること
- 予約システムの基本機能一覧
- 時間単位の受付ができる予約システム5選
- 時間単位の予約システムを選ぶ際の注意点
- デモサイトで予約システムの機能や使用感をチェック
- 予約システムの導入で時間単位の予約管理が楽になる
目次
レンタルスペースや会議室には時間単位の予約システムを
予約システムには様々なタイプがありますが、レンタルスペースや会議室の貸し出しには、時間単位で予約受付ができるものが適しています。
具体例を挙げると、上の画像のようなタイプがそれにあたり、予約画面から、部屋の種類や利用日時、使用時間を選択して予約を行うことができます。部屋ごとや、日・週・月単位で予約カレンダーを切り替えられるので、空いている日や時間帯がひと目で分かります。この機能があることで、レンタルスペース運営側は予約状況の把握が容易になり、利用者側は予約を入れやすくなります。
時間単位の予約システムの導入によって、予約管理の効率化やレンタルスペースの稼働率アップが期待できます。
時間単位の予約システムの活用シーン
時間単位で受付できる予約システムは、実際にどのようなシーンで利用されているのでしょうか。代表的な事例を以下にまとめました。
- 貸し会議室
- レンタルルーム
- シェアオフィス
- コワーキングスペース
- レンタルスタジオ
- ホール
- 展示会、イベント会場
- パーキング、駐車場
近年、このようなレンタルサービスは、ビジネスシーンだけでなく、個人や少人数でも気軽に利用されるようになりました。需要の高まりを受けて、施設の管理運営に予約システムを導入する企業が増えてきています。
時間単位の予約システムを導入するメリット
予約システムの導入には、以下のようなメリットがあります。
- 予約業務の効率化
- 業務コストの削減
- 予約ミスの防止
- 稼働率アップ
予約システムの導入による大きなメリットは、予約業務の効率化です。予約受付からリマインドメールの配信まですべてシステムが自動で対応するため、予約業務にかかる人的コストを大幅に削減できます。予約の入れ間違いやダブルブッキングといった予約ミスも防げます。
また、オンラインで常時予約ができるため、予約の取りこぼしがなくなります。レンタルスペースの稼働率アップも期待できるでしょう。
特に時間単位での予約管理は、煩雑化しやすい傾向にあります。「予約対応に時間を取られて、通常業務が滞る」「ダブルブッキングが発生してトラブルになる」といった課題も、予約システムの導入で解決が可能です。
時間単位の予約システムでできること
時間単位で受付できる予約システムの主な特長を紹介します。
予約時間の単位を自由に決められる
施設やメニューの予約時間(利用時間)の単位を自由に設定できます。設定ルールは予約システムによって異なり、5分単位の細かい時間で設定できるタイプや、「30分、60分、120分」とあらかじめ決められた時間の単位から選択するタイプがあります。
施設ごとに予約条件を設定できる
各部屋や用途ごとに予約条件を設定できます。例えば、「Aルームは15分単位での貸し出し」「Bルームは30分単位での貸し出し」というような条件です。また、「ミーティング利用は30分単位」「会議利用は60分単位」など、用途ごとに予約時間の条件を変更することも可能です。
平日や土日で営業時間の設定を変えられる
予約可能な時間帯を、曜日ごと、日にち指定で設定できます。休日設定や予約不可時間帯の設定なども可能です。施設の営業日や営業時間に応じた設定ができます。
予約カレンダーの切り替え表示が可能
予約カレンダーを1日単位・1週間単位・1ヶ月単位で切り替えて表示できます。施設や部屋ごとの切り替え表示も可能です。予約状況や空いている時間帯がひと目で分かります。
予約システムの基本機能一覧
予約システムの基本的な機能を紹介します。一般的な予約システムに搭載されている主な機能は以下の通りです。
- オンラインでの予約受付・変更・キャンセル
- 予約完了メールやリマインドメールの自動配信
- オンライン事前決済
- キャンセル待ち
- 顧客情報のデータベース化
これだけでも充分な機能に感じられますが、選択するサービスやプランによっては、より高度な機能が利用できます。例えば、同時間帯の重複予約を防止する機能や、管理者の承認を経て予約確定とする仮予約機能は、レンタルスペースの予約管理に役立ちます。
予約システムの搭載機能はサービスによって様々です。予約システムを検討する際は、どのような機能があり、具体的に何ができるのかを、しっかりチェックしましょう。
時間単位の受付ができる予約システム5選
時間単位の予約機能を搭載したおすすめの予約システムを5つ紹介します。
ChoiceRESERVE
ChoiceRESERVEは、幅広い業界・業種で利用されている予約システムです。高度なセキュリティや安定稼働が求められる公共機関、業界大手への導入実績もあります。レンタルスペースや貸し会議室に特化した予約システムの提供も得意とするところです。
ChoiceRESERVEの特長として、豊富な機能と対応力の高さが挙げられます。丁寧なヒアリングで現状の課題を整理した上で、各ケースに最適な予約システムの提案を行っています。レンタルサービスに最適な予約カレンダーの実装、会員・非会員の予約管理、仮予約受付、Salesforce連携など、予約管理を効率化する多彩な機能が用意されています。
ChoiceRESERVEでは、サポート体制の充実にも力を入れており、導入時だけでなく運用後も様々な相談ができます。手厚いサポートが受けられる点も魅力です。
公式サイト:https://yoyaku-package.com/
STORES 予約
STORES 予約は、初期費用0円で無料から始められる予約システムです。スタンダードなプランだけでなく、無料で使えるフリープランや小規模な事業向けのプランが用意されています。無料プランでも、クレジットカード事前決済や予約時アンケートなどの機能が利用できるので、条件が合えばコストをかけずに活用できます。
STORES 予約では、施設やメニューの利用時間を設定する際、5分単位での時間設定が可能です。10分や25分など短い時間での予約も受け付けることができます。また、「会議室の貸し出し終了後、10分のインターバルを設ける」など、掃除や次の準備のための時間を考慮した設定にも対応しています。
公式サイト:https://stores.jp/reserve
Airリザーブ
Airリザーブは、株式会社リクルートが提供する予約システムです。決済サービスのAirペイや、POSレジアプリのAirレジと顧客情報を連携できます。料金プランは、フリー、ベーシック、プレミアムの3種類で、定額制を採用しています。
Airリザーブには、「自由受付タイプ」と「事前設定タイプ」の2つの予約方式があり、利用時にどちらか一方を選択します。
自由受付タイプは、運営側が設定した営業時間帯の中から、好きな時間に予約を入れてもらう予約方式です。例えば、「30分単位で予約受付が可能」「最小利用時間は60分、最大利用時間は180分」など、利用条件を設定して受付ができます。レンタルスペースや貸し会議室などの予約に適しています。
一方、事前設定タイプは、運営側があらかじめ設定した予約枠に、利用者が予約を入れる予約方式です。人数制限のあるイベントやスクールの予約などに利用できます。
公式サイト:https://airregi.jp/reserve/
RESERVA Reservation
RESERVA Reservationは、個人事業主から大企業まで幅広いビジネスシーンで利用されている予約システムです。無料プランを含めた6つの料金プランがあり、レンタルスペースや貸し会議室の規模に合わせて選ぶことができます。低料金のプランも複数あるので、コストを抑えたい場合や、個人または小規模な事業での利用にもおすすめです。
RESERVA Reservationでは、部屋やメニューごとに複数の料金形態を設定できます。曜日や時間帯で単価設定を変更したり、年末年始など特定の日にちのみ特別料金を設定するなど、柔軟な対応が可能です。なお、料金形態を一覧化して予約ページに表示できるので、利用者は料金の仕組みをスムーズに把握できます。
公式サイト:https://reserva.be/
SelectType
SelectTypeは、用途に応じてカスタマイズできる予約システムです。大きな特徴は、テンプレートを利用して簡単に予約システムを作成できることです。170種類以上のテンプレートから用途に合ったものを選択し、テキストやデザインを調整するだけで予約システムが完成します。レンタルスペースや貸し会議室、フォトスタジオ、コワーキングスペースなど、様々なレンタルサービスのテンプレートが用意されています。
SelectTypeでは、15分、30分、60分、120分、240分単位での予約受付が可能です。設定画面で時間の単位を選択すると、予約カレンダーに自動で反映されます。設定方法も使い方もシンプルなので、初めての利用でもスムーズに導入できるでしょう。
公式サイト:https://select-type.com/
時間単位の予約システムを選ぶ際の注意点
時間単位で使える予約システムといっても、設定可能な時間の単位は各システムで異なります。5分単位で設定が可能なもの、「30分、60分、120分」などあらかじめ決められた時間の単位から選択するものなど様々です。設定方法について確認を行い、自社の運用ルールを反映できる予約システムを選ぶことが大切です。
また、レンタルスペースや貸し会議室で予約システムを利用する場合は、事前決済機能や予約時のアンケート機能があると便利です。オンラインで予約と同時に決済を行うことで、当日の受付手続きがスムーズになります。また、予約時にアンケートを実施すれば、事前に備品やレイアウトの要望を確認することができます。
時間貸しのレンタルサービスにおいて、「受付に手間取ってお客様を待たせてしまう」「準備が間に合わず次のお客様の入室が遅れてしまう」といった出来事は、あってはならないことです。便利な機能に注目して、現状の課題を解決できる予約システムを選びましょう。
デモサイトで予約システムの機能や使用感をチェック
一部の予約システムは、公式サイト上でデモサイトを公開しています。デモサイトは予約システムの比較検討に役立ちます。ちなみにデモサイトとは、ユーザー視点で予約が体験できる仮の予約サイトのことです。予約画面の見やすさや操作のしやすさなど、実際の使用感を確かめることができます。各予約システムの特徴や使用イメージが掴めるので、ぜひ活用してみてください。
予約システムの導入で時間単位の予約管理が楽になる
この記事では、時間単位で受付ができる予約システムについて紹介しました。時間単位での予約が必要なサービスでは、受付や管理に手間がかかり、ミスも起こりやすくなります。予約システムを導入すれば、受付管理をシステムで自動化できるため、このような問題を解決に導くことができます。予約システムは、予約管理の効率化に有用なツールです。ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。予約システムのなかには、公式サイト上で構築システムのデモサイトを利用できるものもありますので(例:「ChoiceRESERVE」)、事前にチェックしておきましょう。
タイルなど、様々なジャンルで執筆を担当。分かりやすく、役に立つ記事作りをモットーとしている。