2020/05/25

年齢層によりお店の認知度は異なる!

予約ラボでは、2019年11月から12月にかけて全国の20代から60代の男⼥を対象に「テイクアウトと事前注文に関する調査」を実施いたしました。今回の記事では、お店の認知度と利用頻度を年齢別に集計し、実際のマーケティングに活かせそうなデータを深堀してみます。

今後人々の生活スタイルに大きな変化が予測される中、ローカルマーケティングを考える時のご参考にしていたければ幸いです。

年齢層によりお店の認知度は異なる!

近所のお店の認知度図1は、生活圏の中にある店舗の認知調査を年齢別に示したアンケート結果です。
「ほとんど知っている」と答えた人が全年齢で48%となりましたが、このうち60代女性は65%と平均値を上回っています。一方で20代女性の結果を見ると「ほとんど知っている」と答えた人の割合が最も低く37%となっているのが特徴的でした。

また、男性は比較的高い年齢層においても近隣店舗認知度の変化はあまり見られませんが、女性は年齢を重ねるごとに、お店への認知度が高まる傾向にあることがわかりました。

近所のお店の利用頻度一方で、実際の店舗利用経験の有無を表したものが図2です。

「ほとんどのお店を利用したことがある」と答えた人は全体の21%で、年齢ごとの差異はあまり見られませんでしたが、前述の認知度調査と比較すると若者層ほど実際の店舗を利用する傾向が見られます。

つまり若者層には「お店を知っていれば利用する」傾向が見られ、60代女性においては「知っているが利用につながっていない」傾向が顕著に見られます。

今回の調査では、業態や地域属性は調査対象に入っておりませんが、総じて「認知度を高めるマーケティングを若者対象に行うことで潜在的な購買力を狙っていける」「中高年齢層の女性に対しては、年齢にあった商品サービス展開を訴求することで休眠客の掘り起こしにつながる」といった仮説は成り立つのではないでしょうか?

モバイルオーダーの認知度はまだまだ?


続いて図3は「事前注文」や「テイクアウト」の利用経験の調査結果になります。男女ともに40代の利用経験が他の年齢層に比べて低めとなっています。


また、一方で「モバイルオーダーの認知度」を表す図4では40代男性が突出して高い値となっており、モバイルオーダーという言葉を認知しているものの利用には至っていない傾向が見られます。

ラボメンバーより

「生活圏における認知度とその利用経験の相関関係をどう読み取るか」という点にローカルマーケティングの奥深さを感じました。

総じて9割の方が数店舗は知っていて、かつ限られたお店を数店舗利用していることになります。

顧客が流動していないと言い切るにはデータが不足していますが、少なくとも店舗経営者やマーケティング担当者は「自社店舗の認知度が対象となる消費者数の半分以下であること」を前提とすべきでしょう。そのうえで新たな顧客を獲得するためには、年齢に応じたマーケティング施策を打ち出していくことが重要なのではないでしょうか?

高士加藤
加藤 高士

様々な企業へCRMの導入支援を経て2012年4月株式会社ビジネス・アライアンスを設立。20年以上にわたり企業へマーケティング活動の支援を行う。マーケティングの視点から、予約ラボを通じて予約の可能性について研究を行う。

予約ラボでは、共同研究や予約に関する調査を行っています。

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