イベントの過ごし方に関する調査~毎年決まった過ごし方をするイベント最多は正月~
調査
INDEX
今回は、毎年決まった過ごし方をしているイベントがあるのか調査をおこないました。
対象のイベントは以下の10イベントで、質問内容は「あなたは以下の年間イベントの中から、毎年決まった過ごし方をしているイベントはありますか?(※複数選択あり)」としました。
年齢や性別、イベントなどによってイベントの過ごし方の傾向が異なるのかを検証します。
<対象イベント>
正月、節分、バレンタインデー、ひなまつり、こどもの日、母の日、父の日、ハロウィン、クリスマス、大晦日、(特にない)、(その他)
- <調査方法>
- ・調査期間:2023年02月27日(月)~3月6日(月)・調査対象:20代から60代以上の男女・調査方法:インターネットアンケートによる調査・サンプル数:539人
目次
毎年決まった過ごし方をするイベント1位は正月
年間イベントのうち、毎年決まった過ごし方をしているイベントはあるかについては、1位が正月で約54.9%、2位が大晦日で約42.3%となりました。3位はクリスマスで約29.1%となっています。
逆にひなまつりやこどもの日、ハロウィンなどは10%未満で、過ごし方を決めている人の割合が低い傾向がありました。
決まった過ごし方をするイベントが特にない人は全体の約3割
いっぽう、決まった過ごし方をするイベントが「特にない」と答えた人の割合は、全体の約33.2%となっています。
年代別の傾向は、40代が約40.7%と最も高く、60代以上が約24.5%で最も低いという結果になりました。
区分すると、30代・40代・50代のミドル世代が4割前後と高い層となっており、20代・60代以上はいずれも25%以下で低い層となっています。
イベント時に決まった過ごし方をする割合は女性が高い傾向
全体を通して、イベント時に過ごし方が決まっている人の割合を「特にない」という答えを除いて男女別に見ると、男性が約16.7%、女性が約25.1%と、女性のほうが少し高い傾向が見られました。
年代別・男女別のイベントの過ごし方の傾向について
続いて、それぞれのイベントの過ごし方について、年代別、男女別の傾向を見ていきたいと思います。
正月に決まった過ごし方をする割合は60歳以上が最多で40代が最少
まず、決まった過ごし方をする割合が高い正月では、60歳以上が最多で約72.5%となっています。逆に最少は40代で約46.3%、次に少ないのが20代で約49.1%といずれも半数以下となり、最も年代別の差が大きくなっていました。
2位の大晦日は60代以上が最多で約56.9%、こちらも40代が最少で約35.2%でした。正月と大晦日は、いずれも過ごし方が決まっている割合は60代以上が最多で40代が最少、2番目に低い世代が20代という共通点が見られました。
正月と大晦日の過ごし方が決まっている割合は、50代・60代以上が比較的高いですが、逆にその他のイベントでは、20代・30代が高く、50代・60代以上などの高年層ほど低い傾向が見られます。
正月や大晦日(年末年始)、クリスマスなどの主要イベントは過ごし方が決まっている割合が高いですが、このうちクリスマスは、男性が約20.3%だったのに対し、女性は約37.7%と最も男女差が開いていました。
また、ハロウィンの過ごし方が決まっている割合は、男性に関しては若年層ほど高く、50代以上は0%となっています。50代は男女ともにこどもの日の過ごし方が決まっている割合も低くなっています。
まとめ
今回は、さまざまなイベントにおいて、恒例的に決まった過ごし方をしている人がどの程度いるのかについて調査し、またその傾向が世代や性別によって異なるのかについて調べてみました。
結果としては、正月や大晦日は60代以上が決まった過ごし方をしている割合が高く、40代以下は低い傾向が見られました。逆に、その他のイベントでは、20代・30代などの若年層ほど過ごし方が決まっている割合が高く、高年層ほど低くなるという特徴がありました。
今後もイベントの過ごし方をはじめ、イベント時に購入する商品などについても調べていきたいと思います。