来館前にチェックしておきたい!都内防災館・博物館の予約制体験ツアー
トレンド
前回の記事では、都内の博物館の予約制についてご報告させていただきました。
今回は、来館そのものの予約ではなく、そこで開催されている予約型体験ツアーについてご紹介します。
▼関連記事
事前予約制を導入する都内の博物館の受付方法、人数制限、オペレーションを調査<2022年8月>
https://yoyakulab.net/research/museum_advancereservation/
前回の調査によって、館内での見学や体験に対してのみ予約制となっているケースもあることが分かっています。夏休みという時期でもあり、博物館のほか、東京消防庁が運営する防災館(都民防災教育センター)などにおいても、お子さま向けの体験ツアーを企画としておこなっていることが多いようです。
池袋防災館 防災体験ツアー
出典:https://tokyo-bskan.jp/bskan/ikebukuro/
池袋防災館では、地震体験や応急手当講習といった、館内で開催される防災体験ツアーなどが利用日の5日前までウェブ上で予約(4日前以降は電話予約のみ)できます。マイページ登録の上、申し込むと仮予約として受付され、施設にて予約内容や当日の来館状況などを確認し承認後、予約が確定し、マイページにて通知されます。
立川防災館 各防災体験コーナー
出典:https://tokyo-bskan.jp/bskan/tachikawa/
立川防災館でも、池袋防災館と同様に、ウェブ上のマイページから体験ツアーなどの予約が受付されています。各体験コーナーの最大利用者数は15名となっており、自治体・事業所・学校などのほか、個人でも10名以上の場合は予約が必須となります。
予約可能期間は、利用日の5か月前から7日前までとなっており、電話の場合は、電話予約後、利用日の2週間前までに「利用確認書」を、持参、郵送、FAX送信いずれかの方法で提出しなければならないとされています。
本所防災館 防災体験ツアー
出典:https://tokyo-bskan.jp/bskan/honjo/
本所防災館でも、上記の2館と同じくウェブ上のマイページから体験ツアーなどの予約が受付されています。こちらの防災館ではVRによる防災体験コースがあり、そちらも予約が可能です。こちらも池袋防災館と同様に、利用日5日前まではウェブ予約ができますが、4日以内に利用する場合は電話のみの予約となります。ウェブ予約時点では仮予約となり、予約が確定次第マイページにて通知されます。
印刷博物館 工房見学ツアー
出典:https://www.e-tix.jp/printingworkshop/
東京文京区にある、凸版印刷が運営する印刷博物館では、地下1階印刷工房の工場見学ツアーや活版印刷体験などのワークショップのウェブ予約が可能です。カレンダーから空き枠のある日付を選択すると、プルダウンで空き時間状況が表示されるようになるので希望の利用時間を指定して予約できます。利用当日は、申込完了後に自動送信される予約確認メールにあるQRコードを提示して入場します。
紙の博物館 紙すき体験
東京都北区で製紙関連の会社を中心に公益財団法人として運営される紙の博物館。こちらでは、展示解説(※調査時点では休止中)や紙すき体験などの団体予約が可能です。予約フォームより団体名や来館日時、天候による中止の可能性、人数、下見の希望有無などを入力して申し込むと自動返信メールが届きます。その後、施設の担当者より内容確認の電話があり予約確定となります。
まとめ
このように、施設への入場予約が実施されていない場合でも、施設におけるイベントなどが予約制となっているケースもあります。特に、こういった体験ツアーは参加者数に限りがあるため、今後も予約制導入の拡大が見込まれます。